あなたの知らない三笠ガイドツアー
2025年11月、三笠市幌内、
幌内炭鉱 配水池跡、
及び
滝ノ沢坑跡
跡を巡る探索ガイドツアーを開催。
男女19名の参加者が応募された。
今回は道有林内のため、
空知総合振興局に入林申請を行い、
許可のもと入山した。
まずは北炭時代の鉄塔、そして配水池の探索だ。
幌内炭鉱の発見は明治元年、
閉山は平成元年、121年に及ぶ歴史を解説する。
配水池に向けて登る。
北炭の特権や特殊性について説明を行う。
標高を稼ぐために廃道を登る。
選炭場では大量の水を使う。
そのための水タンク施設に向かう。
昭和の遺構、配水池タンクに到達。
昭和47年の水質汚濁防止法によって
粉炭の河川流出が禁止された旨を解説。
1tの水に150gの粉炭までという基準ができたこと、
そのために複数のシックナーが稼動した内容をお話しする。
解説の後は十分な自由時間を設けて、
各自写真撮影を行う。
その後移動して大正期のボイラー施設跡に到着した。
大正期の動力が蒸気であったことなどを解説。
ボイラーを越えて急な斜面を協力して下る。
付近は滝ノ沢、養老、那智の各坑である。
やがてピャンピオン式の扇風機に接近した。
明治期の遺構、換気装置としては旧式であることを説明する。
付近では再び十分な自由時間を設ける。
昭和−大正−明治の遺構をそれぞれ辿ったこととなる。
他にも数か所の坑口などを案内した後、無事下山した。
その後、温泉で昼食会を行い解散となった。
参加の皆様、お疲れ様でした。
また、大変ありがとうございました。