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●01
2022122日予約注文終了しました。ご引き立て有り難うございました。    ヒカルランド社刊/¥1.800/税別
以降Amazonでご購入の場合、『Amazon窪田登司の本』で検索してお申し込みください。翌々日に配達されます。
書店にご注文の場合は1週間ほどかかります。2022年12月31日/ヒカルランド社
 
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予約注文した読者が友達に「特殊相対性理論が壊れた!」と言ったそうです。
 
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2023122日別の読者(書店でじかに手に取って読み、買ったそうです)からのメール:「・・・30の意味が分かった!0=0になって個の変数が消えて無くなる!」
 
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●02
202329日次のようなメールがきました。:「この§22を全部読みましたが、0=0という意味がどうしても分からないです。例えば次方程式 −25=0 ・・・(1)式を解きなさい、という問題が出たとしましょう。中学校の数学です。暗算で出来ますね。x=± です。この答えをに代入しますと、+5を代入してもになるし、−5を代入してもになり、正しい答えなら必ず 0=0 になります。      
 話を戻しますが、いま話題になっている30頁もt’=ct×縮み係数ですから、特殊相対性理論の基礎方程式
  (ct)=(vt)+(ct’)  ‥・・・(2)式
を解いたら、t’=ct×縮み係数となって、0=0 になっても良いのではないでしょうか。この辺を分かり易く教えてくださいませんか。」
 
窪田:いい質問ですね。数学の問題で検算する時よくやりますね。答えを問題に代入して合っていればになるので、ホッとします。僕も数学が好きだったので、よくやりました。ax+bx+c=0 を解きなさいって出て、解けたら必ずに入れてみてになるかどうか確かめたもんです。これが検算ですよね。
・・・世の中には『おかしな発想』というのがあります。アインシュタインがよくやる手です。この問題では、初めから答えが方程式の中に入っているんです。上の例(1)式で言うと の中に答えが入っているのです。
 からくも、あなたの質問の中に「t’=ct×縮み係数ですから」とありますね。それです。上記(2)式のt’ は初めから(ct×縮み係数)そのものなんです。だから計算したら(検算したら)、0=0となるんです。これって方程式ですよ。
0=0という方程式です。もう一度、上の例(1)式で言いますと「x=±です【t’=ct×縮み係数です】、次の方程式
−25=0 (ct)=(vt)+(ct’) を解きなさい」って言っているのと同じです。分かりましたか。初めから答えがあって「検算しなさい」と同じです。縮み係数というのはローレンツ因子の事です。
 
 こんなカラクリ方程式を100年以上、優秀な頭脳の科学者が抱えていたんです。なぜ、こうなってしまったのかを拙著の
29頁に、詳しく書いてあります。正男君のアタマが冴えている部分です。恵子ちゃんの、私へのするどい質問も参考になると思いますよ。この二人は非常にアタマがいい。147頁、E=mc2 の導出で、アインシュタインが上述したと同じような方法でやっているのを見抜いています。初めから「エネルギーと質量は等価である」と仮定して計算を始めているのです。
 
 メールの返事がきました。.Hさんが本名の人でした:「分かりました。ご丁寧にありがとうございました。
この§22のラストに答えが載っていますね。相対論というのは数学的な遊びで、物理学ではないと思うようになりました。
僕もこの手のカラクリを探しながら相対論の本を読んでみます。見つけたら報告します。工学部ですが、僕も大学2年生です。今後とも宜しくお願い致します。」
 
窪田:良かったですね。一歩も二歩も前進です。ただ勉強中に注意することは、相対論はアインシュタイン一人が作ったわけではなく、後々の “相対論物理学者” がアインシュタインの名を使って作り上げたものですので、とてもアインシュタインには理解出来ない高度な数学を使っています。それにハマるとワケが分からない迷路に入って行きます。だから「こんな近似計算を繰り返して正しい結論が得られるのか?」と一歩一歩吟味しながら突き進んでください。生意気な事を言って申し訳ない。私が40歳過ぎてから勉強した方法です。
 それから、もう一点、「一般相対性理論」には首を突っ込まない方がいい。専門としている学者に任しておけばいいです。この基礎方程式は絶対に解ける方程式ではなく、ニュートンの重力定数や光速度不変の原理などを織り込んだ摩訶不思議な理論で、パラメータを変えれば、どんなにでもなるモノです。アインシュタインの有名な言葉「宇宙項を付け加えたのは一生の不覚だった」。
 最近はCGでドーナッツ型を作り「これが宇宙の姿だ」とか、平面を描いて「これが宇宙を投影したものだ」(スティーブン・ホーキング博士)とか、ct軸を加えた次元の曲がった時空間を描いて「白色矮星のそばを通る後方の星の光線は曲がる」などCG表示して、一般相対性理論を「正しい理論」として宣伝していますが、これはこれでいいと思います。任せておけばいいです。こんな理論、世の中に何の悪影響もないですから。
 
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●03
 別の読者(2023年2月10日):「・・・途中略・・・とはいえ、100年以上、特殊相対性理論は実験や観測から正しい理論とされ、使われてきました。なのに、この期に及んで、と悩みます。この辺をどう解釈したらいいのでしょうか。」
 
