対 決 土方歳三最期の一日
さて奉行所。大鳥くんはジオラマ作ってます。細かい作業だなぁ…だけど明日降伏するのに??
総裁に会わせろっっと土方が面会申し込み。あ、受付はケースケ?(笑)
この辺りの会話はですね、大鳥くんをこうしないと話が進まないのでこうなってるのよ〜って事で納得させてます(いやあんましてない/苦笑)
だけどここまでケースケを貶めないでもいいのになぁ。。
お互いに命を掛けて戦場に出て行ってるのに、あんな云い方しなくてもいいじゃんって思ってしまう。。。
ケースケの事を嫌いでもいいけど、云っていい事と悪い事があるでしょっっ
その区別がつかない土方なんて許せない〜〜(T_T)つーかあり得ない…三谷さん、この台詞はないよ(T_T)
徳川家臣の意地をかけ箱館までやってきたんですよ…
ずっと転戦してきて、北上してきて、其挙句がこんな罵詈雑言?負けたのがケースケの所為??
退却がいけない事?バカ云っちゃいけません。二股の退却は土方とてわかっていた事の筈です。
戦況を考えたら当然の事なのに…この台詞は土方をもバカにしてる。
あぁいけないアツくなってしまいました(^_^;)
元々そんなに詳しくなく断片をちらちら聞いてた位で、ただそんなヘタレじゃない〜〜としか云えなかったのですが
続編後に大鳥サイドのブログなどを読んだりして、やっぱりヘタレじゃない〜〜とわかったので益々意気が上がりました(笑)
三谷さんが全部わかってて書いたとしても、ここは容認できません。
今迄の状況説明と例えばの策を二人が話し合って…はいないな(苦笑)怒鳴りあってる。
もう云い方が昔のまんま(笑)土方くん、意地悪云うの上手(大笑)あ、云い方が意地悪いのか(爆)
いちいち壊されてるジオラマを直してるのが健気…
最悪の事を考えておくのが策…山南さんの言葉だね。ちゃんと覚えてるんだね…
この土方策を聞いてる時のケースケ、これ以上聞いてるとまずいっっと思って切り上げたんじゃないかと邪推しちゃいます。
「参考までに聞かせてもらおう」って云った後のカオは結構どきどきわくわく?みたいなのも一瞬あったり…
だってホントは…
ひーじかーた君っっの裏返った声、何とも素晴らしい。このヘンは吹越さんの膨らまし方がいいです。
「お前では話にならん」「おっお前とは何だっ」もうサイコーです、吹越さん。「お前」なんて言葉使うかな〜とちと気になるけどさ(苦笑)
立ちふさがる大鳥を簡単に突き飛ばして(^^:)総裁の元へ向かう土方。追いかける大鳥の一声で取り囲まれる土方…
これこれ味方でしょっっふくちょったら鯉口切ってどうするのよ(^_^;)
そこへ真打榎本総裁登場。
「総裁がお呼びなので、云って来るわ」もう京都時代のふくちょ全開です(苦笑)
総裁入れ札事件も暴露されもみあげもこちょこちょされて(笑)大鳥くんカワイソウです…(^_^;)
確かに1点入ってたけど、ホントに本人が入れたの??んな事はないか(苦笑)
しかし土方の「自分で入れたろ自分に」の云い方が妙にツボ☆「今ここで云う事ではないだろおっっ」もツボツボ☆☆
「君と大鳥は愉快だね。顔を合わせる度にいがみあって」
あぁこの懐の深い感じ…いいですねぇ(うっとり)
大鳥と土方の会話を聞いてた時のにやりも良かったけどねっっまぁ私も笑っちゃいましたがあの台詞。
「てっきり今夜はな、死ぬ覚悟で別れの杯をかわしてるのかと思ってた。ところが実際はどうだ、降伏を前にしての宴じゃねぇか。
てめぇら生き延びるつもりで酒くらってたんだろ。そんな所にのこのこ顔を出してみろ、土方歳三末代までの恥になる」
あはは、何てらしい台詞なんでしょう。総裁でなくてもにんまりしちゃいます。
この時総裁の目線で、窓の向こうの土方と大鳥が動いてるのがかすかにわかる。こういう細かい演出はいいですね。
美術さんがちゃんとした空間作りをしてるからこそだね。なにしろ奉行所作っちゃってるもんな(^_^;)
一度ゆっくり膝を交えて…ってこれまでに一回も話しなかったのかいっっそんなのあり得ない〜
そんなに独りで居たなんて思いたくない〜〜〜(T_T)淋しすぎるよ…
とにかく洒脱な榎本、頑なな土方。ワインもサンドウィッチも却下の土方、ダメだよ〜〜(T_T)
降伏を撤回するよう、切っ先を向けられても余裕で受け流す、流石の釜次郎☆
そしてあっさり見破られます。
「アンタ、死にたいんだろ、一日も早く戦でさ。そんな物騒なヤツに俺の兵を預けられるか!」
わかってるんです、90分で話を作ってるんだからこうなるって。
それでも。
無念を晴らす為じゃなかったのか?死ぬ為だったのか?
