2月25日
   AM 8:20 ラスベガス マッカラン国際空港着


ついに到着した!今回の目的地、ラスベガスである
何よりも誰よりもこの飛行機から早く離れたかった僕は
我先にと出口へ向かったが、この先何をどうしていいかも分からない為
とりあえずは他の人の様子をうかがいながら後をついていく事にした
当然の事ながらここから先は旅行会社の人以外は全て対アメリカ人である
まったくといっていいほど英語のわからない僕も
他の人の見よう見真似でどうにか無事に入国審査もクリアして
ラスベガスの地に第一歩をしるす事ができた
しかし何よりも僕が真っ先にした事といえば
10時間以上も禁煙状態だった僕の肺におもいっきり
タバコのニコチンを流し込む事だった、ん〜うまい(笑)

ラスベガス マッカラン国際空港

   

ほどなくして今回の僕の旅行会社の現地の担当者がやってきた
僕の担当者は新田さんという人で、バスの運転手はロバートさんという現地の人だ
まったく英語はわからなかったが、そんな人にも慣れているのか
片言の日本語を話してくれるロバートさんとも
身振り手振りではあったが、すぐに親しくなる事ができた

お世話になった観光バス

今回の飛行機でこのバスにお世話になるのは
2組のカップルと5人連れの家族、そして僕の計10人
なぜかそこで一人旅の気楽さよりも、寂しさを少し感じてしまった
一行を乗せたバスは、それぞれのホテルのチェックインの時間までの間
このバスでラスベガスの市内を案内してくれるという
超ラッキーだった
これでまったくの未知の土地の一端を垣間見る事ができる
走り始めたバスはまず空港近くのホテル『マンダレイベイ』へ向かった

ホテル『マンダレイベイ』

この『マンダレイベイ』というホテルの特徴は
何と言ってもその黄金色に輝くホテルの外観である
ホテルの内部や周囲は南海の楽園をイメージした作りになっていて
なんとちゃんと波の押し寄せてくる砂のビーチまで存在するらしい
それから一行は『ルクソール』というホテルに向かった

ホテル『ルクソール』

このホテルはエジプトをテーマに作られたホテルで
目の前には巨大なピラミッドやスフィンクスが立ち並んでいる
このピラミッドの内部も実は宿泊施設らしいというので驚きだった
次に向かった先はホテル『エクスカリバー』

ホテル『エクスカリバー』

ここは中世のおとぎ話や絵本の中から飛び出してきたお城そのものって感じで
メルヘンチックな作りになっている
だがその外見とはうらはらに、中に入ってみるとフロントには
大きな竜(怪獣?)の銅像があり、観光客達の記念撮影のポイントになっていた
この3つのホテルの間にはモノレールも走っている
その外見がとてつもなく大きい為に肉眼ではすぐそばに見えるホテル同士も
実際に歩いてみるとかなりの距離があった
なるほど!モノレールが必要な訳だ

その後向かったのは『ニューヨーク・ニューヨーク』というホテルで
その名の通りにニューヨークの町並みを再現したホテルである

ホテル『ニューヨーク・ニューヨーク』

まず目を引くのが目の前にど〜んとそびえ立つ自由の女神の像だ
ホテルの前には実物の約5分の一のブルックリン橋がある

ブルックリン橋 レプリカ

しかし何といってもここの目玉は
このホテルで再現されているニューヨークの町並みの中を疾走する
ジェットコースター「マンハッタンエクスプレス」である

マンハッタンエクスプレス

残念ながら僕は一人だったので、遠くから眺めるだけだったが...
しかしこの『ニューヨークニューヨーク』というホテル
実際には非常にさまざまな制限があり
宿泊するのがとても難しいホテルであるという話だった
何でも一日に2回は、お風呂に入らなければならないという
とっても綺麗好きなホテルらしい
だから名前も『ニューヨークニューヨーク』(入浴入浴)
なんちゃってぇ〜(笑)
おっとこれは僕ではなく、実際には現地の僕の
旅行会社の担当者が皆をなごませる為に言っていたギャグなのだが
車内はシィ〜ンと静まりかえっていて
あまり皆の気持ちをなごませる働きはしなかった様だ
おっと皆さん勘違いしない様に!
本当はそんな制限なんて一切なくて
予約さえ取れれば自由に宿泊する事が出来ますよ
それから道をはさんで反対側にある『MGMグランド』というホテルへ徒歩で移動

