群馬県草津町
ベルツ記念館のある「道の駅草津」から500ｍ程北へ進むと左側にスクリバ通りの表示がある旅館の案内板がある。スクリバ通りはここから東方向への通りである。この通りどこまでスクリバ通りなのかは不明である。地図上では500ｍ程で表記を止めている。途中には草津温泉ホテルリゾートがある。近くの浅間台公園には草軽電気鉄道の草津温泉駅跡の石碑がある。この付近はかつて草津温泉の入口であった。
スクリバは明治14年（1881）、東京大学の前任者シュルシェの後を継いで外科教師として来日。以後1901年まで20年間にわたって在任。「内科べルツ・外科スクリバ」と並び称された。スクリバ博士はベルツ同様草津温泉の医学的効能を世界に紹介し、滞在期間は無料診療所を開設し町民の信頼を得た。明治34年（1901）に東京大学の教職を退き、聖路加病院で外科主任。1905年、56歳で病没。勲一等を授与された。