窪田:お便りありがとうございました。答えは拙著161頁、図4−3−1です。観測領域では特殊相対性理論と、c−Vcosθは殆ど変わりないですね。そして私のカーブはリニアですが、特殊相対性理論では急激に指数関数的に無限大になっています。
この辺では大きな誤差が出ると思いますが、宇宙の大きさを特殊相対性理論からので計算しています。
 ちなみに私たちの天の川銀河内に赤方偏移の大きな恒星が何個も発見されています。特殊相対性理論ですと何十億光年にもなります。これを完全無視。そんな事で本当に正しい理論かな、という事です。
 
 ・・・このc−Vcosθにつきましては本著で至る所で説明してございます。もう一度丁寧にお読みください。
 導出が分からない場合は、私の知っている限り唯一のヒントが講談社のBLUE BACKS現代物理学小辞典/小野 周 監修
581頁に書いてあります。見て下さい。ただし、この本の発行は1993年で、私がc−Vcosθを発見したのは前年の1992年の春でしたから、この本を参考にしたのではありません。証拠は自伝の§16に書いてございます。
 また、メラー「相対性理論」(1963年/東京図書刊)に、チラッとc−Vcosθが載っていますが、当時のメラーは相対論をおびやかすほど重要な式だとは思いもよらない記述ですし、私もこの本から推察したのではありません。
 
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●04
c−Vcosθの証明」 鹿角雅治(札幌市在中の某病院医師)
 
 動く剛体上の光の往復実験(マイケルソン・モーリーの実験)で、剛体上の光源の真上にある鏡に光線が当たるためには、cosθV/cでなければなりません。すると、c’=c−Vcosθ=c−V(V/c)=c−V/c=(c−V)/c となります。
 これは、水平方向に往復した光線の、数学で言う “平均速度” と一致します。斜め上に飛んだ光線も、水平方向に飛んだ光線も、その相対速度は実験で一致していた(干渉縞が変化しない、もしくは微少だった)のですから、マイケルソン・モーリーの実験結果は当たり前の話です。
「ローレンツ短縮」や「光速度不変の原理」などの仮説を持ち出す必要はないのです。c−Vcosθでちゃんと説明がついています。2023.09.21)
 
窪田:まさに岡目八目ですね。ありがとうございました。相対光速度 c−Vcosθ と数学の “平均速度” とは異なる概念ですから、数学でこの式を証明したというのは鹿角先生が世界初です。もともとこの “相対光速度” というのは私が付けた名称ですので、現在は物理学にも数学にもありません。「を基準系にとり、これに運動系 ベクトルを投影すれば二つの座標が繋がる」というところから発見した式です。これは V と θ が任意の値で成り立ちます
 真の光速度 c が変化したのではなく運動系では “見かけ上、そうなっている” という意味ですから、将来どういう名称になるか分かりません。“相対光速度” という名称は現在は反発を食らっています。“光速度不変の原理” から分かるように相対論では光速度は絶対的な値ですので “relative” という言葉を使う事自体で私に対して反感を持つのでしょう。
 この式でブラッドリーが「観測から得た光行差の式を理論的に証明できた」ので、あくまでも “見かけ上の光速度” ですが、英訳が難しい。
 アインシュタインは等速直線運動では(c+V)は c になるとか、(c−V)も c になるとか、V を排除しましたね。それで “光速度不変の原理” ですよ。これで物理学かなって思う。鹿角先生がご指摘のように運動系のは生きています。
運動系の光速度」が良いと思いますが、英訳すると、 the light velocity of against the moving observer かな
 
鹿角:「灯台下(もと)暗し」というのがありますね(笑)。
窪田:そうですね。アインシュタインは世界中を照らした灯台でしたが、足下が見えてなかった。
   「枕草子」に翌檜(あすなろ)が出てきます。清少納言と同じ心境です。
鹿角:そう悲観することはありません。古代中国の『後漢書』に「烏合の衆」というのがあります。どなた達の事でしょう。
 
読者から【「烏合の衆」というのは、まとまりのない勝手な事をする連中という意味によく使われます。ここで言う「どなた達」というのは、どなた達の事でしょうか。】
という質問が私宛にきました。(窪田)
窪田:鹿角先生は多分、相対性理論に対してワケの分からない理屈を付けて、ああだ、こうだと言い触らす信者の事を指したのだと思います。相対論学者の方達ではないと思います。相対論学者には “アインシュタイン” という頭領がいて、その頭領の言うことは絶対だと結束しているので、「烏合の衆」ではないことになります。お答えになっているでしょうか。
後日、二度メールの返事:分かりました。僕は相対論学者の事かと思いました。最近は相対論学者もアインシュタインに疑問を持っておられるようです。
窪田:そうですね。アインシュタインもポアンカレも、レーザージャイロなど無かった昔の発想ですから、仕方ないですね。
 
