1.自己紹介
2.勉強方法
5.入試本番について
6.ひとこと
・ペンネーム:アオ
・大学/学部:一橋大学商学部
・現浪:現役
・塾/予備校:なし(夏季は駿台で国数日、冬季は河合で日、代ゼミで数日の大学別短期講座をとりました)
・出身地:神奈川
・出身高校の例年の一橋大学合格者数:2名程度
※以下の内容は、いわゆる自称進学校から一橋を目指す人を想定して書いています。
〈本格的に一橋大学をめざした勉強を始めた時期〉
高2の文理選択の時。マーケティングになんとなく興味を抱いたので、文系で一橋を目指そうと思いました。それまでは、数学ができなかったこともあり、適当にマーチあたりの文系に行けばいいと思ってました。
〈1日の生活パターン〉
高1高2の時は、なるべく毎日勉強するようにはしましたが、帰宅してすぐ飯食って風呂入って寝るなんてことはザラでした。ただ、受験の情報を集めたり、英数は自分で学習を進めるようにした他、部活に支障がない範囲で模試を受けました。通学電車の中で(片道20分も無かったですが)英単語の勉強を続けたことは、後になってかなり強みになりました。
高3夏の部活引退前までは、一日あたり2時間を目標に最低でも1時間と決めて勉強しました。しかし、部活に悔いを残したくなかったので、練習や大会のためには勉強をやめてしっかり寝るようにしました。公立高校の授業だったので、受験にはあまり役に立ちそうにない授業が多くストレスでした。親身になって指導してくださる先生の授業はきちんと聞きましたが、あまり好きになれない先生の授業ではたいてい内職か昼寝をしてました。賛否両論あると思いますが、僕の場合は、内職によって部活を続けながらも勉強時間をある程度確保できていたのかもしれません。
夏休み以降は、遅れを取り戻そうと6時過ぎに起床し6時20分ころから勉強を始めていました。予備校には通いませんでしたが、週の半分程度は高校の自習室や図書館に行ったりしました。そして、夜の12時前には必ず寝ていました。体調を崩さないためにも、記憶の定着のためにも、睡眠は大事だと思います。夏の正味勉強時間(トイレや休憩を除く)は平均12時間ほどで、ひどい時には(?)14時間くらいでした。自分には引きこもりの才能があると確信しました。夏休み明けも、なるべく早起きして始業前に自習していました。冬は半日授業でしたが、センター以降になってようやく自由登校になりました。
〈各教科の勉強方法〉
◎英語
英語の分野は大きく「構文把握(和訳を含む)」「文法知識」「英作文」「リスニング」「単語」に分かれます。このうち、「リスニング」「英作文」は多少独立した分野なので、高3以降に対策すればいいと思います。
まず、大事なのは「単語」「文法知識」です。しかし、これらの2分野は暗記を積み重ねて習得する分野ですので、高1から取り掛かることができます。僕の場合は3年になる前には「単語」「文法知識」は一通り習得しました。通学電車の中でコツコツ進めましょう。
そして受験英語の根幹をなすのが「構文把握」です。「構文把握」とは、英文の主語や述語、そして修飾関係などを把握するということです。ですが、この分野を学習するための教材は非常に少ないのが現状です。というのは、長文読解の参考書の「解説」の多くは「解答」を紹介するにとどまり、「どうしてその解釈の仕方のみが成立しうるのか」というプロセスを説明していないからです。そこで、受験生はいわゆる「長文」の練習とは別に、「構文把握」のための学習を行う必要があります。僕の場合は伊藤和夫先生の参考書で学習を進め、高3の5月あたりには一通り学習を終えました。
「単語」「文法知識」「構文把握」の3分野を終わらせると、ほぼすべての受験英語は突破できます。こうして、僕は5月には英語はほぼ完成した状態に、つまりほとんど何も勉強することがなくなったので、他の教科の勉強に思いっきり時間を割くことができました。
