仕掛けを固定するだけではない
鯉のぶっこみ釣りで使用するオモリ
10号以上のオモリを使用する
オモリは、仕掛けに自重を持たせることで定位置に固定したり、沈降速度を速めたりします。加えて、鯉のぶっこみ釣りではもう一つ重要な役割があります。
鯉釣りのフィールドは、止水域や流れの緩やかな河川なので、仕掛けを固定するだけならば重いオモリは不要です。しかし、鯉のぶっこみ釣りでは、10〜30号(※1)の重いオモリを使用します。ぶっこみ釣りでのオモリの役割は、向こうアワセを完了させることも担っているからです。ぶっこみ釣りは釣り人がアワセを行う必要はなく、オモリの重さでフッキングするようになっています。そのため、軽いオモリでは針掛かりが浅く、バラシの原因になります。しかしながら、釣り糸には水圧が掛かっているので、5号や8号でも鯉は掛かります。手前のポイントなら10号未満でも構いませんが、オモリが軽いとキャスト時に飛距離が伸びませんし、少しの流れで仕掛けが動いてしまうので、10号以上のオモリが望ましいです。
以上のことから、ぶっこみ釣りでは重いオモリを使用してください。鯉のポイントはほぼ平坦なので、形状等は問いません。
※1:1号=1匁=3.75g