1.自己紹介

2.東大受験 ―勉強方法

3.センター/併願校について

4.模試成績と入試得点開示

5.東大入試本番について

6.ひとこと

・ペンネーム:弓使い
・科類:文科三類
・現浪:現役
・塾/予備校:なし
・出身:京都府(出身中高は奈良県)
・出身高校の例年合格者数:20名程度

〈本格的に東大をめざした勉強を始めた時期〉
高校3年の夏頃

〈生活パターン〉
起床→登校→授業→帰宅→趣味・勉強を半々くらい→就寝

〈各教科の勉強法〉

◎国語
現代文も古文も漢文も過去問のみ。特に現代文は赤本の答えが胡散臭いので、自分で納得できればそれでよしとしていた。現代文は模試の過去問は悪質すぎて使い物にならない。古文、漢文は単語や句法を覚えるというよりは、話の流れを正しくつかむことの方が重要。

◎数学
過去問の他に模試の過去問、学校で渡された問題をかいつまんで問いていた。特に過去問は何度もやった。正直、何をすればよいとかはないと思う。よっぽど得意でなければ数学は半分運任せである。

◎世界史
学校の授業プリントを見ながら大論述、小論述をひたすら書く練習。細かい単語は好きでないならセンターレベル以上は覚えなくてよい。模試の過去問は使わない方がよい。

◎地理
同じ過去問を何度も解くことで伸びが一番実感できた科目。論述のコツは、かっこつけてがんばって書きすぎないこと。大抵の問題で大したことは求められていない。

◎英語
ほぼ過去問のみ。同じ問題を何度もやった。文法に関しては他の問題集で知識を増やしたが、英作文、リスニング、読解に関しては赤本の問題や模試の過去問(河合、駿台)をやっていた。しかし東大模試の英語の問題は質が悪いので、解けなくても気にしなかった。単語帳をただ眺めるだけという勉強は最も非効率。単語は多くの文章を読む中で覚えていけばよい。

◎センター化学
普段から授業をよく聞いていたので直前期に慌てずに済んだ。過去問を解き尽くしたら模試の過去問をやってなるべくミスを減らした。

〈過去問の利用について〉
過去問は夏休みくらいからでよい。

〈おすすめ参考書〉
参考書はほとんど使っていないのでお勧めはできません。

〈併願校とその合否〉
併願校はなし

〈センター対策〉
国語は水物。本番が悪くても統計的に周りにも悪い人は多いはずだから落ち込まない。英語・世界史or日本史・理科は満点を狙う。数学は問題によるが、下らない計算ミスを極力減らす。地理は数問は間違えても仕方ない。地理は最終的には常識力が物を言う。世界のどこがどんな感じで何があるのか、どんな風景なのか、とかが大体イメージできれば苦労しない問題が多い。

〈模試成績〉
夏実戦A→秋オープンB、秋実戦B
英語は75~80点代をキープ。数学は変動が激しい。国語、社会はあまり覚えてないが、点が悪くても気にしていなかった。

〈センター得点開示〉
国語:129 英語:184 数IA:96 数IIB:99 世界史:100 地理:88 化学:96

〈東大得点開示〉
国語:61 英語:68 数学:40 世界史:42 地理:34

〈当日の過ごし方〉
大崎に安いホテルをとり、リラックス。前日には地理や現代文、英語の過去問を解く程度にした。全く夜眠れなかったが、眠れなければ眠れないほど焦って眠れなくなるので、本当に何もせずただ寝るだけというのもアリかもしれない。

〈自分の受験会場こんなところでした〉
受験会場は13号館の天井の高い大教室。机が傾いていて答案は書きにくい。暖房の効き具合は特に気にならなかった。しかし、大教室の欠点はリスニングが絶望的に聞き取りづらいこと。音像があまりに遠く感じ、リアリティをもって聞けないので辛かった。

個人的には、受験勉強が楽しいなどと思ったことはない。受験勉強なんてくだらない、という意識が常にあった(かといって大学の勉強が楽しいかというと話は別)。大学に入ってからが本番やと思って受験勉強はハスに構えて気楽に見ておけば、案外うまくいくと思う。あと、予備校に騙されないこと。周りが行っているからといって行くことには意味がない。とはいえ自分が予備校に通った経験はないので何ともいえない。出会いを求めるために行くのはアリなんじゃないでしょうか爆。