「英作文」について言えば、なるべく自分の中でお気に入りの言い回しをストックしておくと楽になると思います。ドラゴンイングリッシュやDUOが役立ちました。あくまで英作文なので、いい内容が思いつかなくても、文法的にミスが少なく論理が破綻していない文章を書くことを目標にするといいと思います。
「リスニング」は、まとめて対策するのではなく、定期的に英語を耳にする機会を設けましょう。自分は週1か2回、リスニングの問題を解きました。英語の曲を聴くのも、案外バカにできない勉強法だと思います。
◎国語
わかりません笑。ぼくはあまり国語が好きではなかったのと、他の3教科で国語のできなさをカバーできると判断したため、ほとんど勉強しませんでした。ただし、問題の形式とおおよその時間配分は知っておくようにしましたし、比較的成果が見込めた要約については練習をしました。要約は、練習をして40分で清書まで終わらせる技術をつけるとよいと思います。古文に関しては、高3の12月から本格的に勉強を始め、本番では見事7点を獲得することができました(^^)。(一応古文単語は高2終わりまでに終わっていたし、センター演習でも最低6割はとれていました。源氏物語は闇です。)
◎数学
一番苦しめられた一方で、一番好きになった教科です。高2夏の模試では、生まれて始めて偏差値40台を獲得しました。高3の夏までは、河合の全統記述で偏差値50前後をうろうろしていましたが、夏明けには70は超えていました。センターで言うと、高2の同日模試では55%弱でした。そのくらいのレベルを想定して読んでくださればよいと思います。
一橋の数学の大問構成は、「整数」「確率」「それ以外(微積や座標など)×3」となっています。まず、「整数」「確率」に関しては、完全に独立した分野と考えて個別に対策をすることをお勧めします。逆に、それ以外の問題はいわゆる「積み重ね」の学習が必要です。自分は高校2年の夏からこそこそと青チャートで数学1Aの復習を始め、数学2Bまで終わったのは高3の夏前くらいでした。
まず間違いなく言えるのは、「つべこべ言わずに計算の方法を習得する」ことが大事だということです。例えば、ごく簡単な例でいうと、二次関数グラフの頂点を求める際には平方完成をするといったことです。青チャートで言えば、例題程度なら機械的に回答を導き出せるようになることが目標になると思います。
そして、基礎固めが終わったらより多くの演習問題にあたるようにすべきです。もちろん、問題は易しいものから難しいものへレベルアップさせていく配慮は大事ですが、恐れずにたくさんの問題に挑戦することが重要だと思います。そして、これが一番大事なポイントだと思うのですが、答え合わせの方法に注意してください。答えがあっていても、論述に不備がないかを点検してください。また、間違っていた場合は「解答をそのまま写す」とよいと思います。この写経が終わったら、今度は解答を見ないでもう一度同じ内容を再現してみてください。
「なぜこの方針をとるのか」「どうしたら美しい式変形になるのか」「なぜこの書き方で論証するとよいのか」、こういった疑問を抱くと、たいていの受験生は「自分に数学的思考力がないせいだ」と思い込みがちです。ぼくもとても悩みました。ですが、来る日も来る日も演習し、解答を反復していくと、センター数学程度なら8割前後とれるレベルに達しました。自分でも不思議だったのですが、これは赤ちゃんが喋るようになる過程と似ていると感じています。つまり、正しい論理、正しい計算に数多く触れる中で、それらをマネできるようになり、最終的には未知の問題にあたっても正しい手順で考えることができるようになるということです。
