鉱泉噴出し


すでに大正の初期から採掘されていた本鉱山は、
日高の八田鉱山の傘下にて、
第七坑までその鉱床を広げ、
昭和27年当時は、従業員120名を数える鉱山となっていた。



有珠山を望む壮瞥は、
洞爺湖、昭和新山を抱えた小さいながらも、
観光と温泉と農業の街だ。
壮瞥

林道゙ 凍った林道を歩く。
除雪されているところを見ると人家があるのだろうか。



森 林道から川に向かって森に入る。
雪は固まっており、スノーシューは履かない。



荒地

不思議な荒地がある。
もしかして精錬施設でもあったのだろうか。
今は積雪でその下はわからない。


砂防ダム

巨大な砂防ダムを見下ろしつつ、
さらに森を登る。


登坂

残雪の荒地を遡る。

しかし夏のブッシュより積雪のほうが遥かに歩きやすい。

川

谷あいには赤い川が流れる。
第二鉱床付近だがなかなか雪深い。

少し湿地を流れる川がある。

湿地

どうも付近だけ雪解けが激しい。
川に手を着けてみると、明らかに赤い川より水温が高い。



川を遡る。
場所によっては硫黄臭がある。


パイプ

雪山の斜面に65A程度の塩ビパイプが現れた。
坑口かもしれない。



近づいてみる。

坑口

鉱山関連だろうか・・・。
なんとか斜面を登り、
斜面の吐出口を確認する。


坑道

おそらく坑口の一つだと思われるが、
斜面は埋没して、坑道は見えない。


鉱山跡

第三坑付近を望む。
露天掘りであったが、その痕跡はわからない。



硫黄

漂う硫黄臭に向かって道なき斜面を上がる。
鉱泉があるのだろうか・・・。







少し登ると2種の河床が交わる川が現れた。
片方は水温も高く、色が付いている。
もう片方は凍るような水温で、河床も色が付いていない。


沢登り

色の付いた水温の高い河床に沿って、
沢を登る。





突然水量が増え、
緑のコケと赤い湯の花のようなものが・・・

温泉

鉱泉に近いのかも知れない。
もう少し遡る。




鉱泉

数分後、湧き出る鉱泉に到達した。
15℃前後のぬるい水があふれるように地下から噴出している。

温泉

別の噴出口もある。
とめどなく地面から湧き出る鉱水。
山中で人知れず湧き出る温泉は、
見ていても飽きない。





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