坑口事務所から立坑へ遡る


よじ登り、くぐり、乗り越えて屋上へ到達
選炭工場 屋上

選炭工場の屋上に到達。

輸送上の問題点は、第一に暖房用石炭の輸送時期が秋・冬に制約集中されること。


屋上から立坑

選炭工場の屋上から立坑を望む

第二に輸送が道東・道北・道央と多岐に跨ること。
事務所 border=

屋上脇の小部屋には崩れ落ちた神棚と黒板が・・・
黒板

事務所外観 border=

坑口事務所裏側へ廻る。

第三の問題点としては関係国鉄線の協力が乏しく、空車手配等が困難なこと。

爆竹

ヒグマ避けの爆竹を時折鳴らす。

斜坑入口

上部で主選機への通路を発見した。

斜坑内部

通路内は浸水しており、

錯覚で水面が上昇しているように見える。

斜坑内部

さらに奥を目指すが、深度が増し奥の調査は諦める・・・。。

豪雪地帯であるが故の冬季輸送障害も大きかったのではないだろうか。

選炭工場内部

水没をまぬがれた坑もある。

辿るとはたして選炭工場の内部であった。
 

内部

選炭工場最奥には幾何学的に坑が組み合わさっている。

コンクリート鍾乳石が見える。

鍾乳石

ここも深く水没している。

輸送問題の対策としては、夏場の増産と出炭の均衡化が急務であった。

はしごを

腐食した鉄はしごをよじ登り

さらに上段を目指す。

深く

道なき道を歩き、ドアを超え深く。

あけたドアは閉じ込められないように、留意する。

隧道

昼なお明かりが差し込まない箇所も多くLEDライトは必須。

冬季は海上輸送、夏は暖房主体の輸送、そして望まれたのは羽幌港と名羽線の接続であった。


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