ねこたび日記

2023年11月23日(木) 晴れ時々曇り 佐柳島二日目 
翌朝。日の出前に起きて外へ。
今日は昨日とは違っていくらか雲が出るみたい。快晴というわけにはいかないかな。
確かに上空けっこう雲がありましたけど日の出は見られそう。

この日の日の出は高松基準で6:44。方位は114.1°
ここからだとちょうど高見島の上から日が昇る格好になります。日の出前の薄茜に染まった雲が美しい…。

日の出。6:55。高見島がある分、水平線基準より10分近く遅いですね。

それまでじっとしていた猫たちもゆっくり動き始めます。

モデルになってくれた↑この子はすごく懐っこくて、お礼にカリカリをあげたら私の肩に乗ってきてしまいました。(^^;

今日も佐柳島の一日が始まります。彼らの朝の様子を歩きながらのんびりスナップ。

やがて皆ゾロゾロと集まって…。

「ゴハンだよ~!」

本浦でも長崎でも、島のあちこちで島民の方々が猫たちにゴハンを。ここの猫たちは本当に幸せ。
そんな光景を微笑ましく見ながら、ゆっくりとホステルに引き返します。お腹空いた。(^^;
朝食は9:00から。それまでの間、洗面を済ませ、時間までホステルにいる子たちと過ごします。
このホステルでも20匹ほどの猫の世話をしていて、中庭には常時4~5匹の猫が遊んでいます。

母猫からおっぱいをもらっている子も。
もっともこの子たち、もうかなり大きいんですよね。生後5~6ヶ月じゃないかな?とっくに離乳はしているはずなんだけど、甘えん坊なんでしょうね。

お母さんもさすがに持て余しているようで…。(^^;

「はいはい、もう終わり!」「え~!もっと~~~」
そうかと思えば木に登って遊んでる子もいたり。

ドヤ顔してる。(^^;

見ていて飽きません♪
で、そうやってるうちに9:00。朝食の時間です。
食堂はかつての職員室。昼の時間帯は軽食カフェになります。

朝食を終えて部屋で一休みしてから、再び外へ。
うん、今日は昨日ほどすっきりとは晴れないようですね。

でもこんな雲はいいなぁ。秋らしくて♪

午前中は長崎に行くことにしました。もうすぐ9:55の船が本浦に入ってきます。今日は祝日ですから平日よりは外来の観光客が多いでしょう。その人たちはまず本浦集落で過ごすでしょうからじっくり写真を撮るなら午前中は長崎に行った方がいいかな。といっても、そんなに大勢の人が来るわけじゃないんですが。
長崎まではホステルから歩いて15分。ちなみに本浦までも15分。ホステルは本浦と長崎のちょうど中間点にあります。かつての佐柳小中学校ですから、どちらの集落からも等距離にあるんですよね。歩きだすと、お供してくれる子が。

長崎も本浦と同じ規模の集落で港があります。ただ、人は本浦に比べてやや少ない。本浦に比べて空き家が目立つような気がします。

お家の中から顔を出した子。

写真を撮っていたら中からお父さんが声をかけてくれました。
「猫撮りに来たんかい?中入ってお茶でも飲んでいきな」
お言葉に甘えてお邪魔させていただいて、お茶とお菓子をご馳走になりました。
お父さんの話では長崎の集落はここ数年でだいぶ人が減ったとのこと。
「こっちは本浦に比べると便が悪いけん」
ここは港が小さく浅いので、定期船も天候によっては入港できないことがあり、漁船にとっても本浦に比べると不便なこともあるそうな。そういえば一日4往復ある多度津との定期船のうち長崎に寄港するのは朝と夕方の2便だけであとの2便は本浦折り返しなんですよね。
30分ほど飼い猫さんと戯れながらお話を聴かせていただき、お礼を言って再び外へ。
「学校に泊まってるんかい?また来まい」
ありがとうございました。
長崎の集落のはずれ、墓地の手前の海辺には風の強くない日にはよく猫たちが集まってきます。

瀬戸のゆるい潮風に吹かれて…。

思い思いに。

お稲荷さんの鳥居を背に。よく見ると左手に白っぽい猫たちが戯れていますが、そこからすぐ横には…。

親子。仔猫が母猫におっぱいをねだっています。

通常、仔猫を育てている母猫というのは警戒心が強くこうした開けっ広げな場所では授乳は行わないものなのですが、こうした光景がごく普通に見られるというのは、いかのこの島の猫たちが島の人たちを信頼しているかということをよく示していると思いますね。私との距離わずか3m。普通なら、母猫は仔猫を連れてそそくさと逃げ去っても不思議じゃないんですが。
ここには、猫たちのためにこんな場所が。

島民の方と本土から来るボランティアの方が協力して作った猫の遊び場。いろんなおもちゃも置いてあって…。

仔猫も遊んでます♪

もうすぐ正午。ちょっとお腹が空いた。(^^;
ホステルに引き返してお昼ご飯にしましょう。
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