イ中佐はウノとの争い以後、キム曹長と酒の席を持つ。二十年前のチェビョンスの事、妻の死、そしてしきりに行き違っているウノとの関係。全ての事を皆知っているキム曹長はもうすぐある引受引継を終えて出たら、少しの間でもウノと一緒に時間を過ごしなさいと話す。だがイ中佐はウノが軍隊に行かない事より、踊ることがさらに嫌だと話す。死んだ妻が思い出されるので…
ものものしい通門の前。後任大隊長引受引継のために、イ中佐も参加して捜索訓練に入る。恐ろしさがとどろく沈黙の中、パクドゥピル二等兵が地雷を踏む。炸裂する爆発音。イ中佐は「危険だから私が行く」という言葉で皆を制して、単独で爆発音が炸裂したところに行く。そしてまた炸裂する爆発音。イ中佐はもう妻に会えるんだという考えで平和だった心も束の間、ウノを置いて行くことができないことを悟る。
病室。理解する機会も、和解する時間も与えずに横になっている父親が恨めしいウノ。だが幸いにイ中佐は目覚める。キム曹長はイ中佐のベッドのそばに置かれたウノの優勝トロフィーを見せる。うれしいイ中佐。
久しぶりに灯りが点った家の前。車椅子に乗ったイ中佐がいる。クリーニング屋へ軍服を取りに行ってきたウノ。明日ある勲章授与式のためだ。イ中佐は明日になれば飛行機に乗って留学に出るウノに、「留学に行きなさい」と命令する。それでこそお前が楽に去ることができるだろう、とぎこちなく笑う父親の姿にウノは、辛い心を隠してユリの話をする。
勲章授与式の日。
ユリとキム曹長の手助けで授与式場に到着したイ中佐は、ユリと長い言葉よりも暖かい眼差しでお互いの苦痛を分かち合う。涙を浮かべて現れたパクドゥピル。特別休暇を取って来たボンテ。皆一堂に会した。イ中佐はウノがいない寂しさを感じる。その時、帽子をかぶって現れたウノ。挙手敬礼をする。入隊申請をしたウノだ。ウノの助けで授与式場に入るイ中佐。授与式場に集まった全ての人々の胸に刻まれた愛という勲章が輝く。
【公式パンフレットより翻訳】
●感想など
アンコールの高陽公演を、ようやく観に行くことができました。本公演の時より髪が伸びてましたが、軍服姿が決まっていて、凛々しかったです。
見所は当然ながら、歌とダンス!
あれだけ激しいダンスをした後も、普通に台詞を言わなければならないのだから、稽古は相当積んだのでしょうね。ステキな歌声でした。
最初の方にある群舞と、中間のデュエットの現代舞踊は、カンタ君のしなやかな動きがとてもステキでした。さすが!と思わせる出来でした^^ 新しいジャンルへの挑戦となりましたが、今後の芸能活動でも活かされそうですね。
ファンにとっては、2年間ひたすら待つ日々だと思っていたのに、思いがけず、しかも、「ミュージカル」という願ってもない形で会うことができて、夢のようでした。カンタ君の芸能生活に新しいページを加えた、と思いがちですが、本人にとっては、あくまで、「軍務」のひとつのようです。軍の活動に自分が貢献できて光栄だ、というスタンス。公演終了後のファンミーティングでは、芸能人である前に一軍人であるという立場を強調していたように思いました。
軍に籍を置く間は軍人としての誇りを持って何事にも全力投球、そして一芸能人に戻った時には、兵役中の経験を糧に、新しいことに挑戦して行くんだろうな、と感じました。これからの活躍にますます期待しています! そして、残りの軍生活もファイティング!!
●お花お礼
有志の方々のお心遣いにより、本公演の大田、ソウル、光州、大邱、釜山、春川、そしてアンコール公演の果川、高陽まで、ロビーを彩るお花を贈ることができました。参加していただいた皆様の名前を載せたカードを、本公演とアンコール公演の最終日に、カンタ君にお届けしました。皆様、ありがとうございました。何より、すべてを取りまとめ、手配してくださった小玲様、現地での手配をしていただいたKangtaForever様に厚く御礼申し上げます。