1.自己紹介

2.東大受験 ―勉強方法

3.センター/併願校について

4.模試成績と入試得点開示

5.東大入試本番について

6.ひとこと

・HN:そめそめ
☆ブログ:『東大文一へ (アフター)
・科類:文科一類
・現浪:一浪/予備校
・塾/予備校:現役時→東大進学塾エミール、浪人時→河合塾本郷校
・出身高校の例年合格者数:例年40〜50人ほど

〈本格的に東大をめざした勉強を始めた時期〉
高2くらい。元々東大受験用の塾に行っていて、高2からカリキュラムが本格化したのでそれに合わせて多少始めました。といっても常に勉強していたわけでもなくて途中で怠けていたりということはよくありました笑
 高3では完全に東大用の勉強にシフトし勉強時間も増えましたが得意科目を優先した結果苦手科目が疎かになって現役時は受験失敗しました()

〈生活パターン〉
現役時(高3)のときは、月〜土まで毎日朝7時に学校に行って勉強、授業後は主に塾で授業または自習していました。帰宅後は勉強はせず、休憩に充てていました。
 浪人時では、授業後は予備校で閉館まで自習し(疲れたと思った日は早めに帰宅)、帰宅後は一切勉強せずのんびりしていました。土日で授業がない日でも基本的に予備校やカフェで自習していました。ただ毎日勉強し続ける体力がなかったのでたまに全然勉強しない日を作って遊んだりもしていました。(というか割と遊んでました笑)

〈各教科の勉強法〉
自分で言うのもあれですが、英語や国語は普通の東大受験生並みなのであまり参考にならないかもしれません。数学に関しては現役時の苦手な状態(いつも20くらい)から安定して45~60程度取れるようになったので、数学苦手な人は参考になるかもしれません。地歴は実際の入試で高得点が取れていたのである程度参考になるかも。


◎国語
・現代文
 最も重要な評論文について。正直に言って、東大において現代文という科目は(色々な人の感想や開示得点の結果から考えて)勉強したからといって高得点が取れる科目ではありません(教える側や勉強の仕方に問題があるのかもしれませんが)。それ故、東大現代文に関しては自分からオススメできる参考書や予備校の講師というものはありません。ただし、日頃から評論文に慣れるという作業は間違いなく損にはならないことです。あるテーマの文章を読んでいれば実際の入試問題の文章が読みやすくなる、ということもあるので、考え方の幅を広げるためにも様々なテーマを取り扱った評論文を定期的に読んでおくことは必要だと思います。また、その際に音読も有効な手段なので可能なら一度読んだ文章については音読しながら意味を掴む練習を重ねてもいいですね。
 第4問タイプのエッセイ調の文章に関しては難問になることが多いですが、文章の修辞や設問で問われていることを意識して、白紙答案を出さずにある程度内容としてまとまりのある答案を時間内に完成させればいいと思います。本当に文学的センスのある人ならば東大国語全体で100点オーバーをたたき出すのですが(笑)、そうでなければある程度妥協して古典に比重を置くのがいいです。

・古文
 文法を固めたら(動詞・助動詞・重要副助詞・敬語)、後は単語を覚えるとともに解釈・読解の学習を積み重ねて実力を上げる。文法は覚えるだけなのでそこは割り切って覚える。自分の勉強法ですが、古文に関しては一度やった文章のまとめノートを作っていました。一度読んだ文章に関して、白紙の文章をコピーしてノートに貼り、その後のページに、文章の流れにそって出てくる「知らなかった単語」や「新たな文法事項」「この文章はどのように解釈すべきか」といったことをまとめていました。定期的に見直し、白紙の文章を読み直すことによって定着度を確認していました。
 後は実際の論述の練習が必要で、やはり答案の添削を頼んだ方が良いでしょう。

