1.自己紹介

2.京大受験 ―勉強方法

3.センター/併願校について

4.模試成績と入試得点開示

5.京大入試本番について

6.ひとこと

・HN:地学マスター

☆ブログ: 『【参考書が】京大生、地学マスターの受験戦略室【最強】』

・大学/学部:京都大学経済学部
・現浪:現役
・塾/予備校:東進(ほぼ自習室のみ)/武田塾(HPと受験相談のみ)
・出身高校の例年合格者数:京大に平均2名

<本格的に京大を目指した勉強を始めた時期>
もともと志望校は早稲田だったので勉強自体は高2の春からはじめました。
京大を志望校にしたのは高2の終わりです。

<生活パターン>
6時30分 起床
8時30分~17時00分 学校(内職)
18時00分~21時00分 自習室で勉強
24時00分 寝る

<各教科の勉強法>

◎国語
現代文は易しいマーク式の問題集からスタートして、解答の根拠をみつけるくせをつけました。そこから「現代文と格闘する」で難しい文章の読み取り方・筆者の主張の見つけ方を理解し「得点奪取現代文」で記述答案の作成方法をみにつけました。その後は東進の過去問添削システムやZ会を利用し京大の問題を合計20年分くらい解きました。膨大な解答欄が与えられているので根拠だとおぼしきところは工夫して全ていれる努力をしました。
古文も易しい文法の参考書からはじめマーク式の問題集で古文になれていきました。直訳できるかどうかが問われる試験なのでそこを意識しながら参考書を解きました。

◎英語
英語はます単語・熟語・文法をかためました。その後、易しい長文から難しい長文へ…というスタンスです。やっておきたい英語長文700を7月に終わらせ、そこから京大特有の和訳・英作文にシフトしました。和訳対策の核としてはポレポレ、英作文対策の核としては英作文ハイパートレーニング(桐原)を活用しました。和訳対策では単語等の知識を深めたうえでより多くの問題にあたり経験値をあげました。英作文は参考書の例文暗記をすることで使える表現をふやしていきました。正直、あまり英語が得意ではなかったため他の人に離されないようにすることを意識して勉強しました。

◎数学
基礎問題精講(旺文社)→標準問題精講で典型的な問題のインプットをしました。これらの参考書をしつこく何周も繰り返し完成度を高めました。つづいてインプットした解法が使えるかどうか「文系数学入試の核心」で演習しました。8月以降は「文系数学良問のプラチカ」の京大頻出分野(確率・ベクトル・微分・積分)に絞って演習しました。アウトプット用の参考書ですがインプット的な使い方になってしまいました。10月以降は過去問やZ会等の京大を意識した問題を演習しました。そこまで難易度が高くないのが京大入試なので典型的な問題で落とさないような本番トレーニングも重ねました。

◎地理
理解本を読んで内容を理解し暗記すべきところは覚える→演習本で該当範囲の問題が解けるかどうかのチェックを繰り返しました。2次まで地理が必要な人、地理を深めたい人には「村瀬の地理をはじめからていねいに」をおすすめします。この本で事柄の背景までつかんで「実力をつける地理100題」で演習を重ねました。京大の過去問は学校の先生に15年分ほど添削&個別指導していただきました。典型的な記述は覚えこむほどやりこみました!

◎現代社会
理解本で内容を理解して演習本で理解した知識がつかえるかどうか、という基本ステップの繰り返し。

◎地学
現代社会と同じ。

<過去問の利用について>
まず基礎一通り終わった段階で1年分解きました。
そこで京大の傾向や難易度を知りその後の勉強にいかしました。
英語・地理に関しては参考書の基本ルートが終わった8月から少しずつ解きました。
見つかった課題に対して新しい参考書を追加したり復習する参考書を選びました。
全部で10年分解き東進の添削システムを利用し課題を明白にしました。


<参考書レビュー>
多すぎて書けません。メインの参考書だけでも書きます。

◎英語
・システム英単語
・速読英熟語
・ネクステージ
・英文読解 基本はここだ!
・英語長文レベル別問題集4 5
・やっておきたい英語長文300 500 700
・英作文ハイパートレーニング和文英訳編
・ポレポレ