ここまで「とにかく計算方法を覚える」とか「解答を写経する」とか書いてきましたが、センター8割が安定してとれるレベルになれば、「この問題にはaとbの2つのアプローチが考えられるけど、aの方針のほうが良さそうだ」ということまで考えられるようになるはずです。この段階に達したら、テクニカルな、裏ワザ的な発想を学んでおくとよいでしょう。例えば、二次関数のグラフの頂点のx座標だけ欲しいのなら、必要な部分だけ微分すれば良いといった発想です。このころには、今まで解いたことのある問題を参考にして、適切な解答方針を練ることができるようになっているはずです。
さんざん書いてしまいましたが、苦手な人ほどぜひ頑張ってみてほしいと思います。自分は数学が苦手だから好きになれなかったのですが、夏休みに一日あたり6時間程度を数学に割くことで何とか克服することができました。いったんできるようになると、これほど楽しい教科はありません。ぜひ数学を楽しめるようになって受験を乗り切ってください。
◎日本史
山川の日本史の参考書は、「収録用語」「因果関係」の2点で優れていると思います(比較として三省堂の教科書もときどき参照して勉強していました)。教科書を軸として学習を進めるとよいと思います。また、個人的な感想としては、一問一答は学習効果が低いと思います。入試問題は、独立した単答の出題ではなく、一定のテーマの枠組みの中で出題されることがほとんどだからです。日本史標準問題精講など、いわゆる普通のもので構わないので、問題演習の中で知識を蓄えることをおすすめします。
一橋の日本史は、言うほど難しくありません。というのは、過去問と類似したテーマが繰り返し出題されるので、ある程度なら対策しやすいからです。逆に、一橋のための勉強をしていないとかなりキツいと思います。ただし、一橋の出題の中では目新しくても、受験日本史の中では有名なテーマであるといったことも多いです。
自分はまず夏までにざっと通史を終わらせ、夏以降は私大形式の問題集で知識を確認しつつ論述を書く練習をしました。秋以降センター対策を始めるまでは、論述以外の問題形式を解いた覚えはないです。論述の練習の上で大事なのは、教科書を見ながら解くことです。教科書を見ても解けない問題を教科書なしで解こうとしても学習効果は期待できないでしょう。教科書を見ないで解くのは、本当に直前でいいと思います。教科書を見ながら論述練習することで、論述の構成や書くべき要素の選定といったことに集中して勉強できるし、知識の抜けを確認することもできます。蛇足ながら、模試の論述問題の採点は本当にあてにならないので、良くも悪くも信用しないでください。センター日本史は一橋日本史とは別物なので、おとなしくしっかり対策しましょう泣。
これまた蛇足ですが、一橋には「ビジネス基礎」という科目が存在するのを知っていますか?これは、主に商業科で習うような分野から出題されるようです。一橋の地歴は、生半可な対策しかしてない人にとっては非常に厳しいです。そこで、入試当日に思い切って地歴を捨ててビジネス基礎を解く人が数名いるのです。「日経新聞を毎日読んでいる」友人は、世界史を捨てビジネス基礎を解き合格したそうです。ですが、そもそも入試当日に、問題用紙を目の前にして何も書くことが浮かばないということ自体、きちんと勉強していればありえないはずです。自分が今まで勉強してきた、少なくともセンターで使った教科を捨ててまで、初見のビジネス基礎を解くことは良い選択でしょうか。実際、周りの一橋生からも「ビジネス基礎を解いた友人が落ちた」という話を(合格したという話よりは)よく聞きます。ですから、ビジネス基礎に淡い期待を抱くのではなく、コツコツと地歴の勉強に励むことをおすすめします。
〈過去問の利用について〉
◎英語
