Northern White ~北の絵日記~
この日は和田さんのエスコートで早朝からあちこち回ってみました。
日の出前のシラルトロ湖。まだ結氷面は広い。
日が昇ります。
木々の間から…。数十羽のタンチョウがいました。
こちらの気配に気づかれないようにあえて林を隔てての撮影です。
右手から多くのツルが飛んできて…。
まるでその合流を待っていたかのように今までいたツルも一斉に飛び立っていく。ちょうどいいタイミングでしたね。
ここに来るのが10分早くても10分遅くても撮れなかったかもしれません。
この朝も気温は下がりました。-17℃。
3月初めの気温にしては低い。川には気嵐。岸には霧氷。
川面にはタンチョウの影。
静寂の中、ゆっくりとタンチョウが歩いて下流へ…。
霧氷の林の中に一組の番。わかりますか?
ちょっとローキーに。
どっちが好みかはその人次第。
さて川沿いの小道を走っていたら、タンチョウが道路封鎖。(^^;
あの~。そこ通りたいんですけど…。
広域暴力団丹頂組?
首を羽に突っ込んで…動く気なし。まるでチンピラがポケットに手を突っ込んで肩いからせているような無言の威圧。(^^;
仕方がないのでゆっくりゆっくりクルマを前進させてどいてもらいました…が、なかなか一筋縄ではいかず、
結局ここを通過するのに10分近くかかりました。(^^;
あちこちで車窓からタンチョウを眺めながら、
浜中の海岸線へ。
でもここの沼にはまだタンチョウは戻っていなかった。
この沼には戻ってました。
この番、まだ営巣場所は決めてないようです。今年の新居の場所を検討中のようで。
湿原にはたくさんのエゾシカが。
この時期、エゾシカは繁殖期。一頭の雄鹿がたくさんの雌鹿を従えてハーレムを形成しています。もうそれぞれの雌鹿の胎内には新しい命が宿っているはずです。
琵琶瀬湿原。早春の色。
これは何の足跡だろう???
水と氷が描くアート。
ここのタンチョウは一年中この沼で暮らしています。そういう番もいるんですよ。ある程度開氷面がある浅い沼なら真冬でも魚が獲れますから。
牧場を縄張りにしている番も越冬地には行かずにそこで冬を越してる番が多いですね。それこそエサには不自由しませんから。牧場の人たちも自分たちのところに鶴がいるのが自慢だったりします。
踊ってるし。(^^;
もうすぐ営巣の時期。新居はどこに設けるのかな。
だいぶ雪が消えて来た丘。
猫も元気♪
しかし道東の猫ってほんとに太ってますよね~。皮下脂肪を目いっぱい貯めてそう。(^^;
そうじゃないとこの寒さは乗り切れないか。
一日中、あちこちぐるっと回って夕刻鶴居に戻りました。
和田さん、ありがとうございました。