・漢文
 まず句法を覚えます。個人的には参考書とかよりも学校で配られる「漢文必携」「明説漢文(?)」のような本を使って地道に覚えた方が確実なような気がします。句法についてはインプットに加えて短文でのアウトプットも効果的です。
 句法を覚えた後は、演習をしながら色々な知識を入れていくだけです。漢文特有の単語の意味に注意しつつ(例えば「奇」が「すばらしい」という意味になるなど)問題を解く。東大の場合、特に文章の展開を対比関係や比喩などに注意しながら読み、最後まで読んだときに文章の面白さであったり論旨はどのようなものかであったりということを掴む練習が必要です。答案作成においては書き下し問題や穴埋め問題で間違えない、下線部訳は簡潔な訳を書く(余計なことを書いてその文が間違っていたら減点されるのは当たり前)、最後の設問は文章全体に関わってくる、といったことを意識すれば良いと思います。後は漢詩にある程度慣れておけば、いきなり漢詩が出題されてもビビらずに済む・・・かな。
 漢文は勉強すれば確実に点が稼げる分野である反面、勉強量が足りないと周りに差を付けられる教科なので疎かにしてはいけない。(経験談)


◎数学
 自分は現役時に数学が苦手で不合格となったため浪人時には苦手を克服して成績を上げましたが、元々が苦手教科なので、数学が得意な人にとっては自分の勉強法はあまり参考にならないと思います。苦手な人にとっては参考になるかもしれません。地道に伸ばしていく人向けだと思います。

・基本概念を意識して基礎を盤石に(数学苦手な人には読んでほしい)
 数学が苦手な人にありがちですが、基礎が疎かになって定石やらテクニックやらに走る人が多いです(それも必要なのですが後述します)。
 数学の各分野の基礎事項を学ぶとき、その結果だけ覚えていませんか?例えば重要定理を覚えていても、いざ「その定理はなんで成り立つのか」と言われてすぐに答えられますか?基本の部分を盤石にするということは、そうした基礎事項を本当にわかっているかということです。

 そしてよく文系数学で言われる青チャートなどの「網羅系問題集」について。よく網羅系問題集の手法を覚えるという意味において「暗記数学」が大事だと言われますが、その「暗記」という言葉には語弊があります。
 確かにそうした手法は使いこなせなければならないのである意味では「暗記」すべきだと言えます。ただし、重要なのはやはり「そうした手法をなぜ使う必要があるのか」「なぜその手法が成り立つのか」ということを論理的に自分で納得することです。「暗記」という言葉にだまされて手法を暗記するだけでは全く意味がない、というか覚えた気になっても応用性が利かないし本番の問題ではまず駄目になります。これは数学を「やったつもりなのに成績に結びつかない」と言っていた多くの人を実際に見てきた感想です。

・一歩上の考え方 定石に慣れる
 基本概念を押さえたら、より高次元な発想として、東大を受験する上で知っておくべき手法を使いこなせるようになる必要があります。一般的には定石とか言われます。例えば「2次関数の解の配置において、軸の位置で分類する」とか「相加相乗平均」とか「確率漸化式」とかそういうものです。ただしこれももちろんただ覚えるだけでは無用の長物で、上記のように「理屈から納得して使えるようにする」のでなければ本番で役に立ちません。
 このレベルの手法を練習する用の問題集として「1対1対応」などがありますがたくさんあるのでお好みで。東大受験用の塾ならテキストで学ぶはずです。

・実践的な演習を積む
 最後は演習を積む段階です。数学の問題を解くときには「じっくり考える」ことが大事です。問題集をやっているときにすぐ答えを見るとその練習ができない!後は、難しそうな問題だからといってあきらめの姿勢でかかるのではなく、そこから読み取れることや、この条件はなんで付いてるのかとかをかんがえていくと最初の一歩につながります。文系数学レベルでは全く手がつけられない難問はほとんど現れないし、適切に学習を重ねていればある程度は食いつくことができるはず。

