ねこたび日記

第四部「塩飽本島・豊島」

2023年5月20日(土) 曇り 
昨夜は丸亀泊り。宿に入ったのが比較的早い時間だったので、ちょっとグルメしました♪
丸亀といったら…うどん?いえいえ今回は骨付き鶏です。(^^;
いつもここに来ると行くお店があって。
あ、うどんは今夜高松でいただくことにします。
今日はちょこっとだけ早起き。ホテルの朝食を早めに済ませて7:40丸亀港発のフェリーに乗ります。
行先はもうおなじみの塩飽本島。
天気予報では今日は晴れて暑くなるようなことを言っていたのですが…朝からどんよりとした雲が上空を覆い、ゆるい東風も吹いていてちょっと長袖シャツ一枚では肌寒い。昼から晴れてくるのかな?

左舷に高見島を見て、35分ほどの船旅。今日の備讃瀬戸はちょっと鈍色。
8:15,本島泊港に入港。
港そばの観光案内所で自転車を借ります。帰りは14時の船なので6時間あります。今日は島の北側に行くつもりはないから徒歩でも充分なんですが、やっぱり楽をしたい。(^^;
港のすぐそば、さっそく猫がいます。

この子たちはここの漁協の人たちが世話をしているんですよね、4~5匹の子がいるんですがこの日出て来てくれたのは3匹。

なかなか人懐っこい子たちで、近くまでレンズ持って行っても逃げません。(^^;

覗き込んできたりして。カメラ慣れしてますね。(^^;

本島に来るのはこれが4回目ですけど、お天気は最初が雨、二回目が晴れ、三回目が晴れ、で今回は曇り。考えてみれば曇りの日って初めてだな~。
ある意味、光に苦労しないんで撮影には楽なんですよね。

港の子たちとしばらく遊んでから、自転車で泊集落へ。
本島はアートの島としても知られていますが、泊集落はあちこちにアート作品があるところ。それについては過去の旅日記を見ていただければ…。ちなみに泊港(フェリーが着く港)と泊集落は下の写真の標識でわかる通り、400mほど離れています。

曇りでよかったのかな…もし晴れて暑かったら、この子たちは集落の中の日陰に入り込んでいたかもしれないですね。空が白っぽいのは残念だけど。

ここの道はめったにクルマが通らないので猫たちものんびり。たまに通る地元の人のクルマもここに猫がいるのはよく知っているようで、徐行していきます。

この子の後ろ右側に見えるのは牛島。この島には一日に3便だけ船が寄港します。今日帰りに乗る船はそこに寄港する便。港が浅いのでフェリーは入れず小型旅客船だけが寄港するんですよね。
そういえば、牛島には猫いるんだろうか???

なぜか私のカメラバッグにご執心の茶トラ君。(^^;

この子は膝に乗りたそう。

キミはなかなか精悍だね…と言おうとしたら、女の子でした。(^^;

瀬戸内というのは台風でも来ない限り海が荒れることはほとんどないんだけど、一応こういう防潮扉が各所にあります。太平洋側と比べると地震による津波の危険性は低いとはいえ、東日本大震災のあとかなり増設されたそうです。だからどの防潮扉も比較的新しい。

沖を大きな船が通っていきます。タンカーかな??

海岸を離れて泊集落の中へ。皆ついてきちゃった。(^^;

ちょっと古びたなまこ壁の土蔵。今も使ってるのかな?

今日は気温が低いせいで、草蒸すような空気もない。むしろ海風がちょっと冷たく感じる。
本当に昼から晴れるのかなぁ?

辻を折れると…。

こんな道。やがて道は石段に。

来迎寺。浄土宗の開祖である法然上人ゆかりのお寺。ここに配流となった法然上人が島民を集めて念仏往生を説いたと言われています。
まるで城郭のような石垣の上に立つ寺院には独特の雰囲気があります。瀬戸内にはこうしたお寺、実に多い。

でもここの門前まで猫たちと一緒に来たのは初めてだな。
今日は土曜日で比較的観光客も多いはず。現に私が乗って来た船にもかなりな数の観光客がいたのですが、なぜかこの時間、こっちに来た人はあまりいませんでしたね。皆、笠島のほうに行っちゃったのかな?まあ、あっちのほうがメジャーですしね。

それだけに猫たちとゆっくり過ごせたんですが。(^^;
この三毛さんはいろいろとモデルさんしてくれました♪

この茶トラと茶白も。

さらに集落の奥に入っていくと他の子たちも顔を出して。たぶん観光客が来ていたらこれだけ多くの子は顔を出してくれなかったでしょう。ラッキーだったかもしれないですね。

歓迎されているのか、珍しがられているのか…?(^^;