そんなんでかっちゃんが喜ぶとでも思ってんのか??って渇を入れたくなっちゃうんですよ〜(^_^;)
容保さまだって死に行く為に北行きを勧めたんじゃないよ…はじめちゃんだってそんなつもりで残ったんじゃないよ。
みんなの想いを忘れてないか…?
降伏が出来ないのは構わない、その為に談判に来るのもいい。
だけど死ぬ場所を取り上げられるのは困るから、なんて理由で来てるなんて…
「兵はいらん。俺一人だけでも斬り込ませてくれ。その後で降伏すりゃいい」…最悪。こんな後ろ向きなのは悲しい。
カッコ悪かったぜ、なんて人に云えないよ。あんたが一番カッコ悪い。
ずっと泣いてるんだもん、顔のどこかで。そんな悲愴な悲痛な土方見ていられないよ…聞くのがツライ(T_T)
少し気分を変えてミーハー路線で攻めてみますって今迄も充分みーはーか(苦笑)
らぷりんの江戸弁が妙にせくしーっっ元々大阪の方ですから余計にかな。
丁寧にしゃべってるよりハマってるんだもん。
この二人の会話、心地いいんです、声がとってもいいから。内容さえわかんなけれど何度でも聞いていたいんだけどさっっ(苦笑)
何が何でも降伏するという総裁に土方は反発。ここで総裁渾身の一発です。
「俺だって命が惜しい訳じゃねぇ。アンタに斬られなくったって明日の今頃は腹を切ってる。私の命と引き換えに皆を救ってもらうつもりだ。
こう見えても俺だってサムライだよ。アンタも本気のようだが私だって本気だ。だからそいつ(刀)を下げてくれねぇか」
視線強いです。見事な対峙です。本気で皆を助けようとしている総裁に気圧されたか、土方ようやく刀を下ろします。
刀ってあんなに長く片手で持っていられるモンなんですかねぇ…重みが感じられないのが残念…
だけど刀を納める時の仕草がカッコいいからよし(爆)。カオは見てらんないけどね…眉間にしわあるし(苦笑)
今度は膝を突いて一人で斬りこみする事を懇願、それも却下されます。もう自分以外死なせないって云ってるじゃないかっっ
「だったら俺はどうすればいい!?」こんな言葉…驚きました。こんなに土方が迷う…見失う事ってありましたっけ。
新選組を強くする、かっちゃんを大名にする、目的に突っ走ってる時の彼は迷わなかった。けれどかっちゃんを失って久しい今彼は自分を見失ってる…
混乱してる土方を包む榎本総裁の一言
「どうするかねぇ…とりあえず一杯。知らねぇものは一度は試してみないと了見を狭くするよ」
カッコよすぎ…(バタリ)
そんな最中でも総攻撃の準備は着々と進んでいます…こんな時にアタマ二人が言い争いしてるなんてねぇ(苦笑)
床に座り込む二人、ワインを飲みサンドウィッチをほうばる。
ワインのうんちくを語る総裁。土方くん初めて飲んで「悪くはない、良くもないが」あぁ意地っ張り(笑)
土方は初めて会った時の事を喋り始める。仙台でのファーストシーン…見たかった。
総督を土方に任せたいと榎本が推薦して生殺与奪の権利を寄越せって云うとこ見たかった。ハマりそうだよねぇ、山本土方。
新しい国を作るという夢を語る榎本に賭けたと語る土方。
日本にもうひとつ新しい国を作る。ムチャな話だ。しかしアンタだって腹の底ではそれが夢でしかないとわかっていたはずだ。
でもそれでよかったんだ。俺たちの思いはただ一つ。薩長に一泡吹かせること。
「なのにどうして今になって薩長にアタマを下げる?そんなアンタに一時でも近藤勇を重ねた自分が恥ずかしい」
「近藤さんと勝手に重ねて勝手にがっかりされたんじゃ、こっちゃたまんねぇな」
全くだっっ土方、何て事を云うんだ〜〜局長と榎本を重ねていたなんてっっっ一番してほしくない事を〜〜〜(T_T)
俺の近藤さんはこんなに立派だったんだぞっって自慢してる子供みたいだよ、トシ(T_T)
そりゃ榎本さんだって怒るさ「私は榎本武揚だ」男の矜持ですよ。
そして一つの思い違い。
新しい国作り…榎本総裁は本気だった。最初から諦めていたのは土方、君の方だった。
「君はムリだと思っていたようだが、本気で作ろうと思っていた、蝦夷地に新しい国を」とにやり。
すっかり喰われてるぞ、土方くん…
「君は案外リアリストなのかもしれないね。しかし私は違う、間抜けなロマンティストさ」
色っぽいわ…(ずぎゅん)
望楼に登っていくまぬけなろまんてぃすと、と、りありすと。
