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アンカレッジの街


アンカレッジの街は、初日にアンカレッジ空港に着いてデナリへ移動するバスの車窓越しに見たのと、5日目「26氷河クルーズ」から戻ってきた後で夕食とお土産のショッピングを兼ねてダウンタウンをちょっと歩いただけなのですが、高層ビルの数は10本の指に余るくらいでしょうか、静かな田舎の都市といった風情です。

アラスカでは最大の都市ですが、広大なアラスカの原野だったところですから、高層ビルを林立させるよりは、どんどん横に広がって発展してきた街です。ダウンタウンの街路は、東西に走る道は 1st Ave.、2nd Ave.、・・・と数字名が、南北は A St.、B St.、・・・とアルファベット名になっているので、番地さえ分かればレストランや土産物店を探すのは比較的簡単です。



ホテルの13階、東に面した部屋からみたアンカレッジ市街で、とにかくフラットで、だだっ広い!です。高層ビルが建っているダウンタウン中心部はホテルの部屋からは反対側(西側)のほうに集中しています。

でも、写真中央の道を車で30分も走ると、そこには緑一面の原野が広がり、大小の湖も点在している、自然に囲まれた素晴らしい環境です。 (写真はクリックで拡大します)


(写真はクリックで拡大します)
街の中心部は近代的な建物も多く、鮮やかな色の花で飾られた花壇があちらこちらに作られています。

レトロなデザインの市バス、街灯に吊るされた可愛いフラワーバスケット。絵葉書のようです。


ダウンタウンから歩いて15分ほど、アラスカ鉄道のアンカレッジ駅の近く。地図で調べても名前が分からない川ですが、クック入江に面した河口から5〜600mほどのところに堰が設けられていて、レッド・サーモンの大群が遡上して来ているとの話を聞いて、見に行きました。


(写真はクリックで拡大します)
なんの変哲もない川ですが、多くの釣り人がキャスティングしています。夜9時半頃でこの明るさです。
堰にかかる橋の上からの写真で、水面の乱反射でちょっと見にくいですが、体長5〜60cmは優にあるレッド・サーモンの大群が堰を目がけてどんどん上がって来ています。





JAL直行便を利用したアラスカ旅行は、あっという間の一週間でした。何万年以上も前から在る原生林、タイガの森やツンドラ地帯、氷河群、そしてその中で生き続けている野生動物たち。それらを目の当たりにして、「大自然にとって、人間はたんなる闖入者である」というデナリ国立公園をはじめとする環境保護への基本的姿勢を、充分に肌で感じることができました。




帰国の日、アンカレッジ空港で見たアラスカ航空のシンボルマークのエスキモーの顔が「またおいで!」と微笑んでいました。次回はオーロラを観にアラスカをまた訪れたい!と思います。


 5日目(26氷河クルーズ)