1.自己紹介

2.東大受験 ―勉強方法

3.センター/併願校について

4.模試成績と入試得点開示

5.東大入試本番について

6.ひとこと

・HN:らう
☆ブログ:『Жизнь отстающого ученика by charko530』(タイトルはコロコロ変わります)
・科類: 理科二類
・現浪:二浪/宅浪
・塾/予備校:季節講習を利用…1年間で12ほど
科目は、理科中心で、英数を少し、国語を一つだけ
・出身校:桐朋、東大合格者数は22〜60強、近年最低水準にあり

〈本格的に東大をめざした勉強を始めた時期〉
東大入試に向けた勉強をいつ始めたかは…ごめんなさいよくわかりません(._.)結局最後までやらなかったかも…

〈生活パターン〉
直前期には1日24時間では足りないと感じ「1日」を30時間と定め、23〜24時間起きていて残りは寝るという生活をしていたときもありました。
このように時刻無視で生理的にOKかどうかに従って行動していた頃もありましたが、自然の摂理に負けて夜寝て朝起きるリズムにやがて戻りました。
これ以外のときには、基本的には4時と11時のあいだに起きて12時と3時の間に寝るというあまりに気ままな生活リズムでした。笑
この二つの生活リズムの間を行きつ戻りつしていました。
また、昼寝ができる日で、昼寝をしなかった日はほとんどありません。ほぼ毎日1〜2時間昼寝していました。僕は頑張った日が少なくあまり意味がありませんでしたが昼寝は夜のがんばりに大きく影響しますので可能であれば積極的にやりましょう。
生理的なところで特徴的なものとして、他にランニングが挙げられると思います。僕自身は体調管理というより現実逃避の手段として走っていましたが、50~60分走っていると自分を悶々とさせるものが一時的ながら消し飛んでくれて楽になれるので、体力にある程度自信のある人は、悶々とした時には走る時間と手間を惜しまずに走りに出かけることをおすすめします。高校の頃友達作りに失敗した浪人の人とかには特に。
あとは直前期は現実逃避が激しく勉強がとにかく嫌でしたので、かつてなく多く(冬・直前だけで8講座ほど)講習をとり、頑張って入試の日に力をピークに持っていけるように努めました。
勉強に関しては…1~3時間程度勉強してあとは遊んで過ごして勉強した気になって寝るという擁護のしようがないひどいパターンにある日がほとんどだったのでほかのメンバーのところをお読みいただくのが賢明かとは思いますが…一応気をつけたポイントを以下に記します。


〈各教科の勉強法〉
といきたいところですが、はじめにひとこと:数学以外、すなわち国語・化学・生物・英語では、すべて文章を読んでその内容をよく理解し、解答や思考プロセスにそれを組み込むという営みがまず必要になるので、この4つは一緒くたに考えていました。したがって、各科目の暗記と古典や英語の読み慣れ以外の面では、どれかひとつやっていれば他も大丈夫で、4つを同時にやるのは面倒なので適当に気が向いたものだけやっていようと決めていました。
しかし英語と古文ではそれが通じなかったかも…。
それと、流石に高2の冬から東大模試を受け始めたので、東大模試が20を裕に超える数溜まっていました。それを使うことが多かったので、現役や一浪の方に直接真似てもらうということは難しいかもしれません。

◎国語
直前に古語や漢語、句法を少し覚えました。直前期に駿台の古典の講習をとり、本番で古典で0点近くを取るという最悪の展開を予防しました。
現代文については、2011年東大特進生だったので、そのときのプリントやノート、及び1浪時代の東進の講座の見直しをしていました。英語の要約を1浪時代に多めにやっていたのが生きた気がします、東大型であれば、模試でもさほど困ることはありませんでした。
なんだかんだ言って、この教科もほぼノーベンです。

◎数学
捨て教科。計算ミスや文章の読み間違いで大量失点することを幾度となく模試で経験したので点数を取ることを諦め、最後まで逃げ続けた科目です。気休めとばかりに、25ヵ年から適当に6問とって150分で解くことが多かったです。そして、そらで使えそうにない手法が見つかれば一応確認しておくといった程度でした。
しかし流石に怖くなり、直前期には駿台の講習「理系数学の合格答案作成法」をとりました。

◎化学
粘るか捨てるかの感覚を養おうと、過去に受けた模試や25ヵ年、そして駿台の季節講習「東大化学」の手間のかかる問題を選んで何度も解きなおしていました。知識や手法を身につけるといった、狭義の勉強は、忘れたものをごくたまに取り戻す以上のことは何もしていません。勉強ではなく練習ばかりしていました。