 拙筆のHPhttp://www7b.biglobe.ne.jp/~kubota-takashi/c-v.html の<数学による暴力>の項の<追加いたします>は参考になると思います。1905年のアインシュタインの論文は冒頭から間違っていることがお分かりになると思います。
 さらに終盤では、芝浦工業大学大学院で相対論の講義をした時の学生のアタマの回転の良さが分かる記述もあります。お読みくださると光栄です。(2023年11月3日/11月12日/12月23日
 
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●05
@ 本書を読んで「相対性理論は擬似科学であった」ことを理解出来なかった人は、私を「馬と鹿の区別が付かない人間だ」として構いません。
 
A本書の28頁、29頁、30頁および75頁を読んで「100年以上誰も気づかなかった盲点」を理解出来なかった人は、私を「馬と鹿の区別が付かない人間だ」として構いません。
 
B本書のカバー(表紙)に載せている問題を解くことの出来なかった人は、アインシュタインの25歳頃の数学力と同じです。
だから解く事は出来ないです。
 解き方は通りあります。どちらも同じ答えが得られる事実は、c’=c−v・cosθ の正当性を示しています。ただし、本になると縮尺の関係で若干、誤差程度の差は出ます。正男くんと恵子ちゃんの計算は、元版の大きな図面だったため、異なる方法で計算したのに、よく合っていた。
 なお、Bはアインシュタインの25歳頃の数学力で解いた場合、t’ >tとなるので、これは特殊相対性理論に反します。
どう足掻いても特殊相対性理論は正しい理論ではありません。(上記Aを参照)。
 
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●06
 【§17のhttp://www7b.biglobe.ne.jp/~kubota-takashi/seikatsu.html  に書いた後半を、ここへ移動したので悪しからず。
  したがって、§17を読んでくださる場合は、開いたときコントロールボタンを押しながらF5を押してください】
 
 日頃思っている事と同じ事案が戦艦大和と競合したので、ここで、それを述べておこう。
 
 人類は常に敵を作って戦争をし、殺し合いをし、破壊と建設の繰り返しでこんにちまで発展してきた。それは人類発生の数百万年前から同じである。何十万年も、何万年も、何千年も、何百年も、そして何十年も全く変わらない。常に戦争をして強い方が勝つ。相手を倒す。そして破壊から建設に至り、決して以前には戻らない。以前よりも発展している。
 身近な例では江戸時代を見るがいい。平和な時代が260年も続いた。だからあまり “発展” がなかった。もちろん “発展” が全く無かったわけではない。鎖国はしていても1年に一度はオランダから先進国の技術や国の在り方などの教書は輸入しており、翻訳されて多くの日本人が知っていた。ご存じと思うが、なぜ江戸時代に鎖国をしていたのかはオランダやスペイン、イギリスなどの侵略によって植民地化されるのを予測出来たからだ。
 それが事実となりそうな事件が有名な<ペリーによる黒船>である。・・・ここで歴史の話になるのはよそう。
 ただ、明治になって戦争をし始めたことは述べておきたい。ロシアと戦争して勝った。この日露戦争は、じつは朝鮮半島をロシアが侵攻し、乗っ取ろうとしたのを日本が阻止したのだった。だから逆に朝鮮半島は日本の領土となった。これは太平洋戦争で無条件降伏するまで続いた。
 こうして日本は明治以降一変し、軍国国家として発展し続ける。鉄鋼産業、石炭産業など目覚ましい発展だった。これを “発展” ではない、という御仁がいたら、ほかの言葉を使って理解してほしい。私は小説家でも歴史学者でもないので、適切な言葉が浮かばない。
 
 以上と同じ事案は物理学の発展にもある。何千年もの間、常に敵がいた。意見や結果が異なる学説のつぶし合いがある。これは上記の戦争と同じである。実際に吊るし首になった人もいたそうだ。地動説では、殺されたのか自殺か定かではないが、死んだ人がいたそうだ。ガリレオ・ガリレイは危なかった。もう少しで殺されそうになった。神が地動説を認めたのはガリレオ・ガリレイの没後350年も経ってからだが、現在なお特殊相対性理論によって、“宇宙の中心は地球である”という天動説が主流(ハッブルやアインシュタインの説)である。
 私は、この天動説は間違っていると反論している。宇宙には中心は無い。どこでも中心と言える。宇宙の彼方からやってくる光の赤方変位の現象は、ドップラー効果と量子エネルギー効果によるものと発表しているが、学者ではないし、完全に無視されている。だから殺されないので安心している。
 この「量子エネルギー効果」という名称は私が付けたものだが、大学時代に授業で出て来た事がある。電気通信工学関連の本にも書いてあったように記憶している。「電離層を通ってきた電波は若干波長が長くなる」というものだった。数式も下記と同じものだった。
 これを私は宇宙に応用した。宇宙空間に浮遊しているガスなどによって、光のエネルギーが吸収され、その波長λが伸びるとしたわけだ。ガスなどディスターブ物質の屈折率を、光のエネルギーを、真空中の光速を、プランク定数をとすれば、光の波長λは、
で与えられる。
 放送大学の授業でK大学M物理学名誉教授の門下である(らしい)先生が「波長が伸びるのは、空間が伸びているからだ」と講義していたが、これが「ビッグバン仮説」である。少なくとも私は「空間が伸びるとか、風船が膨らむように時空が膨張している」なんて信じない。普通の物理学である上式で説明できるからだ。
 また地球には、あらゆる方向からやってくるマイクロ波宇宙背景放射の存在が観測されているが、これも上記量子エネルギー効果によって説明できる。
 
