「カリフォルニア・ダウン」

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2015年9月12日、映画「カリフォルニア・ダウン」が公開されました。

この映画のアメリカ版タイトルは「サンアンドレアス」。そう、あの断層です。

カリフォルニア州南部から西部にかけて約1300kmにわたる巨大な断層で、

1906年には、サンフランシスコ地震(M7.8)が発生して約3000人が犠牲となりました。



世界で最も権威ある学術雑誌の2強である「ネイチャー」と「サイエンス」において、

サンアンドレアス断層南部の歪みが十分蓄積されているとの研究成果が、2006年に掲載されました。

近い将来、M7.0以上の大規模な地震が発生するであろうことが言われています。

今回の映画は、このことを受けての作品です。



映画の中では、日本で東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震(M9.0)のことにも触れており、

当初2015年5月30日に公開される予定でしたが、一旦延期され、このタイミングでの公開となりました。



映画で発生する地震のマグニチュードは9.6。

アメリカ史上最大の地震は、1964年に発生した「アラスカ地震(M9.2)」であり、

世界最大の地震は、1960年に発生した「チリ地震(M9.5)」なので、

歴史上最大の地震が発生した、という設定になります。



電磁パルスの変化により地震を予知できるのではないか?・・・という話も展開し、

マグニチュード9クラスの「南海トラフ巨大地震」が予想されている、

地震国である日本にとっても、何かヒントを与えてくれる作品ではないでしょうか。


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