◎生物
上でも触れたように、作文力と知識、読解力の勝負だと捉えていました。理系にとっては全科目の中で最も作文力を要求してくる科目と言って差し支えないと思います。
センター国語以上に時間制約の厳しい中、データや文章を正確に解釈して自分の知識と結びつけ、問に合わせてそれらを再構築して主述関係や助詞の使い方に間違いのない、正しい日本語で表現するという営みは、僕にとっては困難でしたので、僕と同じく最後までネックになる方の多いであろう論述に力を入れました。長い論述は避けることが多かったのですが、信頼できる指導者のもと、的確にポイントをおさえて書くことを習得したあとは、敬遠していた3行や5行などといった大型論述問題が一気に書きやすくなった気がします(簡潔に書くのが苦手なので問の要求に答えきるには大体1セットで論述だけで1400字程度を要しました。)。
用語は7月と直前に詰め込んだだけで、与えられる文章や実験データを正しく読み、出題者の想定する答えにたどり着くことができるか、ということをひたすら重視していました。
冬期と直前には駿台の「東大生物」を、直前には駿台の総チェックみたいな講習を取りました。
代ゼミの模試の過去問を使って、リード文読まなくても知識で完答できるじゃん!と調子に乗りましたが(したがって使うことは勧めません)、本家のものは全て読まなければ完答は無理であり、駿台の講座や模試ではそれが反映されていたので良かったと思います。
あと、考え始めるとドツボにはまり時間を浪費してしまう問があるので、化学を先に80分以上かけてやり、70分以内で処理しようとしましたが、これは正解だったかもしれません。
英作文と同じく、解くスピードが安定しなかったので勉強でも、模試でも、本番でも苦戦しました。

◎英語
中学の頃からそれなりに読み・聞き・話し・書く機会を学校で与えられていたので、気持ちで負けなければ取れる教科でした。したがって、ほとんど勉強はしていません。ただ、5,6月にやっていた要約の練習(駿台文庫の要約演習本2冊の、指定字数120以下のものを適当にその都度チョイス)は、夏の実戦模試に生きた気がします。
要約のプロセスに含まれる、初めから終わりまで読み通して文章の論理展開を追うという営みが、英語の文章が与えられるほかの問はもちろん、生物や現代文、また漢文にも生きた気がします。
夏からは油断して本当に何もせず、以後は直前期に模試の過去問を解いてあとはたまに和訳や要約をやるだけでした。すると、何もしないでいる間にどんどん聴解力も読解力も構文分析力も落ちていき、しまいに入試では夏実戦より20点も低い点をたたき出すというひどい目を見ました。コンスタントに頑張るべきでしたね。
大問2に要する時間が5分~25分と非常に不安定でしたので、なすすべなく指をくわえた状態で本番を迎えました。数百回初見のテーマでまとまった分量の文章を書く練習をしておけば安定していたかもしれません。
あと、直前には駿台や河合のテストゼミを3つほどとりました。ひたすら練習あるのみ、単語・構文・典型的なテーマ&論理展開の知識なんていらないさ、というスタンスを貫きました。

〈過去問の利用について〉
練習のための道具としてしか使わず、どの程度できたかを見ただけであとは何も考えず何もせず放置といういけないパターンが多かったと思います。
しかし、これも出るから覚えなきゃ、とか、息の長い論述にどの程度強くなる必要があるか見ておこう、といったように、気が向いた時だけ、たまにですが勉強の方針を立てるのに使ったりもしました。
解き終えてすぐにこの問題の周辺知識を整理しよう、などという真面目なことは僕自身はモチベーション不足でできませんでしたがやったほうがいいかもしれませんね。
あとは新しいことを身に付けることが嫌いで、またその必要性を感じなかったので、分野間で重ねた回数が偏っていても気にせず、必要だと思ったり気が向いたりし次第やろうと思ったところに手をつけていました。特に生物で。

〈参考書(・模試・講座)レビュー〉
代ゼミの理科の模試の過去問並びに模試は信じてはなりません。易しすぎるし生物に至っては傾向が違いすぎて使い物になりません。凹んだ時の起爆剤としては、いい数字が見られるので機能するかもしれません。
駿台の生物のそれは、出題者が本番より多く出していると言っており本番-10点が出ることを想定して作っているという話を本人より聞きましたが僕は信じません(ほとんど変わらなかった)。
英語の模試は、どこのも大きな問題はないと思います。
現代文は林先生についていける環境にあるならついていくのがベストだと思います。
大森先生の「大森徹の最強講義117講」は、図や表が必要十分な量含まれており、またいかめしい見た目とは裏腹にスラスラ読めるのでおすすめでした、が、課程が変わってしまったんですよね…
駿台の英語要約の問題集2冊(「英語要旨大意問題演習」「英文要旨要約問題の解法」)は、問題と解答が数多くあるということで、これだけで大きな価値があると思います。解説には納得いかないことも多かったですが、考え込んでも本番での得点につながらないだろうしどう読んだって納得できないだろうと判断し早々に考えるのをやめることが多かったです。
あとは志望大学用に必要な教科の内容や過去問を整理してくれているわけですし、予備校(テキストの質なら駿台のがいいのでは)の大学別季節講習をテキスト目当てでとるのもいいと思います、講義で扱わないこともありますし、講義内容とあわせて二度おいしいです。