皆仲良しのようです。

それはいいけど、私のバッグ占領しないで。(^^;

長屋門、黒板塀、石垣。趣のある小道で猫たちがくつろぐ…。
笠島のような整った町並みではないけれど、むしろこっちのほうが猫たちには似合っているような。

この子は懐っこくて…。

私のそばにぴっとりくっついて。(^^;

この時ちょっと小雨がパラパラ。天気予報ハズレですね…5分ほどで止みましたけど。
ちょっとこの子たちとジャラシでお遊び♪

皆なかなかノリがよかったです。
泊集落にあるアート看板(全部で7つあるんですが)の下でくつろぐ三毛さん。

気が付いたらここで2時間近く過ごしていました。もう10時半過ぎてる。(^^;

そろそろ移動しないと…自転車に戻り、西へ。ここだけで一日過ごしたい気分にもなるけど、それじゃ自転車借りた意味がない。(^^;
5分ほど西に走ると小阪漁港。

本島にはいくつか集落がありますが、大きな漁港を抱えているのは泊・小阪・福田・大浦・笠島の5つ。
そのうちでも一番規模が大きいのがここ小阪のようですね。漁船の数も多い。

実はここ本島にはいくつか民宿があって、そこでおいしいお魚が食べられるという。いつもここには日帰りだけどたまにはのんびり一泊するのもいいかなぁ。

出迎えてくれたのはキジ白の雄。

いかにもボス顔だけど…たぶんそうなんでしょうね。(^^;
去年の春に来たときはたくさんの猫に出会った小阪だったけど、この日はタイミングが悪かったのか出会った子は少なかったです。泊で2時間もいたからなぁ。11時。ちょうど猫たちのとってはお昼寝タイムかもしれないよね。
でも、この子がいた。

去年の春にやっぱりこの場所でモデルさんしてくれた男の子。まるで私を覚えてくれていたかのように寄って来た。

島でも町でもそうだけど、以前会った猫たちに再会するのって嬉しいんですよね。そしてその子がこっちを覚えていてくれたような仕草をしてくれるとなおさら。

元気でいてくれたんだ!と思わず顔がほころびます。泊でもここ小阪でも、去年会った子は健在だった。それはこの島の猫たちが安寧に暮らしていることの何よりの証拠。もちろんこれは佐柳島でも睦月島でも同じだけど。ただ佐柳のように猫の数が多いと似たような子がたくさんいるので、はたして寄って来てくれた子が去年と同じ子なのかわからない時があるけど。
ま、それはそれで嬉しいんだけどね。(^^;

今日もいいモデルさんしてくれました。

晴れていれば…瀬戸大橋がもっときれいに映えたんだけどなぁ~。

いい顔してるよ。男前だ♪

ちょっと甘えん坊でもある。もちろんモデル料は差し上げましたよ。

もう一匹。この子も去年会った子。去年はまだ小さかったけど、大きくなったね。

気が付いたら正午を回ってる。
この後集落の中を回ってみたけど、この子たち以外に猫の姿見えない。いやなぜか声は聞こえてたりして。たぶんお昼ご飯もらってる時間だったかも。いくつかの家でゴハンあげてるみたいだから。港の隅っこでこの子たちにカリカリあげながら、私は持ってきたおにぎりで昼食。
それにしても空は相変わらず曇ったまま。よ~く見ると南の丸亀のほうは陽が差してるような。そうか天気予報は「丸亀市」で見たんだっけ…ここ本島も一応丸亀市だけど、これだけ沖合に来ちゃうと天気違うのかもしれないな~。
再び自転車を駆ってさっき来た道を引き返します。残り時間2時間弱。今日は泊で2時間マッタリしてしまったので北海岸の福田のほうに行く時間は取れませんね。笠島に行って終わりかな。

勤番所を通り過ぎて。
そのちょっと先。甲生に向かう道との分岐点付近で見た子。なかなかいい体格。いやひょっとしてお腹大きい??

そのままノソノソと向こうに行っちゃいました。(^^;
笠島集落へ。毎度同じ写真ですが町並み保存地区の風景。

観光客は引き上げたのかな?静かでしたね。

でも猫たちはいました。

今日は泊で時間を取り過ぎましたね。(^^;
14時の船でなくて17時の船に乗るのならばもうちょっとゆっくりできるんですけど、今日は高松まで行かなきゃならない。17時の船だと遅くなっちゃうんだよなぁ。
小一時間撮影をして泊港に戻ります。
ここで港の猫たちをもう一度撮って…。

14:15の船に乗って丸亀に戻ります。結局今日は一日曇りでしたね…。
明日は最終日。今夜は高松に泊まって、明日は豊島に行きます。
もちろん今夜の夕食は讃岐うどん♪です。
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