2 道具を手に取る前に(この章では道具は使いません)
回路図をよく見て下さい。 回路図では黒以外の実線でかかれたところが主な改造場所を示しています。
LS139は電源やGNDを省略してあります。
また、回路図ではA15とA16をひとつずつしか書いてありませんが、実際には表に付けるSRAMと裏に付けるSRAMとで2本ずつ必要です。
三角印の上に10kと書いてある部分はその信号線(/CS(22))と5Vの間に10kオームの抵抗をつけることを意味しています。 表裏のSRAMでそれぞれ1本ずつ付けます。
本文で、/**と書いてある信号線は、回路図では**に上線がついているものです。
SRAMの/OEやLS139の/GやAはそれぞれ、図の左側に黒くかかれた信号/RD、/SLTSL、/RESETにつながっています。 これらの信号は図からも分かるようにMSXのスロットからメガROMコントローラにつながっており、どちらにつなげてもかまいません。
配線のコツとしては、ジャンパーは極力基板の裏側に通すとすっきりします。 表側のA15、A16、抵抗の3つ以外はすべて裏に配線しましょう。
図1 似非RAMディスクの回路図