「ジオストーム」

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2018年1月19日、映画「ジオストーム」が公開されました。

「ジオストーム」とは、“いくつもの巨大嵐が合体した、地球規模の壊滅的な災害を引き起こす嵐”のことです。



大規模な自然災害が多発し、各国が自力で解決していけないレベルに達するようになり、

国々が協力して気象コントロールシステムを作り上げ、それにより自然災害の発生を抑えていました。

ところが、ある時、この気象コントロールシステムに不具合が生じ、暴走し始めます。

世界各地で異常気象が発生し、世界中がパニックになりました。

システムの暴走を止めようと、主人公が奔走する映画です。

なぜシステムが暴走する事態になったのでしょうか?

そこには、“人間の欲”の愚かな一面が関係しています。

どういうことなのかは、本編でご確認ください。



それにしても興味深いのは、“そもそも気象をコントロールできるのか?”ということです。

もし本当に実現可能なら、被害に遭うどころか、そのエネルギーを有効活用することさえ可能なのでは?

少し前になりますが、2008年に北京オリンピックがありました。

この時、開会式当日を晴天にするため、事前に雨を降らせ、雨雲を消し去ろうという計画がありました。

計画は実行され、開会式当日は晴れましたが、これが人工降雨の効果によるものなのかは不明です。



「人工降雨」は、水不足対策として、各国で研究されています。

空気中を上昇した水蒸気が上空にて冷やされ氷になり、

その氷が自重により落下してくるときに、そのままだと雪になり、融けてくると雨になります。

大事なのは「氷になること」であり、このきっかけとなる粒を空中に捲いてやれば、

その粒に集まった水蒸気が氷の塊となり、落下してくるようになります。

「粒」として利用される物質の1つに「ヨウ化銀」があります。

固体の結晶構造には「α型」「β型」「γ型」の3種類があり、

このうち「六方晶系」である「β型」は、氷の結晶をつくる核として適しています。



台風に電磁ビームを照射して、台風の勢力を弱めることも考えられているようです。

これは、高エネルギーを渦の中心に投入して、渦が形成されるのを抑制する・・・という原理です。

宇宙太陽光発電のアメリカ企業がこの方法について、既に特許を持っているようです。

今回の映画でも、これに似たシーンがあったような・・・。

実際に行われていることを、そのまま公表すると一般人への衝撃が激しいので、

映画という形式を採って、さりげなく予告していく・・・ハリウッド映画は馬鹿にできません。


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