〈併願校とその合否、対策〉
早大先進理工学部応用化学科 合格
この対策は、3,4年分ほど過去問を解いてどんな感じか調べて、英語の解く順を決めて理科の形式を知ったぐらいですね。

〈センター対策〉
国語は本試・追試・模試の過去問をとにかく買いあさりまくりました。多分70セットぐらい解きました。かかる時間を安定させたかったんですよね。
地理は直前に白地図作業を頑張り、あとは気が向いた時だけ単語を少しだけ覚え(直し)ていました。

〈冠模試成績〉
2011 駿台160C・代ゼミ168C・河合受けず→東進181→駿台140ぐらいE・代ゼミ160E・河合140ぐらいDの下→東進170ぐらい
2012 東進190ぐらい→駿台A・代ゼミ220A・河合A→東進228Aライン(A判定とは違う)→駿台B・河合B・代ゼミB→東進190ぐらい
2013 駿台A・河合受けず・代ゼミA→駿台B・代ゼミD・河合受けず→東進199?
(点数がないのは忘れて帳票捨てて確認できないからですごめんなさい)

〈センター得点開示〉
798/900

〈東大得点開示〉
国語37・数学26・化学41・生物30・英語81

〈当日の過ごし方〉
数日前からの過ごし方については、いつも通りを心がけました。あと前日と数日前には中・高のお世話になった教員に電話して落ち着きました。多分これがなかったら落ちてました。
アンチ暖房だったので、暖房になれるためにあえて直前期はエアコンの設定温度を上げました。あとは冬は手汗が出やすくシャーペンが握りにくかったのでその対策として飲み物の摂取は控え、量を決めるでもなくだいたい1日コップ1杯以内にしていました。
あと、机が手前側に傾いている(シャーペンが転がってつらい)教室・座面が前傾している教室などなど嫌がらせかと思うような仕様の教室があるので心構えが必要です。机が傾いている教室に割り当てられてもいいようにシャーペンストッパーとしての消しゴムを持っていくと良いかもしれません。
知り合いには会わないように努めました。これは過去の入試で高校の同期と話し込んでしまって予定通りに過ごせなくなってしまい調子が狂ったことがあることに因ります。

最後になりますが、早いうちから模試で点数を取りたいという現役の方には早くから理社を固めることを勧めます。セオリー的には英数国を固めるのが先決らしいですがそれで理社が取れなくてトータルで死んでメンタルが崩壊しては元も子もありませんからね。
また、残念ながら定員は決まっています。二次試験の受験者数が大きく変動することもないでしょう。入試全体で見ると、東大の合格率は3割程度といったところでしょうか。それ以外の人は受験生が、東大生が、教員が、あるいは入試担当者がどうあがいても不合格になってしまいます。これは仕方のないことでしょう。しかし、仮に不合格になったとして、僕のようにネチネチとくすぶるのではなく事実を受け入れられるように頑張ることなら能力に関係なくできると思います。幸せになりたいと願うなら、結果が誰にもわからない以上そのように頑張ることしかないと思います。
志望校を決めたら、そこに合格したいと強く願い、その願いを行動につなげることだと思います。いかなる勉強法も、講座も、アドバイスも、本人の強い願いが伴わなければ意味を成す可能性は大きく下がりますし、また強く願えば自然と志望校合格に今何が必要かについて、あるいはわからないからアドバイスが必要だと、答えが出せるはずです。
僕のようにいつまでも悶々とするのではなく、まず自分の合格を強く願っていただきたいと思います。それができないなら自分を触発してくれそうな人と話すとか、志望校を変えるとか、なすすべはあると思います。
それと模試やその成績を今後の自分の能力の向上に生かせないと判断した場合は早々に答案も問題・解答冊子も成績帳票も捨てたほうがいいと思います。答えの出ない悩みを抱えることが大切な場合がもしかするとあるのかもしれませんが、受験生にそれと付き合う精神的・時間的余裕はないと思いますから。

おまけですけど、合格報告(本物に限る)をメッセージや僕のブログのコメントでしてくれたら先着2(3にしようか迷う)名の方にロシア料理店のコース料理おごります!
あと東大理系受験生は合格後ロシア語を選択するようにwロシアは航空宇宙も数学も世界でトップクラスに強いですよ!風評とは裏腹に変人多くないし真面目な人がとても真面目だしゆるゆる勢もいて相当過ごしやすいところです。○○(生物・化学・情報・数学など)オリンピックの人が9/65(たしか)もいるし。
ロシア語クラスの4組(class No.4の意味、以下も同様)は文系も理系も、それぞれで類に関係なくみんな同クラになれるのがいいところ。現在4組しかない理23ならクラス数が増えない限り、つまりほぼ確実に、4組と5組のある理1なら半分の確率で一緒になれますw