※解き方についてのアドバイス
 答案は論理がよくわかるような日本語を書きましょう。数式しか並んでいない答案は不親切です。
 解き方についての一つの方法として自分がやっていた方法を書きます。参考までに
①試験が始まったら、必ず1問目から4問目まで順番に、5分程、目を通して初手に必要なことを問題冊子にメモする。そして5分程度で必ず次の問題に移る。
(最初の計算をしてみる、グラフを書いてみる、図を書いてみる、答えまでの流れを考えてみる)
②①の作業で、最も方針が見えている問題があるはず。それから順番に解いていく。
③手が付けられなさそうな問題に関しては、①の作業でわかった最初の方針や図などをとりあえず書いて、わずかでも部分点がくるような工夫をする。できない問題をやるよりは、すでにやった問題に計算ミスがないか確認する方が大事(模試で計算ミスしてかなり後悔しました)。

 自分はこのやり方で、「解けるはずだったのに解かなかった、時間がなかった」という問題の量を減らし、実力を確実に反映させて点数が取れるような解き方に慣れました。もし解き方で悩んでいる人がいたら是非試してほしいです。


◎日本史
 まず東大日本史対策について最初に言っておきたいのは、「基本的に模試は当てにならない」「解答速報も然り」ということですね。これは2年連続で8割以上の点が与えられた自分の答案や自分の解答作成への姿勢と模試や解答速報とを照らし合わせた結果から言っています。後は他の合格者の感想なども参考にしています。東大模試の日本史はあくまでも「東大日本史の形式をまねただけ、そして出題分野も東大っぽくしているだけ」の問題であり、その問題の深さ、採点基準、模範解答のいずれをとっても東大とは異なっています。
 東大日本史を対策する上での基本的な姿勢としては、基礎的(センターレベル)な知識を固めた上で、他大の論述で見られるような「単純な歴史的事項の説明」に終始するのではなく、「歴史の流れを上から俯瞰して捉える姿勢」です。例えばある事件があったとして、それがどのようなものか説明できるのは当たり前で、東大で問われてくるのはその事件が後の世界にどのような影響をもたらしたか、とかその背景にあったものは何なのか、といったものです。「応仁の乱によって京が荒廃→都の文化を有した武士や公家・文化人が地方へ分散→文化の地方波及・その地の庶民文化と結びついた融合的文化の成立」これはその一例のようなものですが、実際に入試問題で問われていましたね。ではどうやってそういった流れを捉えるのか。漠然と勉強しているだけではなかなか難しいと思いますが、やはり基本となるのは教科書です。特に山川出版の「詳説日本史」「新日本史」をオススメします。執筆者が東大の教授である上に、最新の研究成果が記述されているため、東大対策に関しては最良の対策本と言えます。教科書の記述を隅から隅まで見てみれば、歴史的流れや背景についての説明がきちんと書いてあるので、そういった箇所をチェックして言い回しも含めて覚えるくらいめで読み込めば論述についての基礎知識も固まるはず。
 次に答案作成の段階で意識した方が良いことですが、まず設問に答える際に最も重要なのが「設問で問われていることに素直に答える」こと。当たり前かもしれませんが、やはり問題文に条件があればその条件は素直に答案に組み込む、そして答案の結論の部分が本当に設問の要求に直接答えるものになっているか、それが最も大事です。自分の知っているテーマだからといって自分の知識を披露することに走り、問題の要求に対する応答が不十分になってしまうと減点されてしまいます。例えば「〜の意義はどのようなものか」という設問に対する自分の答えにきちんと「意義」となるものが書いてあるか、その確認が必要です。
 もう1つ、問題に取り組むときには、やはりリード文や史料といったものはきちんと答案へのヒントにしなければいけません。東大側がわざわざ用意しているものを使わないということは点数くれなくてもいいよと言っているようなものです。リード文や史料から読み取れる時代や歴史的事項を明らかにし、リード文から何が読み取れるか紐解いて答案に反映させるという作業を訓練していけば必ず東大の要求している答案に近づくはずです。ちなみに東大模試の場合、リード文をほとんど使わなくても答えが書けてしまったり逆にリード文を要約してしまえば答えになってしまう問題が散見されますが、そういうのはあまり気にしなくていいです(笑)