ホテル『MGMグランド』

このホテルには台も合わせると高さが21mもあり全米一という
ブロンズのライオン像があって驚かされるが
何とホテル内部には本物のライオンも飼育されているらしい

ブロンズのライオン像

世界中の大型リゾートホテルの中でも
この『MGMグランド』のスケールはケタ違いにでかいらしい
実際に歩いてみて、まさにその大きさを実感してきたよ
その後バスはいくつかのホテルを通り過ぎて
古代ローマ帝国風に作られたホテル『シーザースパレス』の中にある
『フォーラムショップ』へ向かった
ここでしばしの自由時間となり、それぞれが自由に観光する事となった

ホテル『シーザースパレス』

僕は『シーザースパレス』や『フォーラムショップ』は後にして
徒歩でまず隣のホテル『ミラージュ』に向かった

ホテル『ミラージュ』

ここにはホテルの前に噴水があり、夕刻の時間になると15分おきに
火山の噴火ショーがある

ホテル『ミラージュ』前の噴水(昼間)

ぜひ、夜になってからもう1度来てみようと次のホテル『ヴェネチアン』に向かった
ここはホテルの中には何と運河があって、船頭さんがゴンドラに乗せてくれるのだ
そして何と船頭さんが歌を歌ってくれるというオマケ付きなんだよ
しかし残念ながらこの頃からラスベガスでも年に5日くらいしか降らないという
雨に降られ始めてしまった為か、ゴンドラには誰一人も乗ってはいなかったよ

ホテル『ヴェネチアン』にあるゴンドラ

それから少し戻って『ベラッジオ』というホテルに向かった
ここにはホテル前に広く広大な人造湖があって
昼過ぎから15分〜30分の間隔で噴水ショーがあるらしい
しばしその場で待って噴水ショーを見てみた
優雅な曲に合わせていくつもの噴水が華麗に空に向かって踊っているみたいだった
でもこの噴水ショーは、夜の方がもっと幻想的に見れるという事で
また夜に見にきたいと思った
もう一つオマケでこの『ベラッジオ』というホテルには
ラスベガスでも3台しかないという1000ドルのスロットマシン
があるというので見に行ってみた
1000ドルという事は日本円にして約12万円
MAXで3000ドルまでベットできるから約36万円が
当たればいいがハズレたら一気にパー
そんなスロット誰がやる?って思ったら
アラブとかのどっかの金持ちがたまに遊ぶらしい...
そんな人になってみたいと思いつつ、一行はバスに乗り込み
それぞれが宿泊するホテルへと案内されていった

僕がこの旅で宿泊したホテルは『アラジン』というホテルで
その名の通りにアラビアンナイトをイメージした作りになっている
なぜこのホテルにしたかというと...このラスベガスの中でも『アラジン』は
一番新しいホテルだったからという理由だ
ここへ着いてすぐに担当の旅行会社の人間が
オプションツアーを組んだらいかがですか?と持ちかけてきた
当初はここ、ラスベガスに来て帰るだけで他に目的地も無かった訳だが
せっかくここまで来たのにもったいないですよとせまられて
その日の夜のナイトツアー
そして翌日は、あの『グランドキャニオン』へのバスツアー
そして次の日には『実弾射撃』とオプションツアーを組んでもらう事にした
その時点での時刻は午後3時、ナイトツアーの時間は午後6時
それまで少しでも体を休めようと部屋で横になる事にした
僕に用意されていた部屋は12階にある1293号の部屋だった
っと言う事はあれだね、この12階というフロアには
少なくても93室、いやそれ以上の部屋があるという事だ
んむむ〜やはりさすがはラスベガス、規模が違うぜ〜
ただやはり初めての土地で慣れないホテルの1室、しかも一人なので
ベットに横になってもほとんど体を休める事は出来なかった
退屈しのぎにテレビをつけても聞こえてくるのは英語と訳のわからない番組ばかり
しかしなぜが画質はかなり悪いが日本のNHKだけは放送していた
くだらない番組だったが...

