坑口に行き当たる




大滝村の三段滝は紅葉最前線だ。
ここから峠を越えて白老町に入る。
ホロホロ山を東に見て、鉱山跡に接近する。。 三段滝

人家まばらな山中から林道へ入る。
かつてはこれが鉱山道路で、
付近には採鉱事務所もあったようだが、現在は遺構もない。 林道


ここからはゲートで車両は入構できない。
付近は山菜取りの事故が毎年発生しており、
注意啓発の看板がある。 入山



約400m遡って「第一鉱体」付近。
沢向こうにも坑口があったはずだが、
全くその痕跡は見えない。 第一鉱体


推理した位置には坑口のような部分も見受けられるが、
その痕跡は少なく、確証は無い。
更に登る。 坑口


山道の脇に平場が現れ、そこには3つの小山が・・・。
これはズリ山ではないだろうか。
平場はまるで徳星鉱山の精錬所前のようだ。 精錬施設


円錐の小山はどれも小さく、
その鉱石は特徴あるものではない。
しかし鉱山跡に接近しているのは間違いない。 ズリ


ズリ山の奥も平場が続き、
植生の無い鹿のヌタ場のような部分もある。
最奥には残念ながら坑口も精錬施設も存在しなかった。 精錬所


激藪を歩いて更に川上を目指す。
第一鉱体に4か所、第二鉱体に1か所の坑口存在した。
しかしこれでは中々発見は難しい。 激藪


かつての鉱山道路は土砂崩れが酷く、
ゲートが無くても、車両は全く通行できないだろう。
そろそろ第二鉱体付近だが・・・。 土砂崩れ


鉱山道路脇にはレイルが刺さっていた。
鉱山系の12kgf級程度だ。
もしかしたら軌道があったのかもしれない。 レール


第二鉱体の唯一の坑口付近だが、
確証ある痕跡は発見できなかった。
それらしい埋没のような跡があるだけだ。 坑口


半ば諦めて、第一鉱体方面へ下る。
あの平場が精錬施設と仮定して、その東面の上流を再探索し、
無理なら諦めて下山しよう。 崖崩れ


目的の東面の斜面である。
あれっ??なんか黒い。
なんだあれは。 マウスon


出た!穴のようだ。
自然の穴か?
笹薮に突入する。 坑道


これは小さい。
でも自然の穴ではないようだ。
足元は深い汚泥で体が安定しない。 坑口


頭がやっと入る程度の穴だ。
しかも漆黒で恐ろしい。
更に進む。 坑道


やはり坑道で間違いない。
水深は深く底には泥が堆積している。
とても奥には進めない。
しかし、ようやく名もない坑に到達した。 坑内








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坑
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