青森県津軽郡外ヶ浜町
太宰は1944年5月12日から6月5日にかけて津軽地方を「津軽」執筆のために旅行している。津軽半島の最北端の竜飛の奥谷旅館に宿泊している。現在は観光案内所となっている旅館の斜め前の小公園には太宰治文学碑がある。石碑には、太宰治の小説『津軽』の一節「ここは本州の袋小路だ。(中略)そこに於いて諸君の路は全く尽きるのである」と刻まれている。有名な階段国道を登ると龍飛埼灯台がある。その南側に「文学碑の丘」がある。そこに行くには龍見橋と言う陸橋を渡るのであるが橋名の反対側には「太宰の道」と記されている。橋の別名であるのか、橋を通る前後の道も指しているのか判然としないが一応、道として紹介している。
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