 話の本筋に戻ろう。量子論と相対論の対決は、ここ数十年以上続いていたが、ベルの不等式の破れが量子論側から発表されて2022年度のノーベル賞が、それを認めて量子論が勝った。
 ニュートン力学やマックスウェル電磁力学が観測や実験から得られた理論であると同様に、量子論も観測や実験から生まれた理論である。それに対して相対論は単に「相反するいくつかの仮定」から構築されたものだ。だから、こういう結末になるのは当然であると私は思っていた。
 ところが現在相対論派は駄々をこねている。
先日私宛にきたメールに「相対論は負けたのではない。特殊相対論は “物体の運動は光速以上にはならないという理論” であり、通信が光速以上にならないという理論ではない。光速以上の通信があっても相対論は健在である」というものだった。
 なぜ私宛なのか?ここからすでに疑問である。
 
 この反論者は「絶対に相対論は正しい」とアタマの中に氷固まっているお人のようだ。そもそも光速というのは電波のスピードであり通信速度である。この「通信速度よりも速い物体の運動は無い」というのが相対論なら「相対論によれば通信速度より速い通信は無い」と同義となる。
 ところが量子論によれば “量子もつれ” によって「光速以上の通信があった」のだ。これをどう解釈するのか、この反論者と話をしたい。
 
 知人達の話では、優秀な科学者の中にも「相対論を何としても擁護しよう」と頑張っている学者がいるそうだ。
 戦いはすでに終わっている。量子論が勝ったのだ。今後は、といっても50年後、100年後となるだろうが、量子論を応用した理学・工学が次々と発展して行くだろう。
 量子コンピューターをはじめ、量子テレポート通信【Aさん、Bさんに量子テレポートヘルメットをかぶせると、どんなに離れていてもほぼ瞬時に(声を出さないで)アタマの中で話していることが相互に伝わる=これを家内に言ったら「それはないよ」と笑われた。しかし江戸時代の人が、現代のスマホで話し合っているのを見たら、どう思う腰を抜かすよ 】
 
●07
 ここまで書いてきた私はアインシュタインと共に地獄に落とされた気分になってきた。これを “葛藤” という。アインシュタインの人生は何だったのか、私の人生は何だったのか。アインシュタインも私も常に光速度を中心に理論を考えてきた。
「光速度不変の原理」、「特殊相対性原理」、「光時計」、「ローレンツ変換」、「私の運動系の光速度説(仮称)」等々、
何なんだ、これらは。
 量子論によって光速度cより速い通信があったのだ。「どうする?アインシュタインさん」
 
 いや、光は現として存在する。光の恩恵を受けて我々は生きている。量子論は光速度をも否定したわけではなかろう。
上記「量子エネルギー効果」にもがある。マックスウェル電磁方程式からもが出てくる。太陽から出た光が瞬時に地球に届いているのか、そうではなかろう。
 量子論は普通の物理学では考えられない次世代の理論なのだ。“量子もつれ” がそれを語っている。“量子もつれ” とは、
ある種のギミックである。これによって光速以上の通信が可能となっているのだ。
 だから、アインシュタインさん、安心しよう。あなたと私の “光による対決” は今後も続く。いや既に終わっている。
今後は裁判所(物理学会)で討議をして判決を出せばいい。
 
○私は検察側:「 −t > t’−tB である。これはリングレーザージャイロで証明されている」という主張。
○アインシュタインは弁護側:「 −t = t’−tB 、である。リングレーザージャイロなんぞ、わしは知らん。1905年の、わしの論文は世界中の物理学者の度肝を抜いたのじゃ。それを今更ド素人がゴダゴダ言うでない」
○検察側:「それを言うなら、あなたも当時はド素人ではなかったですか?どこかの工科学校を受験したら落ちたという事を知っていますよ」
○アインシュタイン:「あれはわしの若い頃の話じゃ。その後特許局に勤めて、他人の特許や論文を漁りに漁ったもんじゃ」
○検察側:「そうですね。1904年にマルコーニ無線会社の顧問をしていたフレミングが極管を発明して特許を取りましたが、その特許の中の “熱” を “光” にして “光電効果” としてノーベル賞をとりましたね。あれってあなたは実験なんかしてませんね」
○アインシュタイン:「実験なんかする必要はない。要は “思考実験” じゃ」
 
・・・・・・等々、延々と判決が出るまで350年はかかるだろうが、地獄ではなく天国で待っている。(*^_^*)
笑い事では済まされません。
 
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●08
 先日、親しい友人から久しぶりにメールがきまして、次のような内容でした(要約)。
「・・・光子を、あるスリットを通すと波長λが無限大になり、質量 m=0 になる実験が多くの研究者によって確認されているようですが、これは特殊相対性理論ではあり得ない現象です。
 窪田さんの著書の150頁に『光子には量子質量 m=2hν(ハー・ニュー)/ がある』と書かれていますが、これらは何か関連がありませんか」
というものです。
 大いに関係がありますね。ν=c/λ ですから、これを上式に代入すれば 2h/λc となります。つまりλが無限大になれば、m=0となります。実験と理論値が一致したわけですね。原稿を書いたのは月でした。その時、この件を知っておれば書いておくのだったよ(*^_^*)。
 
