小惑星探査の意義

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2014年12月3日、小惑星探査機「はやぶさ2」が打ち上げられました。

目的は、小惑星「リュウグウ」から試料を持ち帰るためです。

「はやぶさ2」は、2003年に打ち上げられ、小惑星「イトカワ」に到達し、

2010年に地球に戻ってきた、小惑星探査機「はやぶさ」の後継機です。



なぜ、小惑星を探査するのでしょうか?・・・主な目的は、次の3つです。

@太陽系誕生時の様子や、その後の進化を調べるため

A小惑星衝突の可能性について、事前に把握しておくため

B将来的に有人探査をし、天体の資源を有効活用するため



@について。

地球の成り立ちを調べたいと思っても、

地球は、誕生時に、いったん融けた岩石がもう一度固まったため、

誕生時の原材料としての岩石を留めていない可能性があります。

一方、小惑星は、惑星になり損ねた小天体ですが、

これが幸いして、地球誕生と同じ時期の岩石を、そのまま残している可能性があります。

そのサンプルを採取して調べることで、

地球誕生時について何か情報を得ることができるのではないかと期待されています。



Aについて。

約6500万年前に恐竜が絶滅した原因は、小惑星など大きな隕石の衝突ではないかと考えられています。

近年では、ロシアに隕石が落下して被害が出ました。

今後、同じように、隕石などの衝突により、我々が被害に遭う可能性も否定できません。

小惑星の動きを把握しておくことで、そのような事態を回避できるかも知れません。



Bについて。

現在も、地球資源の開発は活発に行われていますが、

やがて開発し尽くしてなくなってしまうことが考えられます。

そうなる前に、地球以外の天体の資源を把握しておけば、慌てなくて済むわけです。

また、もしかすると、地球上に存在しない、未知なる資源が存在するかも知れません。

そのような資源を発見できたならば、面白い展開も待っていることでしょう!


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