これが私たちの仕事です!
私たちが台所やお風呂、洗面所で使った生活排水、トイレで流した汚物は、どこ行き、どう処理されているか、ご存知でしょうか?
このような生活排水を流す汚水管、雨が降った際に雨水を流す雨水管は、家庭の敷地を通って道路下の太い管を通っています。これらの管を通った汚水は浄水場で汚れた水をきれいにして川や海に戻しています。
これらの汚水管、雨水管を私たちは設計しています。残念ながら、設計後の管の全体像を観ることはできませんが、ゲリラ豪雨や集中豪雨などのニュース等を通して、私たちが携わった地域が放送されないことにより、その地域の皆さまの生活を守ることができたことを感じることができます。
また、コロナ禍において手洗い・うがいなど、手指衛生の重要性も予防の観点から重要ですが、我が社の仕事ではこの点においても貢献させていただいております。
このように、私たちが携わる仕事は小さなお子様から大人の課tまで、すべての方々の日常生活の安全安心、快適をお届けしています。
雨水は地下に浸透、蒸発という自然の流れに任せていました。
排泄された「し尿」は住んでいる階数問わず、バケツのようなものに汚物をため、窓から道や庭などに投げ棄てていました。その下を歩く通行人は、壁などに張り付いてその汚物をよけていたそうです。
このような生活環境により、街の衛生状態は悪化し、病原菌の温床となりました。
古くから農業用の肥料として「し尿」利用するために汚物を集めていました。つまり、当時からリサイクルシステムが構築されていたため、街は比較的きれいだったのです。
その日本において初めて下水道が作られたのは、明示17年(1884年)東京神田地区の神田下水ですが、本格的意下水道が整備されるようになったのは、第二次世界大戦後のことでした。昭和30年(1955年)以降、工場や生活排水によって河川など水質汚染がひどくなり、下水道法が昭和45年(1970年)に改正されました。以来下水道は町を衛生的に保つということだけでなく、公共用水域の水質保全という重要な役割も担うようにいます。
また近年は、下水道管や雨水管の老朽化対策や耐震対策の必要性も出てまいりました。震災対策が問われて以来、マンホール自体をトイレにする措置も取られるようになるなど、下水管とその耐震性の重要性は年々高くなる一方です。ゲリラ豪雨や集中豪雨など、一度にお雨が降って道路があちこちで冠水し、さらにひどくなると河川の氾濫や堤防の決壊などの被害も少なくありません。一度このような被害がでますと雨水も汚水も街中にあふれ出し、家屋のゆかしいた・床上浸水だけでなく家屋の崩壊、橋脚崩壊など、人々の住居環境、生活環境にも甚大な被害がでてしまいます。
私たちが携わる下水道設計は、このような被害を減らしていくと同時に、人々の日常生活の安心・安全を陰ながらお支えしております。