ウィスキーの原料仕込み水

          1.食べ物全部にいえるが調理する水によって味が左右される。お米や豆腐もそうですね。
            日本のお酒も良質な水がなければつくれません。ウィスキーも同じです。
            ここでは水について少しのべましょう。
          2.シングルモルトに普通に使われているのは当然地元の水になります。
            特に有名なのがアイラモルトで有名なアイラ島ですが水道水そのものがピートの影響でウィスキー色に
            なっています。
          3.ウィスキーに使われる水は、プロセスウォーターと呼ばれます。この水において重要なのは、
            天然水である事 ミネラルの成分です。
            後に述べる浸麦や糖化に必要な酵素や発酵においてはミネラルが栄養になる為 このプロセスウォータに
            含まれるミネラルの種類やバランスが必要です。
            また水の性質は、味わいや大麦の発芽、発酵の速度の製造工程にも影響します。
            但し最終段階でのアルコール度数を調整する為に使われる加水には、ミネラル分が少なく癖のない
            水を使用します。これは水自体のミネラルや性質が せっかく微妙な味わいのバランスを作った
            ウィスキー自体を壊さない為です。
            ですから水割りにおいてももミネラルや癖の無い水を選び味わうのが良いと思います。

マッカランなどで有名なスペイモルト
スペイ川です。
アイラ島の水道水は、ピートの影響でこのようなウィスキー色をしている。
癖のあるアイラ島のモルトは、このような仕込み水を使われているのでしょうね。