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●09
 最近は年に一人程度の “アンチ窪田” からのメールがきます。『アインシュタインに難癖を付けるのはお前だけだ!』と。
 こういう相対論信仰者にも僕は決して相手を説き伏せようとする内容の返事にはしません。むしろ嬉しいです。なぜかというと「あア、この人は、この部分を誤解ないしは理解出来てないんだ」という根本的な部分を知ることが出来るからです。それは当然私の説明が的を得てなかったからです。その時点で私自身が成長します。いつまでも成長が止まっている人間ではございません。
註:ネットに『窪田登司はすでに死亡している』という記事があります。Yahoo知恵袋にも載っていて<ベストアンサー>
になっています。
 
●10
 相対論に興味を持って勉強し始めるタイプには通りあります。一つは私だったのですが「そうたいろん」の “の字” から入る人。私は中学年生の時に、初めて「偉人伝のアインシュタイン」を読み、感動して相対論に興味を持ち、勉強し始めたのが高校年生でした。まさしく “の字” から始めたわけです。
 通りの、もう一方は「出来上がった非常に美味しい仕出し弁当を食べてきた人。このタイプでは仕出し弁当の中に癌細胞の増殖物質が入っているかも知れない事には気が付きません。物凄く美味しい仕出し弁当ですから。そして、すぐに胃で消化します。アタマでは消化しません。
 
 私が何を言いたいのか分かりますね。相対論に対して疑いを持てる人と、持てない人の違いを言ったのです。私は40歳を越える頃まで「相対論は正しい理論だ」と思って勉強しました。国内外何百冊も仕出し弁当も食べましたが、胃で消化するのではなくアタマで消化するように努力しました。そうすると「どうも、これはおかしい」と疑問を持つようになりました。
「癌細胞の増殖物質が入っているかも知れない事に気が付いた」のです。そして、ついに発見したのが、「0=0という方程式の中に時間が縮む式」が入っていたのです。「時間が遅れる式」ではありません。「時間が縮む式」です。これが何を隠そう「増殖癌細胞」だったのです(拙著30頁、75参照)。
 
●11
 この「時間が遅れる」、「時間が縮む」について少し説明しましょう。「縮む」というのはローレンツのエーテル仮説「運動物体の横方向は縮む」からきたものですね。この「縮む式」を使ってローレンツはマイケルソン・モーリーの実験の横方向の装置を「縮めて」実験を説明したわけです。NHKスペシャル『アインシュタインロマン』で装置がグニャッと曲がっていたのが印象的でした。本当は “曲がる” のではなく、“縮む” という仮定です。皆さんよくご存じの筈です。
 
 一方アインシュタインは、この「縮む式」を縦方向の時間に使ったのです。何の意味もなく「やっちゃった」のです。
方向と大きさを無視したどんな直角三角形でも垂線はL=ct’=ct×縮み式として三平方の定理を使ったら、0=0という方程式が得られました。これが特殊相対性理論の基礎方程式です。
 
 現在では宇宙空間に絶対静止しているエーテルという物質は「無い」とされているので、気の毒ですが、ローレンツさんの仮説もアインシュタインさんの0=0という方程式も「無い」ですね。「無い」というよりは、あるのだけれど、その元になっているローレンツさんの仮説がすでに破綻しているので、「使っても無駄」って事でしょう。
 
●12
 ここで少し注釈しましょう。ローレンツさんは「エーテルによって押されているから物体は縮む」としたのですが、アインシュタインさんは「エーテルは無くても “自動的に” 運動物体は縮む」としました。これは勝手な言い分です。なぜなら、
1905年の論文は冒頭の「等速直線運動は絶対静止と区別できない、としている数式」から出発しているので、矛盾しているからです。拙著86頁に詳しく書いてあります。恵子ちゃんのアタマが冴えている部分です。しかも運動物体の縦方向の時間は自動的に “縮む”、一般的には “遅れる” とされました。もうこうなると無茶苦茶です。それなのになぜ100年以上特殊相対性理論は正しい理論だと優秀な科学者が信じてきたのでしょうか。その答えは拙著161頁、図4−3−1にあります。
 
「ローレンツ変換」は既に「無い」です。歴史の流れを顧みれば大きな混乱期がありましたね。現在が、その混乱の真っ只中かも知れません。しかし、2022年度のノーベル賞物理学部門が、混乱する事なく量子論と相対論の対決で、量子論に軍配を挙げたので、急速に相対論は衰退するでしょう。
 
