■慶良間諸島・阿嘉島

本 数36〜40本目
日 程96.12.19〜96.12.22
内 容ファンダイビング
場 所5ボート:アダン下、クバ西、ウナン崎、クバ南、ニシ浜
透明度10〜20m
水 温22〜24℃ ドライスーツ
見た魚ケラマハナダイ、キンギョハナダイ、トゲチョウチョウウオ、チョウハン、フエヤッコダイ、カスミチョウチョウウオ、レモンスズメダイ、シコクスズメダイ、デバスズメダイ、フタスジリュウキュウスズメダイ、ミスジリュウキュウスズメダイ、ミツボシクロスズメダイ、クマノミ、カクレクマノミ、ハマクマノミ、ハナビラクマノミ、ヤマブキベラ、クギベラ、シマタレクチベラ、ハナミノカサゴ、ブダイ、キイロハギ、ナンヨウハギ、ヒフキアイゴ、クマドリ、テングカワハギ、オジサン、ハタタテハゼ、クロユリハゼ、メガネゴンベ、リュウキュウハタンポ、アカマツカサ、オトヒメエビ、サラサエビ、イソギンチャクカクレエビ、イセエビ、等


12/19(木)、5:40自宅を出て、8:15羽田発のJAL901便で、11:00那覇に到着する。第2ターミナルへ移動し、昼食にソーキソバを食べ、RAC(琉球エアコミュータ)に乗換える。10人乗りの小型飛行機で、バランスを取るため体重測定をし、10kg以上の荷物については\140/1kgの追加料金がかかり、14kg分の1,960円を払う。ビールケースのタラップで軽ワゴン車のような機体に乗り込み、12:30離陸する。窓の外20〜30cmの所をプロペラがブンブン回っていて結構恐い。天気がよく、エメラルドグリーンのリーフなど景色は素晴らしい。フライトは安定してるが、着陸の瞬間は機体が左右にヒョイヒョイと揺れてスリリングである。わずか15分で慶良間空港に無事着陸、ホッとする。港に移動し、マリンバス(小船510円)に乗換え、13:00阿嘉島に到着した。人口288人('95/12現在)の小さな島である。早速仕度して、オプションの1本目に出かける。

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テングカワハギ
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ニシ浜の根
(潜ルンです+接近大)
最初、外海に向かったが、北東の風の影響でうねりが強いためポイントを変え、安慶名敷島の風下に位置するアダン下に、14:45-15:30潜る。比較的穏やかなポイントで、チョウチョウウオ類や、スズメダイ類など、大物はいないが、魚の種類と数はとても多い。やはり、カラフルな魚、白い砂地、高い透明度、さすが沖縄の海である。ただ、サンゴの残骸が目立つのが気になった。ダイビングボートがアンカーをボンボン投げ込むせいなのだろうか。

宿は港から歩いて3分の民宿クバ。部屋は洋室で、無料TVと100円エアコン付き。比較的きれいであるが、壁が薄く隣の部屋の物音がよく聞こえてしまう。この時期、晴れていれば昼間はTシャツで十分だが、さすがに夜は冷え込む。食事は特に沖縄風という訳でなく、普通の和食。風呂はなく、共同シャワーのみ。19:30からショップの2階でログ付けをする。潜ってる時、ガイドが回したビデオを皆で観賞する。見た魚がちゃんと分かるし、無様に泳ぐ自分の姿が見られるのは有り難い。ビデオは、3,800円でテロップを付けてダビングしてくれるシステムになっている(買えとは一言も言われなかった)。ちなみにここでの飲み食いは有料である。

12/20(金)、8:00朝食、9:30歩いて港に向かい、9:58-10:34クバ西で潜る。やや流れがあって、フィンを蹴っても蹴っても、なかなか進まず、非常に疲れる。途中、根の上に出た時、流れにあおられ、ドライスーツの足にエアがたまって鯉のぼり状態になってしまう。こういう時こそ、フットバルブがあれば役立つんだろうなと思いつつ、ガイドに引きずり下ろされ、ウエイトをもらい体勢を立て直したが、とにかく疲れた一本だった。一旦、宿に昼食に戻り、休憩後、14:18-14:59ウナン崎で潜る。亀裂や洞窟があってダイナミックな地形である。洞窟は1人がやっと通れる狭さで、途中真っ暗になり、シューハーという息遣いだけが響き、結構気味が悪い。横穴の奥には伊勢エビがいたが、奥に行って見ようという気にはならない。後でビデオで見たら、出口では皆、早足になっていた。他にも、ハタタテハゼがあちこちで見られた。

12/21(土)、9:53-10:32、クバ南で潜る。アーチや洞窟、亀裂があり、ダイナミックな地形。アーチ下や洞窟にはリュウキュウハタンポが群れ、シルエットが美しい。帰る途中、子ガメに遭遇したが、人を恐れてか、そばに来ることなくス〜ッと行ってしまった。2本目は、14:12-15:14ニシ浜で潜る。よく知られたポイントで、最大水深は5.6mと浅い。太陽光の差込むきれいな白い砂地の根を、気ままに探索する。エダサンゴにびっしり群れるデバスズメ、至る所にいるクマノミたちなど、飽きることがない。62分潜っても残圧はまだ80あった。ウエットの人はさすがに寒そうだったが、もっとゆっくりしていたい位だった。

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首里城
12/22(日)、10:25高速艇のクイーンザマミ(30m150人乗)で阿嘉島を立ち、11:20沖縄本島の泊港へと到着する。帰りの飛行機は最終便の為、タクシー(1,100円)で那覇空港に向かい、手荷物を預け、観光に出かける。空港から路線バス(190円)に乗り、30分程で首里城(入場800円)へと着く。沖縄の青い空に、朱色の正殿がよく映える。内部には、琉球王朝の文化遺産が展示されていて、崇高な気分にしばしひたる。

次に玉泉洞に向かう。直行のバスはない為、玉泉洞行きのバスが出てるバスターミナルに一旦戻る。しかし、観光ガイドにあった通り、国際通りが大変な混雑で時間の余裕がなくなってしまった。そのため途中下車して店をブラブラと見て回る。市場では、お馴染みのブタの顔や足を売っている。見た目もそうだが、臭いもちょっと気持ち悪いものである。土産物などを物色し、路線バス(190円)で空港に向かう。しかし、沖縄のタクシーの客引きは、露骨で強引で、嫌になってしまう。

空港に早く着き過ぎてしまい、屋上(有料50円)で飛行機の離発着を眺めて時間を潰す。19:35、JAL908便で那覇を発つ。気流の関係で30分程早く着いたのだが、着陸の順番待ちのため東京湾の上を何度も旋回し、結局定刻の21:45羽田に到着し、23:30帰宅した。

かかった費用は、ボストン航空のツアーで、3泊4日4ボート94,500円、1ボート追加5,300円、昼2食1,220円だった。ケラマはとても人気の高いスポットで、リピータも多いというが、今度は夏のベストシーズンにまた行ってみたいものである。

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