東京都武蔵野市関前
多摩地域を南北に貫く深大寺街道は深大寺詣での参詣の道として大師通りと呼ばれた。通常大師道というと弘法大師を指す事が多いが、ここでの大師は元三大師を言っている。深大寺街道の北方に当たる川越には喜多院(川越大師)があり、深大寺とともに元三大師を祀っており、元三大師参詣の道として長く親しまれた。現在、大師通りと表示される道は関前橋交差点付近の伏見通りから南西に入る道があり、武蔵野市八幡町、関前三丁目、関前二丁目を通り東京都水道局境浄水場に突き当たり終わっている。本来の道は玉川上水の大橋につながり、しばらく南下し都道12号に接続している。大橋には解説板が有り、大師道と呼ばれていた事が分かる。
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