幾多の埋もれた地下資源は草木に覆われたまま




紋別市はオホーツク海に面する、
全国でも2番目に広い街だ。
東洋一の金鉱と言われた鴻之舞のある街だが、郊外には牧場が広がる。 紋別

オンネコムケナイ川に沿って沼の上から山中へ入る。
開けた明るい林道だ。
鉱山跡までは約10kmだ。 オンネコムケナイ川

旧い木製の電信柱が続く脇道がある。
これは非常に怪しい。
廃道に近いのに、電柱が続く。 電信棒

そして電柱を超えたあたりから、
徒歩で探索する。
付近には人的な雰囲気がある。 探索

すぐに手摘みの石垣が現れた。
鉱山跡の位置とも合致する。
これなら遺構がありそうだ。 石垣



付近には廃屋が残存する。
しかしこれは開拓農家かもしれない。
もう少し進んでみよう。 鉱山跡



少し登るとダムのような池が現れた。
これは沈殿池かもしれない。
鉱山に関した遺構で間違いないだろう。 ダム


鹿道の広がる廃道を進む。
この先、鉱山の遺構がありそうだ。
先に進む。 鹿道


更に奥の森には苔むした建物の崩壊した跡があった。
これは農家や民家ではなく、
大きさも工業施設だ。 苔


奥には更に遺構が広がる。
何か巨大な施設跡のようだ。
これはなんなのか。 探索


そして現れたのが精錬か選鉱の施設のような、
RC造の遺構だ。
これは鉱山跡で間違いない。 鉱山


コンクリートの夥しい遺構だ。
完全に壊され、
原型をとどめていない。 コンクリート


森から生えるd9程度の鉄筋。
これは多数の場所に埋没しており、
相当な施設だったようだ。 鉄筋


現場では解らなかったが、
国の助成もあり、百t/日処理選鉱所が建設され、
選鉱製品は十勝荻ケ岡帝国鉱発会社に鉱送されたようだ。 選鉱所


縮小した金鉱から、
特需の水銀鉱床へと目的は移行したものの、
今はどちらも森に廃墟を残す。 配管








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選鉱所跡
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