夏休み明けくらいから、長文の大問ひとつを一単位として適宜解きました。リスニングと英作文は、例のごとく別枠です。120分の通し練習は、冠模試の時期から駿台の実戦模試の過去問を始めたほか、直前期に最新3年分の過去問を解きました。英作文は、30分を区切りとして実践演習を積むとよいです。夏以降は、最低でも週に1回は書くようにしました。その際、高校の先生の添削指導を受けました。たまに作文をまるごと覚えようとする人がいますが、これはおすすめしません。たくさん練習して、地道に実力をつけてください。
◎国語
あまり覚えてないです笑。要約の練習だけは、40分の時間設定をして実戦形式で解きました。なるべく添削指導も受けるようにしました。あまり下手なことは言えないのですが、どうやら採点は甘いようなので、時間内に解答用紙を埋めるようにはなっておいた方がよいです。文語文に関してですが、過去問で独特の雰囲気に触れておくことは最低限やっておくべきです。
◎数学
秋以降、さまざまな問題集と併用して解きました。駿台実戦模試の過去問も解きました。直近の何年か分は直前の最終チェック用に残しました。問題を使い切ってしまったので、何セットかは後期の問題を使いました。本当の直前期には、「どの問題をあきらめるか」という判断力を確認するような意識を持って、120分の実践演習を積むとよいでしょう。ちなみに夏休み前に120分5問で実践演習をしたところ、40分で終了しました笑。実力が足りないうちは、一問一問ていねいに考えて解いていくとよいと思います。また、過去問などを解くときは、B5サイズのコピー用紙に解答を書いていました。解答用紙の使い方(線で解答用紙を分割する、図を適切に描く)の練習になったのでおすすめします。
◎日本史
夏明けから10年分と少しを実際に解き、1990年代の解ききれなかった問題は問題文と解答例に目を通しました。解答例は、手に入るだけ手に入れて比較検討するとよいでしょう。赤本、青本はもちろん、駿台の塚原先生、公立高校教員の野澤先生が日本史の受験生向けのサイトを運営されているので、ぜひ参考にしてください。大問ひとつを一単位としましたが、特に時間にはこだわりませんでした。時間をかけて、良い答案を練ることが大事だと思います。また、原稿用紙に清書する必要は必ずしもないことは知っておいてよいと思います。下書き用紙で400字分カウントできているのなら、清書している時間はあまり意味がない可能性があるからです。自分は毎回清書していたのですが…笑。下書きも、ざっくりマインドマップとかフローチャートのように書く人もいれば、文字数を確認するために完全な文章で書く人もいます。僕は後者でした。手は疲れますが、字数の見込み違いは起こらないし、推敲しながら清書できるので良いと思います。
〈おすすめ参考書〉
◎英語
・ビジュアル英文解釈
・英文解釈教室(現在の入試レベルを逸脱しています笑。挫折には注意…)
・Duo3.0(熟語とかの対策も一気にできるからおすすめ)
・減点されない英作文
・ドラゴンイングリッシュ基本英文100
・英語総合問題演習上級篇(難しいが、これだけしっかりした問題集はほとんど無い)
◎数学
・青チャート(賛否両論あるので好きなやつを使えばよいと思う)
・文系数学の良問プラチカ(Z会の入試の核心と選択。個人的にはプラチカ)
・佐々木隆宏の数学の発想力が面白いほど身につく本(センター8割安定した人へ)
・ハッとめざめる確率
・2週間で完成!整数問題
・ハイレベル精選問題演習1A2B(難しめ。無理してやらんでもいいと思う)
◎国語
・現代文と格闘する
◎日本史
・石川日本史B広義の実況中継(ナビゲーターでもいいかも。初学かつ自習って人向け)
・考える日本史論述(これ以外で自習できる良い論述参考書が無い笑)
・日本史講義2-時代の特徴と展開(難しいけど、余裕あれば読むとよいかな)
・ディープな日本史シリーズ(新書です。有名テーマを楽しく学べます)
・(参考書じゃないけど)詳説日本史!!
