麦芽を粉砕 糖化


大麦麦芽を温水とあわせると12〜13%の糖を含んだ液体ができます。これを糖化と言ってこれによって得られる液体は、
麦汁又は糖化液と言う。糖化は、巨大なマッシュタンと呼ばれる攪拌機付きの槽で行われます。その前に糖化を
しやすくする為、麦芽を粉砕します。写真は、粉砕するモルトミルと粉砕されたモルトです。
 
粉砕された麦芽は グリストと呼ばれ 粒の大きな物からハスク、グリッツ、フラワーに分けられています。
比率は2:7:1で粒が大きなハスクは麦芽の穀物分が多く マッシュタン内でろ過紙のような役割をもっています。
この辺にもウィスキー作りの知恵がありますね。思わずへーと思う知恵です。

この後マッシュタンに温水とグリストを入れゆっくり攪拌をします。


マッシュタンの中では、発芽する事で出来た酵素がデンプン質を糖へと変化させます。そして糖を酵母が食べやすい
大きさに切断されます。そしてグリストの中でも粒が大きいハスクなどのモルト穀がろ過紙代わりになり糖を含んだ
麦ジュースができます。そしてここでもエコでろ過紙代わりに使ったモルト穀は家畜の餌になります。