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近 隣 の さ く ら
京都の清水寺や平安神宮、奈良の吉野山千本桜、あるいは福島の三春の滝桜など、日本各地には桜の名所が数多くあり、いつかチャンスを見つけてそれらの桜を観に行きたいと思っていますが、今年は私の住んでいる武蔵野市近隣で楽しめる桜のスポットを、バスと徒歩で訪れました。 (写真をクリックすると、拡大写真のページが開きます。)
井の頭公園 (2003.4.7) |
井の頭公園は家から歩いて5、6分の距離にあるので、満開の桜をほぼ毎年楽しんできています。
昨年、学校の春休みで遊びに来ていた孫と一緒に日曜日の昼頃に行ったところ、暖かく穏やかな天気に恵まれたこともあり家族連れやカップルなどた〜くさんの人出で賑わっていました。池に沿った桜並木の下の遊歩道は人の波の行列で普通に歩くこともままならない状況だったので、今年は朝8時頃に出かけました。
井の頭公園には約400本のソメイヨシノの古木が池の周囲をぐる〜っと取り囲んでいるので、切れ目なく続く満開の桜と、水面にその艶やかな姿を映している風景と、桜を2倍に楽しめるのが井の頭公園の大きなメリットだと思います。満開の桜と静かな池面、とてもいいマッチングです。
花を眺めるだけでなく、食べて飲んで楽しむ宴は、平安朝の時代の頃からの日本古来の伝統のようで、満開の頃の週末は池の周りではあちらこちらで車座になって花見の酒盛りがおこなわれており、賑やかです。しかし、週明けの朝早くに池の周りを散歩すると、食べ残しや飲み残しの紙袋がゴミ箱からあふれ出て山積み状態になっており、すえたような異様な臭いが辺りに漂って残っているのには閉口します。満開の桜の下での宴会も楽しいでしょうが、「自分のゴミは自分で持ち帰る」ことを徹底して欲しいと、付近の住民としては思います。
神代植物公園 (2003.4.3) |
三鷹駅(JR中央線)南口から調布駅(京王線)行きのバスで、神代植物園前で降ります。入園料(大人500円、65歳以上は250円)はかかりますが、ソメイヨシノをはじめとして、多くの種類の桜が植えられており見応えがあります。満開の時期は人出もやや多くなりますが、飲めや歌えやの宴は禁止されていますし、広い園内はきれいに整備されているので、ゆっくり・のんびりと桜を満喫することができます。
カンヒザクラ |
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園内にはボケ、ミツマタなどが、また温室の中の大きな水槽にはハスの花が咲いていました。
ボケ | ミツマタ | ハス |
国際基督教大学 (2003.4.4) |
正門から校内へ向かう桜並木は見事です |
校内あちらこちらで桜が見れます |
神田川沿い遊歩道 (2003.4.6) |
井の頭公園から流れ出た神田川は、京王井の頭線・高井戸駅あたりまで井の頭線の鉄道路に沿って流れていますが、このお花見スポットはその三鷹台駅と久我山駅の間で、どちらの駅からでも歩いて4、5分のところにあります。
タイルブロックが敷きつめられてきれいに整備された川沿いの遊歩道に沿って、桜並木が数百メートルほど続いています。桜を観に来ている人は近隣に住んでいる家族連れやシニア・カップルの方々のようで、人の出もそんなに多くなく、遊歩道ですから車が入り込んでくる心配もなく、のんびり・ゆっくりと桜を楽しめるローカルな穴場です。
武蔵野市役所 (2003.4.4) |
三鷹駅(JR中央線)北口から、武蔵野市役所前を通る何本かのバス路線が出ています。そのバスが五日市街道を横切る交差点(武蔵野中央)からスタートし、市役所前、市営野球場横をとおって、千川上水に架かる更新橋まで、約1,000メートルの中央通りの街路樹はすべて桜で、満開の時期には夜9時頃までライトアップもされています。
また、市役所北側の通りも、そのすぐ横にあるNTT開発センター東側の通りにも見事な桜並木があります。武蔵野市役所を囲んでいったい何本の桜の木が植えられているのか分かりませんが、半端な数ではないことは間違いありません。
唯一の難点は、日中は交通量が多いところなので、排気ガスを吸わされることです。満開の期間だけでも歩行者天国みたいな交通規制はできないものかとも思いますが、中央通りは南北に走る幹線道路でもあるので難しい相談かもしれません。
中央通りの桜並木 | 市役所北側通りの桜のトンネル |
市役所8階からの眺め | NTT開発センター横の桜並木 |