1.自己紹介

2.東大受験 ―勉強方法

3.センター/併願校について

4.模試成績と入試得点開示

5.東大入試本番について

6.ひとこと

・HN:拓郎
・科類:文科二類 
・現浪:一浪/宅浪 
・塾/予備校:
現役時→鉄緑会(英語、数学)のみ
浪人のときは夏期講習で河合、あとはZ会と進研ゼミの直前問題講座のみ
・出身高校の例年合格者数:160~200←特定楽勝ww

〈本格的に東大をめざした勉強を始めた時期〉
大体高二の秋くらい?まあ高校が高校だっただけに、入った時点というのが的確かもしれない

〈生活パターン〉
◎現役
6時起き→学校~3:00
その後部活→家or塾、引退後は基本学校図書館or家で勉強→塾
ねるのは基本12時前後(なお高3の3~5月は運動会準備で勉強時間は0)

◎浪人
8~9時に起きる。
午前中は家、午後は図書館で5時半まで勉強→家
その後は基本だらだらしつつちょっと勉強してねるのは12時前後。

〈各教科の勉強方法〉

◎国語 

・現代文
学校の授業が良かったのでしっかり受けてそれを復習。あとは過去問しかやってない。浪人時は模試の前に模試問題集やって直前期は過去問をやったのみ。60取れればいいというスタンスでしかも苦手だったのであまり力は入れてない。浪人時は著名な作家の本をいくらかよんだ。そんなことしてたら今年33をとりましたww僕より低い文科生はいまのところ聞いてません。しっかり対策はするべきなのかも?笑

・古文、漢文
これも学校の授業の予習、復習、あとは過去問のみ。古文(漢文)単語、文法をちゃんとやればあとは慣れ。浪人時は基本現代文のやり方と同じ。古文は現役の時使ってた単語帳に加えてもう一個、図書館のリユース図書に置いてあった古めの単語帳をもらって暗記した。古いから中身も市販のありふれたのと少し違ってよかった。どちらも国語で点取るには高得点が望まれるけど、単語、文法を完璧にすれば怖くはないはず

◎数学
鉄緑のテキストの問題全部をこなした。かなりいい問題集なのでヤフオクにあったら買っておくといいかと。基本これだけ。学校配布の問題集も定期テスト前にはちゃんとやった。あとは過去問。しかしまさかの本番大失敗したので浪人時はかなりやった。使ったのは月刊大数全部、スタ演、プラチカ、模試問題集(代ゼミ、駿台)。おすすめはなぜできなかったのかを赤ペンで大きくノートに書いて、二度と同じ間違いを繰り返さないようにすること。おかけで今年は三完!

◎世界史
超絶苦手科目。正直まじでやるのしんどかった。現役時は高36月に0からスタート。夏の模試では14点ww使ったのは山川教科書と山川単語帳、論述問題集(これも山川出版)と過去問のみ。これを何回繰り返したかわかんないくらいやって覚えまくり特攻。これで本番37。浪人時は東進の単語帳を丸暗記。あとそれに知らなかったことをどんどん書き込んで、一冊の参考書みたいにして覚えまくった(そしたら厚さが倍くらいにw)。あとは東京書籍の教科書とか資料集、模試問題集、過去問等で知識を貪欲に吸収した。いろいろなものを使わず使ったものを確実にしたかったので浪人時でもこれくらいしか使ってない。

◎地理
現役時は地理の完成と過去問のみ。もともと地理大好きだったし、常識あれば30は割らないと思うので、一番勉強してない。これで本番36。浪人時はいくつか参考書かじったり、統計みて気になるとこをネットでいろいろ確認した。あとは地理の完成の復習かな

◎英語
現役の時は鉄緑の参考書と学校配布の頻出文法問題集をやった。単語帳は鉄壁。正直鉄緑のはかなりボリュームあったのでこれくらいしかできなかった。途中までしかやってないけど、長文問題精巧、キムタツリスニングもやったかな。あとは過去問。浪人時は時間を最も割いた。受験に縛られたくなかったのでとにかくいろいろやった。TOEFLの単語、リスニング、CNNの月刊誌、TEDをネットで聞く、洋書、ネイティブに英作添削と会話レッスン、阪大、一橋の過去問と12月まではこんなかんじ。模試の前とかは模試問題集やったけどね。おかげで英語はかなり伸びた。東大の点数はあまり変わんなかったけど、リスニング、会話能力と実用的側面は伸びた。宅浪じゃなきゃこんなことできないが、これでよかったと思ってる。


