突然変異
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DNAを複製する際に生じる複製エラーは、多種多様な修復機構により、随時、修復されているのですが、 それでも修復しきれないエラーは突然変異として残ります。 ![]() 学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。 「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。 自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。 各項目がマスターできているか、自分では分からない・・・という方も御安心を! こちらで診断(テスト)していき、まだ理解できていない項目は補強します。 カッコ内は、文部科学省の学習指導要領に従った、目安となる履修学年です。 先取りしたい方は、その学年に到達する前に学べば良いでしょう。 【突然変異】・・・「染色体突然変異」と「遺伝子突然変異」の2種類があります。 (01)変異(高2)・・・個体間に見られる形質の違いです。 (02)環境変異(高2)・・・親から子へ遺伝しない変異です。 (03)突然変異(高2)・・・親から子へ遺伝する変異です。 【染色体突然変異】・・・「異数性」「倍数性」「染色体の構造異常」があります。 (04)異数性(高2)・・・染色体数が、基本数の整数倍より、1個あるいは数個、多かったり少なかったり。 (05)ダウン症候群・・・第21番染色体が1本余分にあります。 (06)倍数性(高2)・・・染色体の数が、基本数の整数倍になります。 (07)種無しスイカ・・・通常二倍体であるところを、人為的に三倍体にして不稔性にしたものです。 (08)染色体の構造異常(高2)・・・「欠失」「重複」「転座」「逆位」があります。 (09)欠失(高2)・・・染色体の一部分が欠落しています。 (10)重複(高2)・・・染色体の一部分が重複しています。 (11)転座(高2)・・・染色体の一部分が切れて、別の染色体につながっています。 (12)逆位(高2)・・・染色体の一部分が通常とは逆方向になっています。 【遺伝子突然変異】・・・「点変異」と「挿入・欠失」があります。 (13)点変異・・・「サイレント変異」「非同義変異」「ナンセンス変異」「読み過ごし変異」があります。 (14)サイレント変異・・・アミノ酸配列に影響を与えない点変異です。 (15)非同義変異・・・別のアミノ酸を指定することになる点変異です。 (16)ナンセンス変異・・・アミノ酸のコドンが終止コドンに変わる点変異です。 (17)読み過ごし変異・・・終止コドンがアミノ酸のコドンに変わる点変異です。 (18)挿入・欠失・・・3の倍数個の塩基なら、アミノ酸の挿入や欠失が起こります。 (19)3の倍数でなかったら・・・コドンの読み枠がずれ、アミノ酸配列が大きく変わってしまいます。 【突然変異説】 (20)ユーゴー・フリース・・・1901年に「突然変異説」を提唱したオランダの植物学者・遺伝学者です。 (21)突然変異説(高3)・・・進化の原動力は突然変異である・・・と考える、進化論の学説の1つです。 「分子遺伝学」の一覧へ |
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