Jr-open活動

 Jr-Openは「勝ち負けに拘らない」つまり、結果を重視しているのではなく、自分でどうしたのかという、自主的な運動の経過を大切にします。これを有言実行させます。ベンチコーチはありません。また、フェンス越しの身振り手振りも禁止です。声援ではなく拍手により応援することなど大人の介入なしに、「自分の力でどのくらいできるか」を実践できることになります。
 次に、第三者の力を借りずに「自分の力でどのくらいできるか」を実践しますと、子どもたちが自己決定と自己責任でプレーしながら自分の価値を認め、「自分っていいな」と自己肯定感をもってプレーをするようになります。子ども自ら「わかる」「できる」を感じて、物事に率先して取り組む姿勢こそが大切なのです。
 ここで間違った解釈をしている学校の先生や指導者、保護者など大人の方がおります。「自分の力でどのくらいできるか」を結果だけで判断していることつまり、点数がいいとか勝ったとかで判断している大人です。これは間違いです。
 「勝ち負けに拘らない」ことと「自分の力でどのくらいできるか」は、脳のシナプスの可塑性を促進させます。
 私たち大人が介入すべきことは、子どもを信じて「楽しい、心地よい身体運動」を探し出し、実践することなのです。
 Jr-Openは、競技スポーツを「楽しい、心地よい運動」に転換して、子どもたちの心身の安定と発達を支援しています。

2024年03月01日