ねこたび日記

2023年11月22日(水)佐柳島一日目 続き 
小一時間ほどホステルで昼食休憩。
その後、着替えの入ったバッグを預けて再び外へ。カメラバッグだけの身軽な格好になりました。
のんびりと歩きながら猫たちの姿をスナップ。

この島はどこを歩いても猫の姿を見ないという場所はほとんどないので、のんびりと撮影ができます。
以前に比べて島を訪れる人はやや増えたということですが、それでも島が広いので撮影に苦労することはありません。なにより泊まりだから時間はたっぷりあります。
まして今日は平日なので、外来者がほとんどいない…。

静かな時間が流れます。
今日は風もなく備讃瀬戸の海は静か。潮騒の音もほとんど聞こえません。

前にも書いたことがあったかもしれないけど、私は猫の写真を撮る時「いざ撮らんかな」といった構えた姿勢で撮影するのは好きではありません。大上段に構えて構図を決めて、ということもしない。あるがまま…風に吹かれるに任せて。そんな気持ちで猫たちを眺めて、気が向いたらレンズを向ける。そんな感じですね、いつも。

そのほうがいい写真が撮れるような気がするんですよ…。
自分がこの佐柳島の空気に溶け込んでフワフワとした感じになったような、ね。

都会から持ってきた時計の針がどこかに消えて、「島時間」がゆっくりと刻まれる。
全ては風の向くまま、猫の気まま。

昼下がりの浜辺を猫たちがのんびり散歩。今はちょうど引き潮の時間。

備讃瀬戸の海はまるで鏡のように穏やか。佐柳小島と高見島がまるで絵のよう。

砂浜に猫たちの足跡がポツンポツンとついていって…。

午後2時。太陽はすでに傾き始めているけれど気温が一番上がる時間帯。手元のジッポゲージで21℃になってました。
この動画は肝心の猫にピントがあってなかった(スチール撮影でマニュアルにしたまんま撮ってしまったので)のでボツにしようかと思ってたんですが、一応この浜辺の雰囲気だけでも味わっていただければと。岩合さん風にナレーションを。(^^;
広い砂浜。思い思いにくつろいでる猫たち。平和です。

浜辺から道に戻れば、もう神社の鳥居には影が。

午後3時近くなるとかなり猫たちの影が目立つようになります。この時期ならではですね。

またぶらぶらと本浦の港のほうへ…。

うん、キミはイケメンだね♪

14時に多度津を出た船が入ってきました。この船はいったん本浦に入った後長崎まで行ってまた折り返し、本浦15:25発の多度津行きとなって戻ってきます。

その折り返しの船で帰る人たちが名残を惜しむように猫たちと戯れて…。ちょっとお話を伺ったら、昨日からネコノシマホステルに泊まっていたそうな。
「帰りたくない~」と仰ってました。(^^;

船が長崎から戻ってきました。

この船が出て行くと30分ほどで太陽は佐柳の山のかげに隠れ始めます。
猫の体に当たる光が薄赤く染まる。

この子はプロポーション抜群の美猫さん。目つきもモデルさんの目だったりして。
山の端に陽が隠れるまでのわずかな時間が一番光がきれいな時間帯。ちょっとマジメに撮影を。(^^;

やがて太陽は山かげに隠れ始め、影が次第にしたい寄ってきます。それから逃げるように足を運びながらの撮影。

でも影の方が足が速い…。今日はこれまでかな。そろそろホステルに戻ろうか。

「今日は島に泊まるんかい?」
そんな優しい声が聞こえたような。語りかけるような猫たちの顔。
日没にはまだちょっと間がありますがチェックインします。

今回は図工室。

すぐ隣が音楽室で、猫たちの部屋になってます♪
夕食をいただき、シャワーを浴びてこの日は早目に就寝。朝の列車移動もあったからちょっと疲れたかな。
窓の外から聞こえるかすかな波音ととなりの部屋から聞こえる猫の「運動会」の音を子守歌に夢の世界へ…。

明日もいいお天気のようです。
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