〈過去問の利用について〉
過去問は全部10月くらいから。浪人時もそんくらい。全部やるのがいいかと。


〈参考書レビュー〉

◎現代文
・上級現代文(桐原)…解説わかりやすい。現代文の解答の仕方を学べる良書

◎古文
・学校配布の文法書…意外と知らないことが多いと浪人時に気付かされました。基礎は大事なので細かなこともしっかり覚えましょう
・古文単語330(いいずな)(学校配布)…完璧に覚えればだいたいの古文は読める。下の 小さい単語とかもしっかりとやるといいかと
・最強の古文(z会)…なんかやたらムズイ。あんなのは東大でないしやる必要はあまりなかった。これの一個したのグレードのZ会の問題集が評判いいよー 

◎漢文
・山の山(東進ブックス)…これに乗ってる句型以外問われることはない
・漢文道場(z会)…標準的な難易度で演習に最適
・漢文句形とキーワード(z会) いろいろ知識を吸収できます。2、3回は目を通して必要なとこは覚えたい

◎数学
・月刊大数(東京書籍)…毎月日々の演習をしっかりこなし、なぜ間違ったのかをしっかり考えれば相当力はつくかと。これへの導入としてはスタ演かな。スタ演はあるあるな解法を集めたものなので基礎がためにはもってこい
・プラチカ(河合出版)…個人的に少し簡単すぎな気がする。数学苦手な人はいいかも
・鉄緑の過去問10年(角川)…評判いいけど、正直そんな解答浮かばねえよってのばっかであまり参考にならない。値段も高いので25ヵ年でいいかと
・一橋数学(赤本)…問題はまあまムズイ。感覚的には合否を分けたこの1問にのる東大の問題を集めたような難易度。数学で点とりたい人のみおすすめ

◎世界史
・山川一問一答(山川)…普通にいい。☆1は駿台の第三問でよくでるよ!笑
・東進一問一答(東進ブックス)…神。流れや関連事項も書いてあるので整理しやすい、おすすめはわかんなかったことをここに書いて自分の参考書を作ることかな 
・教科書…山川は流れ重視。東京書籍は地域史重視。どちらがいいかは人それぞれだが俺は山川派
・詳説論述問題集(山川)…典型的なのから少しマニアックなものまである。あまり知られていないが、論述導入にはいい
・世界史B論述問題が面白いほど解ける本(中経)…まあいいけど、東大はこんなのでないよねって問題も多い
・山川穴埋めノート(山川)…世界史の手始めにはいい。単語も流れも整理できるしね
・タテ(ヨコ)から見る世界史(Gakken)…横の方は教科書では会得できないことが書かれてて役立った 

◎地理
・地理の完成(帝国書院)…正直この本が頭に入ってればそれだけで30はかたい。神
・世界の諸地域NOW(帝国書院)…面白い。内容は上のとかぶるの多いけどみてて楽しいw
・標準問題精巧(旺文社)…基本的な知識の確認には最適かな。データが古いのでそれは各自確認したほうがいい
・地理B論述問題が面白いほど解ける本(中経)…典型問題の固まり。神本。解説も含め完璧に!

◎英語
・鉄壁(角川)…これ一冊で十分でしょう!
・コロケーションで覚える英単語(桐原)…入ってる単語は簡単だけど、単語の使われ方とか熟語が多く学べる。例文もいいよ
・長文標準問題精巧(旺文社)…様々のジャンルの問題読めていい。難易度も適切だし読解力あげたい人向け
・英語問題総合演習(旺文社)(学校配布)…一冊文法書はなんでもいいので手元に置いておくといいでしょう。どれも中身は変わりません
・速読英熟語…基本的なのは全部網羅できる良書
・多読英語長文(z会)…文字どおり多く読める。単語の難易度は少し高いけど内容は面白い。コメントがなかなかキチガイ
・CNN…個人的にはリスニング力かなりつくと思う。ただし出てくる単語はそれ相応に難しく、形式は東大と全く違うので意欲ある人にのみおすすめ
・洋書…はじめて読むなら the catcher in the ryeとかハックルベリーフィンの冒険、老人と海、とかがおすすめ!
・英字新聞…速読力、単語知識、世界について知りたい人はぜひ!おすすめはAsahi WeeklyとJapan Times ST ってやつ
・大阪大英語(赤本)…長文の難易度、量がちょうど第一問や五問に似てて練習に役立つ。和訳も適度な難易度。一橋も似た感じ。
・河合塾が出してる大問別問題集…難易度がちょっと本番より優しい気がするが、練習にはいい