ろまんてぃすとが語る夢。
薩長に張り合ってこの地に一から新しい国を作るのだ。我ら自身の。りありすとの告白。
「確かに俺は死に場所を探していた。その横でアンタは今の今まで本気で薩長に勝つつもりでいたのか」「勿論だ」
「あんたはバカだ」「お褒めの言葉と受け取っておくよ」総裁のにやり顔が素敵☆
「けれど夢は覚めた」次の仕事は自分の命と引き換えに部下たちを助ける事…つまり降伏。
思い出し笑いをするように、又夢を語り始める。
ここはらぶりんが一番好きなシーンだと云ってた処ですね。実を云うとね…と語り始めた所、ホントにかわいいっっ少年のようでした。
「戦が終わったらこの地で牛を飼う事にしていたんだ。何万頭の牛だ。牛の乳からバターやチーズを作る。
農業や牧畜を盛んにして人々を豊かにする…けれど全ては夢に終わった…」
ここでの土方は榎本の語る夢を静かに聞いてる印象。さっきまでの勢いはどこに行っちゃったのかって感じ。
あの土方がほとんど黙って話を聞いてるんだから。
多分当時としては途方も無い話だったのでしょう。牛の乳?!んなモン飲めるかぁって感じで(笑)
けれど「あんたはバカだ」と云いながら、その夢に徐々に惹きつけられてるのがわかります。
夢に、と云うよりその夢を語る榎本自身に。自分には想像も出来ないような事を考え、夢見ていた榎本という人に。
各地に散っていた指揮官たちが戻ってきたと大鳥が呼びに来る。
その時「おう」、なんて声かけちゃう土方…その時の大鳥くんの表情が笑えるわ〜。ムカッときて無視?(笑)
「兵たちが不安がっている。総裁から一言もらえないだろうか」
「すぐに行こう。君もつきあってくれ」
「総裁からっお話があるっ!」
引っ繰り返りそうな声を張り上げる大鳥くん。しかし何故この三人かな??松平さんは?突っ込むなって(笑)
榎本総裁の降伏論に頷けない各地の指揮官たちの怒号のような叫び
ここまできて本当に降伏するんですか!?最後まで戦いましょう!と三人にすがりつくように詰め寄る指揮官たち。
あ、ちゃんと大鳥先生って声も(苦笑)
うなだれ椅子に腰掛ける大鳥。困惑する総裁。そんな二人を伺う土方…
あんた初めて大鳥くんの顔ちゃんと見たろっっ(にやり)
「何も思わないのか。あの声を聞いて」
ちゃんと胸にきてるよね、総裁…背を向けてる時の表情と土方に向き直った時の顔の違い。全てを笑みに隠してるんだね。
そんな総裁を見透かしてか土方が畳み掛ける。
俺達はお互いに死に場所と降伏の事しか考えていなかった。
大事な事を忘れていた…諦めない事。目を瞠る総裁。
もう一人のばかなろまんちを日本一のサムライにする為人生を費やした。そのろまんちとやらにつきあうのが性に合ってるらしい。
バカなろまんちの夢に賭ける事にする。
夜が明けるのはまだまだ先だ。
これは死ぬ為の戦いではない。これから俺達は生きる為に闘うんだ…
総裁は頷く代わりにこう主張します。
「一言云っておく“ろまんち”ではなく“ろまんてぃすと”だ。へんな所で切らないでほしい。」
「知ったことか」土方のくだけた云い方ににやりとする榎本総裁。いつもの調子が戻ってきましたね、副長!
「俺に任せてくれ」
「中身次第だな…まずはどうする?」「まずは…軍議だ」と土方は身を翻し歩き出す。追いかけるように総裁が声を掛けた。
「一つ謝らなければならない事がある」「何だ」
「どうやら私の見立ては間違っていたようだ」「何だ」「あんたこそ筋金入りのろまんちだ」にやりと笑って二人肩を並べた。
いや総裁、まぬけじゃなく貴方も充分ろまんちです〜〜☆
もうこの言葉もね…勝先生と山岡さんのシーンが鮮やかに蘇ります。
土方を包んでる山南さんの影といい本編から見てる人へのプレゼントみたいな言葉たち…それも別にムリに入れてる訳じゃないんですよね〜
もしかしたら、あここに使えるな、程度なのかもしれないんですが
そういうのってファン心をくすぐるのよねぇ〜〜〜よくおわかりです、私達の気持ちを(^_^;)
ここの音楽って有馬さまとの対決シーンの曲ですよね…他にも緊迫して、だけど前向きな所で使われてた…ような?
かっしーとの対決もコレだったかな。この曲好き。
しかしこの「何だ」とか大鳥くんの「何の話だ」とか合いの手が決まってるんかい(笑)同じ言葉でも色んな表情を見せてたけどね〜