やがて夕方になりホテルのロビーに集合して
運転手のロバートさんに、また軽く挨拶と握手を交わしていざ、ナイトツアーに出発
しかし雨はますます大粒になり激しさを増していた
ナイトツアーには昼間も一緒だったカップルが1組と
後はまた違う便で来たのか、すでに先日から滞在していたのかわからないが
やはり別のカップルが2組と4人連れの家族、計11人でスタートした
まず最初に向かったのが『ストラトスフィアタワー』
簡単に言えばサンシャイン60の展望台の様な物かしら?
高さはサンシャインの比ではなく、地上113階を誇るが...
ここの展望台から夜のラスベガスの町並みを見渡すのだ
さすがは眠らない町といわれるだけあって、町の中は光で満ち溢れている
しかしその町並から少しでも離れると、そこは漆黒の闇の中だ
そう、ラスベガスという町は砂漠の中にぽっかりと出現した
オアシスの様な町なのだ
しかもこの『ストラトスフィアタワー』には地上113階に展望自慢のジェットコースター
その名も『ハイライド』がある、ん〜乗りたくない
何とそれどころかこれみよがしに
その地上113階から更に上に向かってドッカ〜ンと打ち上げられる
その名も『ビッグショット』というアトラクションが存在する
ん〜死ぬね、絶対に...
ま〜僕の場合は夜だったし、しかも雨が降り続いていたから
乗りたくても乗れなかったがね、ん〜残念だ(ホッ)

そこから更に一行はラスベガスの中でもかなりはずれにあるダウンタウンへ
名物である『フリーモントエクスペリエンス』を見学に向かった
これは全長450m高さ30mのアーチ状のアーケードで繰り広げられる
美しい光と、迫力の大音響のショーである
このアーケードをスクリーンにしてコンピューターでプログラムされた
210万個の電球が、日没後1時間毎に10種類の映像を映し出すのである
僕が見た映像は『オデッセイ』といわれる映像で
1番人気の高い映像という事だった、またまた超ラッキーかな?
これで雨が降っていなかったらもっと良かったんだろうけどね
何せ上を見上げているもんだから、雨が直撃なのさ

残念ながらこの雨で『トレジャーアイランド』というホテルで予定されていた
『バッカニア湾 海賊ショー』は中止になってしまった為に
その隣にあるホテル『ミラージュ』にて『火山噴火ショー』を見る事になった
ショーが始まると不思議な事に、噴水にライトを当てているだけなのに
本当に火山が噴火して溶岩が流れ出てくるように見えてくる
もちろん実際に炎も使ってはいるのだが、そのリアルさには驚きだった
しかしショーは約5分ほどで終了で、あれ?って感じの終わり方だった
それから昼間にも見たが、また夜の幻想的な姿を見に
『ベラッジオ』にある人造湖で行われる『噴水ショー』に向かった
この噴水は数十曲以上もある曲に合わせて
いくつもの噴水が噴出したり宙を舞ったりしながら変幻自在に舞い踊る
もちろん曲によって噴水のパフォーマンスも違う為に
何度見ても飽きのこないアトラクションになっている
また、このショーを見る場所にもよって、その美しさはさまざまに変化するらしい
また明日も見に来て見ようと思える内容だった

この日のナイトツアーは以上で終了となり
明日はいよいよ今まではテレビでしか見た事のない
あの『グランドキャニオン』へ向かう事となる
この日の食事をここまでまったく取っていなかった僕は
ここで日本から持ち込んでおいた、フリーズドライのおにぎりを作って食べてみた
なかなかバカにできない抜群な味がしたが
あまりにお腹が減っていた為だったかも知れない