ボイリーを安上がりに
ボイリーの作り方
ボイリーを自作
近年、ヨーロピアンスタイルの鯉釣りが普及するにつれ、餌はボイリーが主流となってきました。ボイリーは、ヘアーリグと組み合わせることで、鯉のみを効率良く、釣り上げることができます。
しかし、ボイリーはまだ手に入りにくい餌です。釣具店にあるケースは少なく、基本的にはネット購入になります。また、良い素材を使用しているので仕方ないですが、高価です。2000〜3000円/kgはします。
そこで提案するのが、自作です。ボイリーを自作するには、手間が掛かります。市販のほうが時短になりますし、質も良いので、基本的には市販品の購入をお勧めします。しかし、学生さんなど、お金を掛けたくない、またクレジットカードをまだ持っていない方もいると思います。
私も大学生のときは自作ボイリーで鯉釣りを楽しんでいました。自作ボイリーで、気軽にヨーロピアンスタイルの鯉釣りを楽しみましょう。
ボイリーの材料
ボイリーを本格的に作るには、専用の道具や材料が必要となります。しかし、それらはまだ日本では手に入りにくいです。そこで、ここでは近所のコンビニやスーパーで材料が揃い、特殊な道具も使用しない簡単なボイリーの作り方を紹介しています。最小限のボイリーですので、市販のボイリーよりは劣りますが、ちゃんと釣れます。
まず材料ですが、小麦粉(本物のボイリーではセモリナ粉を使用。輸入雑貨店やスーパーに時々あります。)、コーン、大豆、ジャム、卵2個、オリーブオイル大さじ2です。ここではカシスジャムを使用していますが、ジャムは味付け兼エッセンスの役割を果たしており、オレンジジャムやイチゴジャムでも構いませんし、ハチミツなどを少々加えても良いと思います(他にシーフード系の味付けがありますが、調理時の臭いがかなりカオスなのでお勧めしません)。オリーブオイルは脂質の供給、卵はタンパク質の供給と、生地を繋ぐ役割があります。小麦粉、コーン、大豆は生地のベースです。海外ではベースミックスというものがあり、それに卵、エッセンスを加え、茹でるだけでボイリーが完成するのですが、残念ながら日本では手に入りづらい品です。そこで私なりベースミックスは何だろうと考えた内容が小麦粉、コーン、大豆の組み合わせです(実際のベースミックスの内容を確認したところ大体合っていました)。小麦粉は生地を繋ぐ役割を、コーンはタンパク質を供給する役割を、大豆はタンパク質と脂質を供給する役割をはたしています。この3つの組み合わせで十分鯉が釣れるバランスの良い内容となっています。
最後に
このように、ボイリーを自作するのは大変です。しかし、自作のボイリーで鯉を釣り上げれば、感動もひとしおです。アレンジができる点も、面白いところです。ぜひ挑戦してみてください。