いろいろな道

街道古道廃道道

名のある通り 千葉

 
漱石の小径


漱石の小径

漱石の小径
千葉県鋸南町
漱石は明治22年(1889年)8月の10日間、保田に滞在し友人4人と海水浴や鋸山観光を楽しんでいる。漱石は1867年の生まれであるから22才の頃の事である。旅の紀行漢詩文集「木屑録」を書き、俳人の正岡子規に送っている。この海水浴が一帯では記録に残る最古で、鋸南町の保田海岸には「房州海水浴発祥の地」の石碑が立っている。この時、明鐘岬の旧道を漱石が通った事から「漱石の小径」と呼ばれている。明鐘岬の喫茶店「岬」付近から保田海岸へ続く道である。明鐘岬にある喫茶店「岬」のママさんのお母さんが命名したと言う。この喫茶店は吉永小百合のでた映画のロケ地にもなった事がある。現在この道はがけ崩れで草に覆われ荒れ果てている。たまに、通る人もいるらしいがかなり通行は難しい様である。
 
明鐘岬

漱石海水浴の記念碑「房州海水浴発祥の地」
漱石ゆかりの地 へ 

県別 名のある通り リスト へ

HOME