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●13
 ネットで<窪田登司>を検索すると、私を見下して「成長が止まっている」人がいます。何年も同じ文章で私をコケにして喜んでいます。また私の説明を屈曲して、自分勝手な想像をする人もいます。昔の拙著にミスっている部分がありますが、それをことさら引っ張り出して「トンデモ窪田」にする人もいます。
 ミスったらトンデモなら、上記に「トンデモNHK」がありますよ。ほかにも “公転” と “自転” を間違っている本があるし、大きな部分では、講談社のBLUE BACKS現代物理学小辞典/小野 周 監修394ページ〜395ページに幾多の数式ミスが見られます。ただし、この本には「相対論では説明出来ない物理現象がある」との一文がありました。700ページ以上の分厚い本ですので探すのが大変で、現在でもまだ見つからない。見つかったら、そのページと内容を、このコーナーで記すことをお約束します。
 
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●14
 本書『相対性理論は擬似科学だった』は、私の生涯をかけての最後の著書になるでしょう。なお本著初版の脱稿は、2022月だったため、好機を逸したので2022年度のノーベル賞物理学部門に伴う訂正・加筆をしなければならない部分がある事をお詫びします。
 
●15
 何年にも渡って多数のオーディオ関連、相対論関連の書籍を上梓してまいりましたが、本書が最後です。私のことを「トンデモ」も思っていたお人も、上記ノーベル賞2022年度物理学部門から分かるように、現在では世界的な趨勢が「相対論は間違っている」方向に向かっておりますゆえ、お考え直して頂きたく存じます。
 
 特にお願いしますのは、こういう類の本を「トンデモ本」だと決めつけて読まない学者先生がおられる現実です。あるいは下克上が怖いのでしょうか。そんな事はございません。私は一介の “物書き” です。物理学の発展のためにお読みください。
 せめて上述Aの28頁、29頁、30頁および75頁だけでもお読み下さる事を、お願いします。おそらくあたまの中にガーンと響くものを感じるでしょう。「そうだったのか!こんなカラクリがあったのか!」と。
 アインシュタインは、こういうトリックを使うのが上手だったです。現在では中学生でもやれるようなカラクリです。
 
●16
 拙著に『マックスウェルとアインシュタインの論争』という項がありますが(36頁〜理工数学研究所の所長村上雅人名誉教授がJustin Manning Jacobs著の “Relativity of light” を翻訳してくださったものです)、アインシュタインは自分のやったトリックを、「トンデモ」だとは考えてないです。しかし、マックスウェルは「そんな数学はない」と言っています。アインシュタインは “特殊相対性原理” と “光速度不変の原理” を使って、ご存じの「アインシュタインの速度の加法則」という算数を作りましたが、それです。
 有名ですね。これを全世界の相対論物理学者は信じています。相対論物理学者以外の優秀な先生方は、昔は信じた事があるかも知れませんが、現在は信じていません。「どう考えてもおかしい」からです。
c+v)になるし、(c−v)になるトリック繁分数。アインシュタイン博士の “速度の加法則”
 は定数である。は変数である。よって()はである。また()もである。・・アインシュタイン博士
 定数とベクトルのなす角度をθとすれば、cosθである。・・・・・・・・・・・・・・・窪田登司
例題:のなす角度がπの場合、答え
例題:のなす角度がの場合、答え
例題:のなす角度がπ/2の場合、答え
(このつ目の例題はマイケルソン・モーリーの実験の事ですが、
実際の実験には反射させる鏡がいくつもあるので、正確なπ/2にはなりません。
θ≒π/2です。以上を具体的に理解出来る人は現在世界で何人いるでしょうか)
 
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追加01:拙著を読んでくれた人が2022年12月15日付で Amazonにレビュー投書していました。かなりきつい文章で、本書には間違いが多いと書いてありました。相対論は正しいと信じていると、窪田は間違っているとなるのは当然の成り行きです。
逆もまた真なり。私の理論展開を理解した人は、相対論は間違っていることを理解出来た人です。
 
●18
 この投書の根本的な弱さは、光速度不変の原理を誤解していることと、特殊相対性原理の間違った解釈です。参考にしている文献は古い内山龍雄著「相対性理論」だそうです。この著書は相対論に興味を持った人々に大きな影響を与えたベストセラーだった。当時は「アインシュタインはマックスウェルやローレンツよりも遙かに優れた大科学者だ」と宣伝されたので、みんながそう思って育ってきたのです。しかし、徐々にそうではないと分かってきてからは、他の優秀な科学者は冷静に事の重大さを正直に書くようになってきています。このAmazonへの投稿者は何百冊相対論関連書籍を読んだ人か分かりませんが、今年のノーベル賞受賞の根幹をなす「量子もつれ/ベルの不等式の破れ」など最新の物理学書も勉強する必要があります。
 私の拙著にも161頁、図4−3−1に載っているでしょう。私は点線で描いてありますね、この点線の中にノーベル賞は入って行ったんですよ。
 
●19
 頭の中を整理してもらいたいため、次の点を書いておきます。
 特殊相対性原理: 物理法則の記述に関して全ての慣性系は同等である。
 光速度不変の原理: 真空中の光の速さは光源の運動状態に無関係である。
まず、全ての慣性系は同等である という内山先生の文面は素人には分かりにくいし、誤解を生みやすい。アインシュタインの主張は分かりやすく言えば「光は物体と同様の運動をする」というものなのです。ガリレーの相対性原理を光にまで拡張した考えです。正しい物理学では、そんな事はないです。
 統計量子力学の分野で「光は物質のような振る舞いをする」というのがありますが、これは相対論とは関係ありません。量子論はアインシュタインの考えたような「光を物体の運動と同様の扱い」はしません。
 
