長野県木曽町
巴淵はこの淵に棲む竜神が巴に化身して義仲を守り続けたという伝説が残る場所。義仲と共に幼少を過ごし、義仲と生涯を共にした愛妾・巴の名にちなんでいる。徳音寺は朝日将軍木曽義仲の菩提寺。コースから少し外れるが旗挙八幡宮は治承4年(1180)平家打倒の旗揚げを祈願した八幡宮として知られる。福島宿には天下の4大関所として知られた福島関所がある。興禅寺には木曾義仲の墓所がある。
〈区間〉薮原宿 〜 徳音寺 〜 輿禅寺 〜 福島関所 〜 木曽のかけはし 〜 上松宿 距離25.1km中部北陸自然歩道の一つである。
源義仲(1154〜1184)木曽義仲とも言う。平安末期の武将。為義の孫。幼名、駒王丸。木曽山中で育ち、木曽冠者と称される。以仁王(もちひとおう)の平氏討伐の令旨を受けて、頼朝・行家に呼応して挙兵。平維盛を倶利伽羅峠で破り、京都に入って朝日将軍とよばれた。しかし後白河院と対立し、範頼・義経の追討を受け、近江(おうみ)国粟津で戦死。その供養墓は大津市馬場の義仲寺にある。