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蔡温ストリート


蔡温ストリート・・・緑のライン
 
蔡温ストリート
 
沖縄県那覇市
安里川に架かる蔡温橋たもと、安里川沿い小道を「蔡温ストリート」と通りにある店舗によって名付けられている。2015年7月7日琉球新報の記事に見える。他の蔡温名の付く名称には国際通り側に那覇市国際蔡温橋通り商店街振興組合がある。この通りは国際通り内の4つの商業振興会の一つで最近は蔡温の名が付く商業施設「さいおんスクエア」が出来ている。ところで蔡温の名はどこから来ているのであろうか。国際通りは昭和初年にできた新県道と言われた道で蔡温と関係があるとは思えない。以前あった蔡温湯から来ているとも思えない。そこで調べてみると、安里川は港から首里松川まで船が通れる様に整備されている。王国時代から昭和始めまで伝馬船が行き交ったという。松川の茶湯崎橋跡の説明文よると、蔡温はその著作「独物語」で「茶湯崎に湊を造れば、交通の便が良くなり、さらに商船がやってきてこの地で交易ができる。そうなれば首里に住む人々の生活も良くなる。」(原漢文)と述べている。また、安里川親水庭園の解説マップよると王国時代に大規模な土木事業を指揮したことで知られる蔡温 (1682-1761) を顕彰して命名されたとある。どうやら安里川の改修を提言した事が蔡温橋にその名を残した理由らしい。
 
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