◎数学
・基礎問題精講
・標準問題精講
・文系数学入試の核心
・入試頻出これだけ70
・文系数学良問のプラチカ

◎現代文
・田村のやさしく語る現代文
・マーク式基礎問題集
・現代文と格闘する
・得点奪取現代文

◎古文
・読んでみて覚える古文単語315
・ステップアップノート
・マーク式基礎問題集
・古文上達基礎編
・得点奪取古文

◎漢文
・早覚え即答法

◎地理
・はじめからわかる地理B
・はじめる地理40テーマ
・実力をつける地理100題
・村瀬の地理をはじめからていねいに
・納得できる地理論述

◎現代社会
・現代社会の点数が面白いほどとれる本
・現代社会基本問題集
・センター試験への道

◎地学
・完結!地学
・短期攻略 地学

<併願校とその合否>
・早稲田社会学部センター利用方式→合格
・同志社法学部政治学科全学部日程→合格
・早稲田政経政治学科一般入試→未受験
・早稲田教育学部一般入試→未受験
・早稲田商学部一般入試→未受験

京大入試の直前に東京で受験することになる早稲田一般入試は、早稲田センター利用でだめだったときにのみ受けようと出願していました。なのでセンター利用で合格できたので受験していません。社会学部でセンター利用出した理由は配点が自分に有利だと感じたからです。社学以外なら合否はわかりません。

<併願校の対策>

夏休みの、時間に余裕のある段階で早稲田は各学部3年分解きました。
合格最低点には及ばない結果だったとおもいます。
同志社は夏休みに1年分、直前に1年分解いただけです。


<センター対策>

12月の頭にある河合センタープレテストを受験後、8割がたセンターに特化した勉強をしました。具体的には基礎の確認と河合・駿台・Z会がだしているマーク模試の過去問をほぼ解きつくすようにしていました。間違えた点は軸となる参考書で確認しメモしていきました。
正月にはAmeba界でセンターSkypeという企画があったので参加し集中できる環境で赤パック、青パックを解きました。センター試験1週間前の土日には本番と同じスケジュールで緑パックを解き本番にそなえました。早稲田等を併願で考えている方はできるだけセンター利用で合格するのがおすすめです。京大も2次で決まるとはいえ、文系はセンターの比率もまあまあ高いですし高得点を狙うべきだと思います。

<模試成績>
詳しくは過去の記事を参照してください!

夏京大OP 226/550 C判定
夏京大実戦 266/550 B判定
秋京大OP 291/550 B判定
秋京大実戦 315/550 A判定
冬河合直前 331/550

<センター試験開示結果>
 

国語166英語172リス44数①93数②78地理100現社98地学87
合計 793/900

<京大得点開示>

英語 89/150
数学 135/150
国語 74/150
地理 64/100

総合得点 582/800
(合格者最低点プラス50点)

試験日前日の昼ごろに京都のホテルにチェックインしました。
それから京大の試験会場までのみちのりや教室の場所を確認しました。
前日には生協の人や部活・住宅関係の人でいっぱいでした。
当日はさらにすごく、部活やサークルの人、予備校関係者が必死で応援してくれます。
入試の日に京大がさらに好きになりました。
さらに京大の試験日にはネタが至る所に転がっています。
休み時間も長いので歩いているだけで本当に楽しい空間でした。
そう思えるだけの余裕があればいいかもしれません!
試験の直前まで参考書をみて基礎の確認をしていました。
あきらめない姿勢は大事だとおもいました。

これを最後まで読んでくださったあなたにはわかるように、自分ははじめから成績が良かったわけでも京大受験に有利?な進学校に通っていたわけでもありません。
地方の公立高校から参考書による独学中心で受験をのりこえました。
受験勉強は人生の中でも大きな試練です。
苦しい日々の連続で何度、握りしめたペンを投げ捨てようとしたか分かりません。
不合格のイメージが何度も頭をよぎりました。
それでも周囲の人々に励まされ、刺激され勉強を続けました。
合格発表の瞬間は忘れられません。
人生でなにか一つ熱くなってみませんか?
受験に青春をかける価値はあるとおもいます。