大学入試対策
|
|
(数学T)三角比 / 2次関数 / データの分析 2022年度の高1生から学習指導要領が変わりましたが、 「数学T」の内容は大きく変わっていないようです。 (数学U)図形と方程式 / 三角関数 / 指数・対数 / 微分積分(整関数のみ) 「数学U」に含まれる内容も大きく変わっていませんが、 旧学習指導要領では「三角関数」と「指数・対数」が別々の章として扱われていたのに対し、 新学習指導要領では「いろいろな関数」として、1つの章にまとめられています。 個人的には、「数学C」に含まれている“2次曲線(円錐曲線)”が、話の流れの都合で考えると、 「図形と方程式」の中に含まれていても良いような気がしますが、 大学入試の都合で外されているのでしょう。 (数学V)極限 / 微分積分(整関数以外の関数も含む) 旧学習指導要領のときから“異質なのに抱き合わせにさせられていた” 「2次曲線(円錐曲線)」「複素数平面」が「数学C」に移動しました。 これで「数学V」は、1科目の中で内容的にまとまった感じ。・・・ということは、 出題範囲に「数学C」は含めず「数学V」は含める、みたいな大学入試パターンが今後出てくるかも。 (数学A)図形の性質 / 場合の数と確率 旧学習指導要領にあった「整数の性質」は、その“残骸的内容”が残っているものの、 1つの章として扱う内容ではなくなりました。 これで、共通テストの「数学T・A」(100点満点)における「数学A」選択オプションは 事実上、なくなったと思われます。 (数学B)数列 / 統計的な推測 旧学習指導要領に比べると、「ベクトル」が「数学C」に移動し、なくなりました。 これにより、共通テストの「数学U・B・C」(100点満点)における選択オプションは、 「数学B」に含まれる2つの内容、および、「数学C」に含まれる3つの内容、 計5つの内容から3つを選ぶことになります。 (数学C)ベクトル / 複素数平面 / 2次曲線(円錐曲線) 令和7年度の共通テスト「数学U・B・C」の選択オプションですが、 5つから3つを選ばないといけないので、 まず、2つを、これまでの慣習で「数列」と「ベクトル」にしても、 「統計的な推測」「複素数平面」「2次曲線(円錐曲線)」から1つを選ばないといけません。 従来の文系選択者からすると、負担が増えることになりますね。 (物 理)力学(運動学を含む) / 電磁気学 / 波 / 熱 / 原子 中学校まで触れてこなかった「加速度」の概念を取り入れ、「運動学」を学ぶところからスタート! 運動学に、“その運動をもたらす原因”となる「力」を取り入れることで「運動方程式」を学びます。 「力学」と「電磁気学」が高校物理の2大テーマ。 量子力学への基礎となる「原子」は、どちらかと言うと知識問題。 (化 学)理論化学 / 無機化学 / 有機化学 理論化学は“計算重視”、無機化学は“知識重視”、有機化学は“思考重視”でしょうか。 近年、様々な製品の素材として有機化合物が研究されている現状を受け、 有機化学に関する問題がウェートを増してきているような気がします。 無機化学の分野は、注目の矛先が遷移金属に向いているので、 どちらかと言うと典型金属を主に扱っている高校化学の問題としては、限界を迎えているのかな。 (生 物)生態系 / 生体分子 / 発生・遺伝 / 環境応答 / 進化・分類 生物に限ったことではなく、理科の他の科目にも共通することですが、 高校3年間で全範囲を終えるカリキュラムを前提としているので、 高3の途中である1月に行われる入試では、最後の部分が割愛、または、易化する傾向にあります。 「生物」では、「進化・分類」に関する内容が、これに該当。 高齢化社会を迎え、医療分野を充実させたい日本の思惑からすると、 医学、薬学に直結する内容に重点を置きたいのかも知れません。 (地 学)固体地球 / 海洋と大気 / 宇宙 高校では、なぜか物理・化学・生物と並列関係になく、“虐げられた感”がある地学。 どちらかと言うと、日本では、選択科目の1つどころか、必須科目にしても良いくらいですが・・・。 地震大国である日本では、固体地球の理解は重要なこと。 地震と関連性の深い火山も然り。 近年の温暖化が影響しているのか、強大化する台風に備えるには、海洋と大気の理解が必須。 地球に期待できない地下資源を月へ求めるなら、宇宙開発は大事なこと。 いずれにしても、地学分野へ有能な人材を送りたいという日本の思惑を知っておくべし。 (※)やはり憧れる国公立大学。 しかし、レベルが高くて難しそう。 私立大学なら推薦枠があるけれど、高校から推薦してもらうには高1から頑張っておかないと! いずれにしても、高3になってから・・・というよりは、高1から頑張っておいた方が良さそうですね。 定期テストの頑張りで、推薦のための評価は良くなりますし、入試本番に向けての試金石にもなります。 高3生だけでなく、高1生、高2生も頑張ってください! 「塾での授業」に戻る |
|
|