伊豆諸島・小笠原諸島の有人島

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2013年11月20日、小笠原諸島・西之島で火山が噴火しました。

この辺りの海底では、フィリピン海プレートの下へ潜り込んだ太平洋プレートの融解によりマグマが生じ、

活発な海底火山が海上に出現し、伊豆諸島や小笠原諸島の島々を形成してきました。

西之島は無人島でしたが、人が住んでいる島(有人島)で火山が噴火すると大変なことになります。

現在、人が住んでいる島は、伊豆諸島に9、小笠原諸島に2あります。

それらの島々の面積と人口は、以下の通りです。



伊豆大島(いずおおしま)(伊豆諸島)(面積:91.06 km2)(人口:7347人)

利島(としま)(伊豆諸島)(面積:4.12 km2)(人口:321人)

新島(にいじま)(伊豆諸島)(面積:23.17 km2)(人口:2575人)

式根島(しきねじま)(伊豆諸島)(面積:3.90 km2)(人口:550人)

神津島(こうづしま)(伊豆諸島)(面積:18.48 km2)(人口:1809人)

三宅島(みやけじま)(伊豆諸島)(面積:55.44 km2)(人口:2292人)

御蔵島(みくらじま)(伊豆諸島)(面積:20.55 km2)(人口:329人)

八丈島(はちじょうじま)(伊豆諸島)(面積:72.62 km2)(人口:7132人)

青ヶ島(あおがしま)(伊豆諸島)(面積:5.97 km2)(人口:160人)

父島(ちちじま)(小笠原諸島)(面積:23.45 km2)(人口:2140人)

母島(ははじま)(小笠原諸島)(面積:19.88 km2)(人口:470人)



これらのうち、近年に噴火があった島は、以下のものです。

過去を知り、未来に活かしましょう!



【伊豆大島】


伊豆大島は、伊豆大島火山と呼ばれる水深300〜400mほどの海底からそびえる活火山の陸上部分です。

主火口は三原山ですが、それ以外に、北北西から南南東にかけて線状に分布する割れ目から噴火することもあり、

現在の伊豆大島が北北西〜南南東方向に延びた形をしているのは、そのためです。

古代より罪人の流刑先となっていましたが、

中世に「伊豆国」として統治されるようになり、人が住み始めました。



科学的な噴火観測記録がされるようになった明治時代以降、

約40年に1回というペースで中規模な噴火が起こっています。

ここで、“中規模”というのは、排出するテフラ(火山灰)の量が 106 〜 107 の噴火を指します。

1876〜1877年、1912〜1914年、1950〜1951年、1986〜1987年。

1986年の噴火においては、地磁気の低下、火山性微動など、噴火の予兆が観測されたため、

島民全員が島から避難して犠牲者を出さずに済みました。



【三宅島】


三宅島は、伊豆大島の南57kmに位置します。

雄山を最高峰とする、水深300〜400mほどの海底からそびえる活火山の陸上部分です。

新生代第四紀更新世後期になって、この付近の海底で噴火が始まり、島が形成されたと考えられています。

明治時代以降の噴火記録は、1874年、1940年、1962年、1983年、2000年であり、

ここ数回は、平均して20年に1回というペースになっています。



2000年噴火のときは、数千年ぶりに新たなカルデラが形成されました。

・・・ということは、地下に大きな空洞ができていたということです。

・・・ということは、大規模なマグマ移動が起きていたということです。

伊豆半島を乗せたプレートは、現在も本州に衝突し続けているのですが、

この衝突により新たなせん断が生じ、これが南側に断層として現れ、

そこにマグマが移動していったのではないか・・・という説(伊豆半島デタッチメント仮説)があります。


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