※日本史じゃないけど、世界史論述演習帳という世界史の参考書は、答案作成の方法論として非常に参考になるのでザッと目を通しておくとよいと思います。〈併願校とその合否〉
・慶應商学部、経済学部(数学受験)→合格
・上智経済学部経営学科(数学受験)→合格
・早稲田商学部、明治商学部(センター利用)→合格
〈併願校の対策〉
・慶應経済を第2、商を第3志望としていましたが、あまり対策はしませんでした。それでも経済は赤本に載っている分プラス2年分、商は赤本に載っている分だけ数学は解きました。英語は思い出した時に解きました。小論文は試験会場で60分しかないことに気付きました。
・上智は直前になって半ば思いつきで出願しました。3年分くらい解いたはずです。センター明けの数学のなまりを解消するにはちょうど良かったと思います。
・センターで早稲田をとれるレベルまで得点しようと思っていたので、期待よりも点数はとれませんでしたが、早稲田を抑えられたことは精神的にかなりありがたかったです。
・早慶を滑り止めにしたいと考える人が多いと思いますが、自分は慶應の方が一橋と傾向が似ているため対策しやすいと感じました。センターが通ってなくても早稲田は受験しなかったかもしれないです。併願校に関しては、通いたい気持ちとは別に、勉強面での労力や不合格のリスクも考慮することが必要でしょう。
〈センター対策〉
・英語、数学は2次レベルの問題が解ければほとんど苦労しないでしょう。英語は意図的に勉強頻度を減らして(週2回程度)、空けた時間を他の教科に回しました。
・理科、社会はひたすら詰め込んでください。ノイローゼには気を付けて。足切り回避の鍵は理科社会の点数が安定しているかどうかにかかると思います。
・政治経済の分野は、過去問は直近5年分くらいにとどめ、参考書や問題集で対策するとよいでしょう。というのも、政治経済の出題内容は、法律や制度の改正などでコロコロ変わってしまうので、最新の情報を用いた勉強をする必要があるからです。
・国語は正直言って全く読めないので、あてにしない方がいいと思います。たとえ国語が100点ちょいしかなかったとしても全体で足切り回避できるようなプランを練るべきです。
・「数学Ⅰ」を解く(本来は「数学Ⅰ・A」を解く)、問題の見落とし、マークし忘れ、マークずれ。ウソかと思ってたら、結構やらかしてる友達がいました…。こういうミスは注意してもしすぎることはないですよ!
〈模試成績〉
冠模試は両方ともA判定で、総合で冊子掲載でした
夏までの普通の記述模試ではだいたいBとかC判定でした
〈センター得点開示〉
英語 195/200
数学IA 97
数学ⅡB 86
国語 146
日本史 94
倫政 85
生物 93
トータル 796/900
〈二次得点開示〉
716点(最高が789、最低が576です)
受験期は体調を崩すことなく過ごしていたのですが、一橋の入試前日の真夜中、急に発熱して目が覚めました笑。冊子掲載されてからは「実際一橋とか余裕で受かるんだろうなーww」とか心の中で思っていた罰があたったと確信しました。受けに行くのすらも困難に思われて、一瞬受験をあきらめようかとも思いました。しかし、フラフラになりながらも、なんとか栄養ドリンクで紛らわせて一日目を終えました。国語はいつも以上に何言ってるかわからなかったし、鬼門の数学は基本問題の計算にかなり時間をとられました。一日目は、斜め前に座っていたかわいい女の子だけが心の支えでした。二日目には幾分かは回復しました。英語の長文のうち片方はなぜか知っているテーマだったので瞬殺しましたが、もう片方はちんぷんかんぷんでした。日本史はオッペケペー節を見た瞬間、問題用紙を引き裂こうかと思いました。なんとか書ける範囲で埋めて受験終了、帰って半べそかきながら寝てました。
言いたいことは2つあります。まず、体調管理は大事です笑。ただ、フラフラすぎて緊張する暇もなかったし、ある意味ラッキーだったかも???笑。もうひとつは、緊張感を持つこと。自分の席の近くに、同じ高校から来たと思われる受験生2人組がいて、休み時間もくつろいだ様子でしたが、見事に落ちてました(受験番号が前後だとわかってしまうのです…)。帰り道も友人で集まって和んだ様子で帰っている集団が見られましたが、自分はイヤホンをして一人で帰りました。ようやく長い受験生活から解放されるとはいえ、最後の最後くらいは気を抜かないようにすべきだと思います。
色々なことを書きましたが、勉強の方法に正解はないと思います。ネットなどもうまく活用して、いろんな人のいろんな考えを知って、ぜひ自分なりの方法論を確立してください。
大学で人生の全てが決まってしまうことはほとんど無いと思いますが、少なくとも人生の中で貴重な大学生活は、大学によって全く違うものになるでしょう。よく考えて志望校を選んでください。
受験を乗り越えたばかりの僕ですが、受験勉強には多大な労力をかけて取り組むだけの価値があると思います。一日に14時間勉強してノイローゼ気味になることも、泣く泣く第一志望をあきらめた友人の姿を見ることも、もちろん合格を友人と喜び合うことも、貴重な人生経験です。ぜひ悔いのない大学受験にしてください。応援しています。