ねこたび日記

2024年5月15日(水) 佐柳島  曇り時々晴れ 
朝6時。松山駅。
6:13発岡山行き特急「しおかぜ6号」(高松行き「いしづち6号」と併結)。

朝食は開店直後の駅のコンビニでおにぎりを。
さすがにJR松山駅にこの時間に来ようとすると市電では間に合わず、郊外電車の始発で大手町まで来てそこから歩いて駅に来ることになります。大手町の駅からJR松山駅までは徒歩5分ですけど、やっぱりちょっと忙しかった。(^^;
座席を海側に取りたかったんですが、予約した時点でグリーンの海側座席は満席。仕方なく山側に席を取りました。四国山地の山々を眺めながら一路東へ。
多度津着8:16。
駅から港まで15分。歩き慣れた道を行くと、もう多度津港のクレーンや高圧鉄塔が間近に見えてきます。
ちょうど出札が始まったところ。往復券を買います。

平日ということもあって、乗船客は30名弱。ほとんどが地元の方や物流関係の方。私と同じような島外からの訪問者は5~6人でした。
「新なぎさ2」入港。

この日も海は穏やか。
ただ、空気がちょっともやった感じでしたね。いまひとつ遠景が効かない。
途中、高見島に寄航し10名弱の乗客を降ろして佐柳島へ。
手前に見えるのは小島(おしま)、無人島です。

帰ってきたなぁ…佐柳に限らずですが、なぜかこの瀬戸内の島々には「来た」というより「帰ってきた」という感覚をもってしまいます。

9:55。定刻に佐柳本浦港到着。

ここから見ても新緑の鮮やかさが見て取れます。
そして…お出迎えが♪

また来たよ~♪

もう観光客なんか見飽きただろうに、ここの猫たちはいつも愛想よく迎えてくれます。
彼らにとってみれば「いつものコト」なんでしょうけど、本当になつっこい子ばかり。

通りがかる子に挨拶しながら港から海沿いの道へ。

この子はなかなかの美人さん♪

そのすぐそばにいた子。この子の姉妹かな。やたら愛想がいい。

去年の秋に会ったような…ひょっとして覚えてた?私の顔。

「こっちに来てみて」と私を誘うような仕草で溝の中へ。
「???」と思いながらついて行ってその子が入った場所を覗いてみると、

仔猫がいました。この子たちを見せてくれようとしたの?

普通、仔猫を抱えた母猫ってやたら警戒心が強くて、人間が近づこうものなら「フー!」と威嚇するか仔猫を連れて逃げ去ろうとするものですが…去年見た親子もそうだったけど、この島の猫たちは人間に疑いを抱くということを知らないのか、それとも猫好きの人を嗅ぎ分けているのか…。
こういう姿を見るとなおさら「この子たちの生活を脅かしてはいけない」と今更ながら思いますね。

生後1ヶ月ちょっとかな…まだヨチヨチ歩きです。

溝の中を行ったり来たり来たり。仕草すべてがかわいい♪

目が見えるようになってまだ半月ちょっと。今は目に映るものすべてに好奇心を抱く時期。
毎日毎日が大冒険なんでしょうね。

で、好奇心が過ぎて上に出てきちゃったりして。(^^;

さすがにお母さんもこればかりは「ダメ!」と子供の首をくわえて奥へ連れ戻そうとしますが…

全然わかってない仔猫。(^^;

お母さんの苦労がしのばれますねぇ。

この親子の様子を見ていたら、あっという間に時間が経って…。
気がついたらお昼近くに。
そうだ、ホステルに行かないと。昼食を予約してあるんですよね。
八幡神社。

旧佐柳簡易郵便局。郵便局としてはもう閉鎖されているんですが、建物はそのままに「猫たちのエサ場」として?残されています。

道ばたの猫たちに挨拶をしながら…。

今夜からの宿、ネコノシマホステルへ。今回はここに三泊します。

チェックインは最終の船が着く17:00以降なのでまだ部屋には入れませんが、夕方まで荷物は預かってもらえます。
ここの昼食、メニューはカレーライスだけなんですが、十穀米を使ったこのカレーは絶品です。一日に用意できる数に限りがあるので、前もって予約をしておいた方が無難。
食事の後はデザートを注文。いちじくのアイスクリーム。
ここに来たらこれは食べたい♪

一時間ばかりゆったりしたところで、カメラバッグだけを持って外へ。再び本浦集落に向かいます。
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