鯉釣りを紹介するサイトLightBlue

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鯉釣り釣行記No.89

予想より早く鯉、産卵を意識か

釣行概要

  • 時間帯:10~17時
  • 釣り場:河川
  • ロッド:SHIMANO アビリオスペシメン 12ft 3lb
  • リール:SHIMANO ELF4000
  • 仕掛け:ヘアーリグ一本針仕掛け
  • 釣り餌:ダイワ メインライン ハイインパクト カープベイツ(IBエッセンシャル)、ダンゴ餌(大ごい:チヌベスト=1:4、それに白チヌSP・コーンダンゴチヌ・チヌにこれだ!を少量)
  • 釣 果:82cm筆頭に70cm台3尾
鯉82cm
釣れる鯉は産卵に備えて餌を積極的に食べ始めているのか、お腹がよく太っていた。

釣行内容

日が長くなり、寒も緩み始めた3月初旬。今年初めての鯉釣りへ。天気予報では最高気温は15度で、風も弱く、小春日和となりそうだ。

10時すぎに釣り場へ到着。フィールドは地元の河川で、産卵のために遡上する支流の合流点から少し下流を狙うことにした。ポイントを選んだ理由は、3月上旬なので、まだ鯉は産卵を強く意識していないだろうと、予想したからだ。冬寄りのポイントではあるが、水温上昇に伴い上流を意識し始めた食い気のある鯉を迎え撃つ作戦だ。釣り場は砂地で、基本的には手前から対岸に向けて徐々に深くなっていく地形だ。しかし、一部だけ岸から30mほどの水深1.8mラインに平地を発見した。平らになっている場所は幅3mほどでそこをメインのポイントとし、さらに季節的にまだ浅場に来ることは少ないと判断して、平地部分の一段下の水深2.1mラインをサブのポイントとした。水温は11度。水温が2ケタあることは心強いが、鯉の姿やモジリは確認できない。仕掛けはいつも通り、ヘアーリグ一本針仕掛け。水温が高いとは言えないので、いつもより撒き餌は少な目で、11時15分に釣りスタート。

12時20分、陽も高くなり暖かくなってきた。竿に変化はない。暇なので散策していると、釣り場の上流浅場で鯉の群れを発見した。思った以上に鯉はすでに移動し始めているのか、釣り座を変更する可能性もあるので、一掴みボイリーを撒いておく。12時55分、メインポイントへ打った竿に待望のアタリ。しかし、ノロノロと糸を出して、餌を離す冬らしいアタリでヒットはせず。13時15分、打ち直し。反応がなかったサブのポイントへ打った竿を回収し、鯉の群れを目撃した浅場へ仕掛けを投入。釣り座から離れていたので、竿を手持ちでアタリを待つ。メインポイントの竿は、バイトアラームがアタリを知らせてくれるはずだ。14時、アタリはない。渋々メインポイントの竿を見に行くと、リールに糸が一巻きしか残っていない状態だった。急いで巻き上げるも、すでに根に入らていた。痛恨のバラシ。どうやらセンサーの電波が届かなかった距離のようだ。二兎を追う者は一兎をも得ず、とはまさにこのこと。

14時30分、アタリの少ない時期のミスは手痛い。もう警戒されてダメかもしれないと思いつつ、当初のポイントに絞って仕切り直す。15時、予想に反して反応は早かった。メインポイントに71cm、今年初鯉は体高のあるがっしりした鯉だった。ここからは快調だった。15時50分に72cmを追加。そして、16時45分には今日一番の82cmを釣り上げた。17時で切り上げるつもりだったが、撒き餌を打ってもアタリに間が空かなかったので鯉は寄っていると判断し、延長戦で仕掛けを投げ込むと案の定、17時10分に70cm台の鯉が掛かり、終了とした(釣果は全てメインのポイント)。

バラシたときはどうなるかと思ったが、午後から良いリズムで釣ることができた。しかし、アベレージが中心の釣果だったこと、また昼頃に支流合流付近で鯉の群れを見たことから、自分の予想より鯉が上流へ移動し始めている可能性がある。3月上旬で水温11度にも関らず鯉はすでに産卵を意識しているのかもしれない。例年より早く、春の鯉釣りシーズンに向けて活動したほうが今年は良さそうだ。