問1 船頭と馬子(←「馬子」は「馬方」でもいいです。「馬子」はマゴ、「馬方」はウマカタと詠みます。馬を引いて荷物や人を運ぶのを仕事にしている人のこと。)
問2 李白(←本文冒頭の「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり」は李白の漢詩の一節を下敷きにしたもの。)
問3 松尾芭蕉(←「予」は「私」の意。『奥の細道」の作者名です。)
問4 「立つ」が、「立てる霞」と「春立つ」と二重の意味で使われている掛詞の技巧。(←単に掛詞としての重ねではなく、季節の推移と旅に良い季節の到来を言うもの。)
問5 ぞ・雛(春)
問6 薄れてしまっているので(←「をさまる」は、消える・うすらぐの意。「る」は、存続の助動詞「り」の連体形。月の光は陰暦27日なのでただえさえ細くかすか、その上あけぼのの空で(うっすらと明るんで)いっそう薄れて見えている。「ものから」を、「薄れてしまっているものの」と逆接に解釈する人もいます。)
問7 惜春・惜別(←三月の下旬、過ぎ行く春と人々との別れを同時に惜しみながら旅へ出立する。)
問8 h あんぎゃ、i しゅく(←宿場・宿駅の意味では「しゅく」と読みます。)
問9 身(←「身すがら」とは、体一つで、何も持たないという意。)
問10 本心としては身一つでの旅を願うが、人々がくれた旅の必需品、あるいは断りきれない餞別の品がお荷物になっているが、その矛盾をそのままやむをえず認めようとする気持ち。(←直後の、困ったことに門人たちからの餞別の品々を持ち歩く羽目になったということと対照となるコンテクストでとらえます。人々の心遣いが仇になってかえって苦労するのは困ったものだが、これもいたしかたがないと自分を納得させようとする言葉になります。)
実践問題購入メール*ルールやマナーを逸脱していると判断されるメールは、以後、送受信不可となる場合があります。*
奥の細道「旅立ち/漂白の思い(序)」 解答用紙(プリントアウト用)へ
トップページ | 現代文のインデックス | 古文のインデックス | 古典文法のインデックス | 漢文のインデックス | 小論文のインデックス |
---|
「小説〜筋トレ国語勉強法」 | 「評論〜筋トレ国語勉強法」 |
---|
マイブログ もっと、深くへ ! | 日本語教師教養サプリ |
---|