歌志内 新歌炭鉱  探検: 北の細道 新歌炭鉱

歌志内 新歌炭鉱にようやく到着する




北海道歌志内市

 石炭層の状況は一様ではなく、
深度や層数、傾斜・ガス・湧水、断層の状況など採掘条件の良否の差が大きい。
その有利な点を活用し不利な点を克服していくのが生産技術の進歩であり、
その進歩を助けるのが、炭坑用機器の開発であり設備や技術の改善である。

昭和20年以降の十余年間は、石炭鉱業の近代化操業の第二の大規模合理化時代と言われる。
合理化に必要な技術や知識もアメリカ・ドイツの一辺倒の狭い域ではなく、
広範囲にその新技術を求めるようになった。

各炭鉱ごとに現場の技術者が新技術習得にために海外へ赴くとか、
各鉱の現場に造られた採炭研究会などの組織により日常の生産技術の普及や、
知識交流会、研究発表会が行われたのもこの頃からだ。

  明治40年の初めに開坑した新歌炭鉱は昭和28年に一度閉山した後、
昭和32年に再び操業する。
昭和37年にはガス爆発で死亡事故が起こり、
その後、昭和38年、整理促進交付金を受領して閉山を迎える。


深い山中に2500人以上が暮らす、大きな炭鉱町が存在していたのだが、
現在そのアクセスは非常に困難だ。

上砂川の西山炭鉱側からで約6km超。
歌志内側からで直線で4km。車両は通行でないため徒歩でのアプローチとなる。
羆との遭遇も注意の必要な、多くの意味で遠い場所だ。

高級原料炭の呼び声高く、良質と称された深山の炭鉱跡を見てみよう。



ホッパー・風洞・渡渉・・・


渡渉
( ̄u ̄;)渡渉



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