「ファースト・マン」

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2019年2月8日、映画「ファースト・マン」が公開されました。

人類史上、初めて月面を歩いた宇宙飛行士ニール・アームストロングを主人公とする、

1960年代のNASA(アメリカ航空宇宙局)のミッションが実話に基づいて描かれています。

アームストロングが月面に降り立った時に発した、

「人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍である。」という言葉は、あまりに有名ですね。



多額の費用をかけてまで宇宙へ繰り出す必要があるのだろうか?・・・最近、いろいろと議論がなされています。

“必要性”・・・日常生活を送って生きていくために必要なのか?・・・という問いかけにも聞こえます。

では、そもそも、何のために生きているのでしょうか?・・・“必要性・・・”難しい言葉です。

その答えを出すことは簡単じゃないけれど、とにかく、自分が生きている間、ハッピーでいたい!

そう願うのは、ほぼ全員共通の思いだと思います。



「この前、海外旅行に行ってきた!」と、帰国後の旅行者は、皆、どこか楽しそうです。

その幸福感は、先人達が人類の世界観を広げてくれたおかげ。

古代人の世界観は地中海周辺の一部の地域に限定されていたのに、

大航海時代になり、人類が大海原へ繰り出すと、一気に世界観が広がりました。

1911年の南極点到達や1953年のエベレスト初登頂などに、人類は沸いたことでしょう。



南極点到達やエベレスト登頂などは、特に、新しい物品が発明されたわけではありません。

しかし、その行為に人類は沸き立ち、共感し、達成感からくる豊かさを手にしています。

自然科学を理解し駆使することで、人類はさまざまな物品を発明してきましたが、

自然科学の恩恵は、それだけには留まらないのでしょう。

目に見えないところにも、人類が豊かさを得るチャンスは存在しているのでしょうね。



「かわいい子には旅をさせよ。」という諺があります。

自分を内側からだけではなく外側からも見ることで、世界観、あるいは、価値観は大きく変化します。

この諺、「子」という表現が使われていますが、子供だけでなく、大人に当てはめるのも良いかと。

「豊かさを得るために、自分の価値観をさらに飛躍させよ!」

この映画は、そのようなメッセージにも思えました。・・・ぜひ御鑑賞ください。


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