◎センター物理→基本教科書
・セミナー物理…学校配布。基本問題がセンターレベルで演習量が確保可能
・宇都史訓の攻略センター物理(旺文社)…これも典型問題の集まり。基本確認に便利かと

模試問題集は代ゼミが一番難易度が東大に近い気がします。感覚的には代ゼミ>河合>駿台 かな。センター形式は駿台のが一番いいよ。
過去問はなんだかんだ赤本がいいです。それ以外だと駿台がいいってよく聞くね。多角的に答えを検討したい人は河合のHPをのぞきましょう。直近10年分の答えがのってますよ

〈併願校とその合否/併願校対策〉
◎現役時
東大一本→不合格

◎浪人時
早稲田法、政経セン利→不合格
早稲田国際教養セン利→合格
早稲田政経一般→不合格
政経の対策は2日から過去問やっただけw

〈センター対策〉
センターは現役時は国語のみ25年、あとは10年分ずつ過去問
浪人時は問題集やパックをやりまくった。過去問は10年程分ずつ復習

〈模試成績〉
点数はアバウトだけど模試推移

現役 夏駿台D170 秋河合C230駿台B220
浪人 夏駿台A260河合B220? 秋河合A240駿台B215

〈センター得点開示〉
現役707 国語128 数学71/90 英語184 世界史86 地理82 物理72
浪人783 国語140 数学100/100英語192 世界史97 地理82 物理72

〈東大得点開示〉
現役251 国語61 数学43 地理36 世界史37 英語74 不合格ランク文一A
浪人239 国語33 数学50 地理37 世界史42 英語77 文二合格

現役は1号館、浪人は7号館
駒場東大前駅は小さいので本番は相当混雑する。音響、暖房、机などの設備は特に気になるところはなかった。トイレはキレイ。試験中はトイレに行けるが、なぜか行った人の受験番号はチェックされるのが不気味w。試験時間も長いのでちゃんと事前に行っておくこと。英語などの文字入りTシャツは着ていくと、脱ぐか逆さまに着るよう言われるので注意。荷物は地面に直接おく。テーブル上に出せるものは意外と限られてて、定規や芯ケースは不可。出したら受験失格ww。試験開始30分前には参考書等は全部カバンにしまう。試験終わったあとも各教科20分ほど待たされる。この間は参考書は見れない。これは意外と苦痛w。解答用紙は意外と大きく、各教科一枚ずつ。問題用紙は模試どおり。昼休みは開成や灘、筑駒勢が固まるので、彼らの出来などの会話を聞きたくない人は、気分転換もかねて音楽を聴きましょう。弁当等を買いに大学の外にも出れます。2日目は教官が変わる。ハサミは忘れたら隣の人のを借用。本番のリスニングは意外とゆっくりw。英語終了後は全員に入学手続き書類が配布される。注意することはこんな感じ。

参考書は上にあげたの以外にもいいのはいっぱいあると思いますので、自分で情報収集して最適なものを選びましょう。注意して欲しいのは、必要じゃないものはなるべく買わないということです。少なくてもいいので買った参考書は全部完璧にするのが理想です。以外とこれは難しいですが、この方が効率は絶対いいでしょう。
勉強方法は各自にあったやり方を見つけましょう。紙に書きまくる、音読しまくる、あるいは黙読し続ける。人それぞれ違うと思いますが、自分は自分と割り切ってやりましょう。
それから東大入試についてですが、巷には様々なことが言われてますが、僕が思うのは、基礎基本を完璧にして欲しいという思いが問題には込められてるということです。東大の入試は東大もいってる通り基本教科書の知識を組み合わせて解けないものはほとんどありません。なのでどれだけ基礎基本ができてるかが肝要です。それらはいつどこでも問われてもパットいえるくらいには覚えておかないといけないでしょう。逆にそれができれば合格はぐっと近づくでしょう。
最後に本番について。本番は結構緊張します。しかしそれは皆同じです。緊張で力を出しきれなかったというのは言い訳です。そこで力を発揮できた人しか受からないのですから。なのでそのような状況でも自信を持って挑めるくらい勉強しましょう。
最後の最後まで諦めないで頑張ってください。みなさんの合格を心から祈ってます。