●20
 次に、真空中の光の速さは光源の運動状態に無関係である というのはマックスウェル電磁力学から得られる物理学であり、アインシュタインの光速度不変の原理ではありません。内山先生の勘違い、もしくは上述のようにアインシュタイン マックスウェルという構図からの記述です。
 アインシュタインの 光速度不変の原理 は「光は物体と同様の運動をしない。()はだ、()もだ。どんな直角三角形でも方向と大きさを無視して斜辺をctとし、垂線はct’とすれば良いのだ。」と仮定したものです。
  ずいぶん貴殿が内山先生から習った内容とは異なるでしょう。最近の「相対論は正しい」派の著書を読むと「特殊相対性原理と光速度不変の原理は互いに矛盾しているが・・」と書いてあります。それで相対論は正しく構築できるんですかね
 
●21
 冒頭反論の直角三角形は面白かった。恵子ちゃんに伝えておきます。以上はともかく、宜しければメール交換しましょう。
メルアドは奥付のところに載せてあります。本書の表紙に載っている問題を解いてないですね。解けたらメールください。本書には答えを載せておりませんので。
 
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●22
窪田:恵子ちゃんから返事がきました。
恵子:この反論者は私たちの本を全部読んでないね。ラスト166頁は窪田先生の間違いだったのですが、そのことを全然指摘してない。第刷から訂正した文面にする予定です。
 更に30頁を読めば特殊相対性理論は擬似科学だったのが分かる筈よ。
0=0という方程式の中に時間が縮む式が入っているのに気が付かなかったのね。読んでない証拠。
 
「ABとACは1万倍違う。しかし、これは直角三角形になる」と書いてありましたね。ここではそんな図面は描けないので(だってABを1cmで描いても、ACは1万cmにもなっちゃうよ)、デフォルメして図面を書きました。この反論者は勝手にを計算して、大きくし、ACの長さが1万倍でも「直角三角形になる」とやってますね。もともとの話は「△ABCは直角三角形にはならない」という内容なのに、一生懸命に計算したんでしょうね。「数値を丸めて0.00000何とか」
 △ABCを直角三角形にするにはCをDに持っていけばいいです。これがマイケルソン・モーリーの実験の24頁、図1−3−1(b)ですよ。でも反射鏡を何個も使っているので∠ABDは正確な直角にはならないです。だから、ここに三平方の定理は使えないです。それが窪田先生の発見だったんです。この反論者は「図1−3−1(b)は正しいんだ」と書いてありますが、図1−3−1(a)の方が正しいんですよ。これに縮み式を掛けた時点で間違った理論が出来てしまったの。読んでも分からなかったんですね。そして75頁を読んでない。
 全部で項目書いてありますが、どれも的外れです。「マイケルソン・モーリーの実験は絶対静止系に対する地球の運動速度を知ることが目的です。なぜ地球の絶対運動の速度が検出できないのか。この謎に答えたのが特殊相対性理論です」と書いてありますが、これって内山先生が書いた古〜い本からの受け売りなの?それともHSさん、あなたが考えた文章なの
いずれにしても項目全〜部ダメ。その後項目追加して窪田先生を攻撃していますが、それも勘違いで、本書をよく読んでない証拠です。
 HSさんの言ってる事が正しかったら、今年2022年度のノーベル物理学賞も否定してるって事ですよ。これじゃ表紙の問題(本書では164頁)は解けないでしょうね。なぜ解けないか分かるそれはね「特殊相対性理論は絶対に正しい」と盲信してるからなの。解けない場合は無視するしかない。
 そうですよね、窪田先生
窪田:そうだけど、そんなにHS氏を攻めなくていいよ。人それぞれの生き方があるんだから。・・・
 原文が、その後変化しましたが、いずれにしても、さぞご立腹されたかと思います。お許しください。
(と言っても、この記事を読まないのが反窪田派ですので残念です)
 
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●23
追加02:AmazonのレビューにMH氏が202314日付で投稿していました。ニックネームではなく本名のまま。氏は
“相対論否定派” の素人さんです。氏の本を読んだことがあります。数学が得意でない。だから文言で読者を解き伏せようとするのが特徴。「これは」と思うような参考になる考察はなかった。
 話を氏のレビューに戻しますが、c−Vcosθを否定し、表紙の問題も解けないままで、拙著をケチョンけちょんにけなしていただけでした。私をドブに放り込みたければ、表紙の問題くらい解いてからにしてください。
 
