島根県松江市美保関
小泉八雲は明治時代の夏、美保関に三回訪れ滞在している。町はずれの美保小路にある旅館「島屋」に投宿している。美保神社に参詣したり、水泳を楽しんだりして過ごしている。「知られざる日本の面影」の中で「美保関にて」と題し紀行エッセイを書いている。宿から神社までの、海岸と並行に走る本通りを八雲(ヘルン)通りと名付けている。この通りの西側は青石畳通り(以前は泊小路)と呼ばれている道と重なるようである。美保神社から、仏谷寺を結ぶ約250mの道が「青石畳通り」である。この石畳、雨の日にはうっすらと青色に変化することからその名が付いたと言われている。現在、旅館「島屋」跡は小泉八雲記念公園となっている。
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