DNA修復
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細胞分裂に先立って、DNAの複製を行い、DNA量を2倍にしておきます。 DNAを複製する際、正確に複製することが求められますが、どうしても複製エラーは生じてしまいます。 DNAポリメラーゼのエラー頻度は10万塩基に1回ですから、 ゲノム全体を1回複製したとき、何ヶ所で複製エラーが生じているかと言うと、 ![]() 学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。 「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。 自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。 各項目がマスターできているか、自分では分からない・・・という方も御安心を! こちらで診断(テスト)していき、まだ理解できていない項目は補強します。 カッコ内は、文部科学省の学習指導要領に従った、目安となる履修学年です。 先取りしたい方は、その学年に到達する前に学べば良いでしょう。 【DNA修復】 (01)DNA修復・・・DNA分子の損傷を修復するプロセスのことです。 (02)損傷の原因・・・正常な代謝活動に伴うものと、環境要因によるものとがあります。 (03)環境要因・・・波長の短い電磁波の照射や、タバコの煙に含まれる炭化水素など。 (04)がん治療・・・骨髄幹細胞などに迷惑をかけないよう、がん細胞だけをピンポイントに攻撃しましょう! (05)ベンツピレンジオールエポキシド・・・タバコの煙に含まれる発がん性物質です。 (06)DNA複製エラー・・・1回の複製で6万ヶ所のエラーが起こっています。 (07)活性酸素・・・ミトコンドリアの呼吸鎖で生じ、細胞に障害を与えます。 (08)修復機構・・・一本鎖の損傷と二本鎖の損傷とで、修復機構は異なります。 (09)一本鎖の損傷・・・DNA修復酵素がはたらく色々な機構があります。 (10)二本鎖の損傷・・・組換えにより修復します。 【遺伝的組換え】・・・「遺伝子組換え」とは異なるので、区別しましょう! (11)細胞分裂の種類・・・「体細胞分裂」と「減数分裂」の2種類があります。 (12)体細胞分裂(高1)・・・1個の母細胞から遺伝的に全く同じ2個の娘細胞が生じます。 (13)減数分裂(高2)・・・娘細胞の染色体数は、母細胞の染色体数の半分になります。 (14)2段階分裂(高2)・・・減数分裂には、第一分裂と第二分裂があります。 (15)第一分裂(高2)・・・染色体数が半分になります。 (16)第二分裂(高2)・・・体細胞分裂時の染色体の挙動と同じです。 (17)二価染色体(高2)・・・第一分裂の前期に生じる、2本の相同染色体が対合したものです。 (18)染色体の交叉(高2)・・・二価染色体形成時に、染色分体が交わる(交叉する)ことがあります。 (19)染色体の乗換え(高2)・・・相同染色体の染色分体どうしが、一部交換されることがあります。 (20)遺伝的組換え(高2)・・・染色体の乗換えに伴って、遺伝子の組み合わせも変化します。 (21)組換え修復・・・DNAの両鎖に損傷がまたがっている場合、遺伝的組換えを利用して修復します。 「分子遺伝学」の一覧へ |
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