●24
正男君からメールがきました:先生そんなにカッカしないで先生のお人柄はみんなご存じです。この本名のままAmazonに投稿したMHという人は、自分自身を宣伝するためです。落ち着いてください。
窪田:わかった、ありがとう。
正男:それから前項のHSという人への恵子ちゃんに一言。この人は自分の世界から一歩も外に出てない人です。蚊に刺されるのを怖がって “蚊帳の中” にいる人です。
 今後も本著をバカにして喜ぶ反窪田派がAmazonに投稿するでしょう。そういう古いアタマの中の歯車が錆びている人たちに、いちいち関わらないようにしよう。放っとけばいい。あのAmazonのレビューのトップに「窪田先生の努力を称えたい」ってあるね。僕たちにも語り掛けてくれているんだ。
恵子:そうね。わかったわ。
 
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●25
窪田:以下は本書には書いていません。次の算数をやってください。
)はになるようにするマジック、()もになるようにするカラクリ算数です。これが「特殊相対性原理を
強引に光速度不変の原理にするトリック」です。アインシュタインは、こういうトリックをするのが好きな人でした。簡単です。あなたもやってみてください。
ちなみに有名なE=mcも手品な一種ですよ。これは拙著の147ページに書いてあります。
 
●26
 「上記のアインシュタインの速度の合成則()を にする手品は普通どんな相対論の本にも(/[1cv/c
と書いてあるが、/[1v/c]でいいじゃないか」 とのメールが友人からきました。ちなみに、この友人というのは
懇意にしている芸大大学院卒のチェロの演奏家 毛利巨塵(もうりきょじん)=名付け親は祖父だそうで、「人なんてものは宇宙から見たら塵のようなものだ。どうせ塵なら大きな塵になれ」ということだったそうです。
YouTubeにも載っていますが、ホームページ「チェリスト毛利巨塵のホームページへようこそ」は科学的な弦の振動解析など、これから音楽家になろうと夢みている人はぜひご覧になって勉強してください。
 
●27
 話を戻しますが、(c−v)も同様ですね。随分昔ですが、もともと輸入品だから、どなたか偉い学者が書くと日本中に「こうでなければいけない」と普及するんですね。そして本質的に間違っているのは、は方向と大きさを持つベクトルです。は光速でスカラーです。こういう違いがあるものをごちゃまぜにする事自体が科学者とは言えない失念だったと思います。
 
●28
毛利先生からメールが来ましたので、追加します。
毛利:前略。いつだったか窪田先生のご説明で、「アインシュタインの速度の加法則は直線上の運動しか考えてない」との話がありましたね。その時は私はピンと来なかったのですが、その後何冊も相対論の本を読み漁って、私なりに分かったように思います。
 例えば直線高速道路を速度で車が走っているとします。「ライトを点けたら、その光速は()となる筈だ。しかしマックスウェル電磁力学では光速に変化はなく、のままだ。この矛盾を矛盾ではないようにするのが、アインシュタインの速度の加法則だ」ですね。
 でもよく考えると窪田先生が仰ったように、これは直線運動しか考えてないですね。一直線で走っている車から斜めθ方向に光を発射したら、その光速度はどうなるかが、全然考えられてないです。どの相対論の本を見ても書いてないです。
 
●29
窪田:毛利先生は良いところを突きましたね。
私から少し説明を付け加えますと、じつは直線運動でも()にはならないです。c’・cosθ です。全方向に対して、この式は成り立ちます。
 この式を発表してから、既に30年ほどになりますが、理解できた人は多くはいないです。「何を基準にしている式なのか」が分からないから、分からないのです。
 
●30
 前記、東京芸術大学大学院で講義もしておられた毛利先生からのメール(2023,7,15)です。
毛利:かなり前の読売新聞の朝刊1面の中央に「アインシュタインの光速度不変の原理は正しい」という表題の記事があったのを思い出しました。記事の内容は「光速で運動している光源から出る光の速度はである」というものです。
まさに()はである、ですね。
 しかし窪田先生のc’・cosθ ですと、c’ですね。光速度がになるって事、あるんですか
 
●31
窪田:あるんですね。これを知っている人は現在、世界に何人もいないと思いますよ。光源から出る光の速度がということは「光源から光は出られない」ってことでしょう。本当に出られないんです。だから光源は光密度が急激に上昇し光源は破壊するでしょうね。この事は私のHPの http://www7b.biglobe.ne.jp/~kubota-takashi/bk-kubota.html  に書いてございます。
 ドイツのダルムシュタット大学のゲオルグ・ハインツェ博士らの研究チームですが、レーザー光で不透明な結晶を一旦透明にして結晶の中に光を1分間止められたという記録を達成しています。結晶は壊れて3本目のレーザーは出てきましたが、いろんな結晶で実験を重ねて、長距離伝送を “量子メモリ” や “量子ネットワーク” に応用する事を目指しているそうです。
 科学者の考えている技術は「電磁誘導透過」Electromagnetically Induced Transparency: EIT)という既成技術だそうですが、結晶内のレーザーの振る舞いは理論的にc’・cosθθに則っているのではないかと個人的には考えています。上記HPをご覧ください。
 
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●32
 もう一つ、次の次方程式を解きなさい。これも冗談ではありません。マジな式です。(本著30頁参照)
 
答え:0=0という方程式で、x=±5 
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●33
 YouTubeなどの動画をダウンロードする方法は動画のダウンロード 窪田登司に移動しましたので、あしからず。