全数調査と標本調査

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【全数調査】


ある集団のすべてに対して調査することを「全数調査」と言います。

5年に1度行われる国勢調査は、全数調査の典型例です。



ある調査をするとき、全数調査ができれば言うことありません。確実な情報が得られますからね。

しかし、実際には、そう甘くはありません。時間や予算、労力に限りがありますからね。

そこで、集団内からいくつかをピックアップして調らべることが行われます。「標本調査」です。



【標本調査】


先にも述べたように、全数調査が非現実的な時は標本調査が行われます。

また、全数調査が絶対不可能なときも標本調査です。例えば、製品の欠陥率を知りたいとき。

全製品のうち欠陥品がいくつ生じているか知るには、全製品を調べるのが確実な方法です。

しかし、そんなことをしていては、出荷する製品がまったくありません。



標本調査では、集団からどの一部をサンプリングするかによって結果が異なります。

したがって、確率論が必要になってきます。

統計学と確率論の関係が深い訳、お分かりになりました?


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