◎地理
 東大地理では図や表の判定を中心とした客観問題(記号とか記述)と論述問題があり後者の方に比重が置かれています。しかし客観問題はその後の問題のヒントになるように作られていることが多く、ここでしくじると一気に大幅失点する可能性が高いです。また、得点開示などを見るに、記号や簡単な語句問題であってもそれなりの点数(2割〜3割)が配点されているように思います。
 地理の勉強においては、地理資料集(例えばとうほうの地理資料や、地理の研究)をメインに活用することをオススメします。地理の勉強においては、知識を入れるにせよ論述で書くことになる地理的現象のメカニズムを理解するにせよ、実際の写真や図・イラストなどを見て視覚的なイメージを作っておくと頭に残りやすいです。また、地理資料集の内容は東大で必要となる知識のほとんどをカバーしている上、現象のメカニズムの説明(例えば海岸砂漠の形成要因)などについてはそのまま論述で書けてしまうような記述が豊富で、論述の勉強にも適しています。地理は参考書の少なさに悩みがちな教科ですが、基本的には地理資料集をメインに据えるという方針で間違いはないはずです。それに加えて、地図帳と統計資料集は併用した方がいいです。地図帳は色々な場所の位置関係を確認して複数の地理的事象を関連付けるのに使えます(普段から勉強したことを地図帳に直接書き込んでいれば、最終的に1つの場所でどんなことが行われているのか一目でわかる参考書になる)。また統計資料については、センターや東大で出題されるレベルの統計を確認しておくのに使うのでたまに見るようにすると良いかなと。主要な統計については覚えることになるし(米の生産国輸出国の統計については21世紀に入ってから東大で3回以上問われてたり)。
 それと、図や表を読み取る際は、そこに書いてあるデータに終始するのではなく、その図表を完全に利用する練習をすると効果的です。例えば人口と面積が与えられていれば人口密度がわかるし、GDPと人口が与えられていれば1人あたりGDPが計算でき、それが問題を解く鍵になることも多います。センターで正答率が低い問題も、こういった訓練を重ねていれば確実に得点できるようになるはず。
 問題を解く際には、与えられた条件をよく読むこと・そして指定語句がある場合にはその語句を論述の流れのヒントにしてどのように使うか考えることに気をつけていました。指定語句に関しては、それがなければ難しい論述に指定語句というアシストを付けることによって解きやすくするものと、逆にそれがなければ簡単な論述なのに、指定語句が却って足枷になり問題が解きにくくなるものがあります。いずれにせよ、指定語句を解答の道筋として答案を書き始める前にどう使うか考えておくことが大事です。
 演習の際は、日本史と同じように自分の書ける言葉で解答を作り直すようにしていました。解くに東大地理の場合は、過去問の類題、果ては同じ問題が出題されることがあるので、過去問演習は入念にやりました。それに加えて「ダム」などの東大特有の頻出テーマについては自分でポイントを整理してノートにまとめるなどもしていました。過去問の話をしましたが、東大地理においては、地理の論述でよく問われる、いわゆる典型論述を固めてから実践力を高めるのが有効だと思います。「中国の西部大開発の背景」「熱帯雨林と針葉樹林の比較」といった資料集にも載っていて実際の出題例も多い典型論述を固める。それだけ(といっても時間はかかるのだが)でも東大入試で解ける問題はかなりあるはず。それプラスαで時事的な問題やその場限りの問題などの演習量を増やせば、本番で初見の問題に出会ってもある程度対処できる力が付く・・・かな?


◎英語
英語に関しては毎回勉強計画を立てる際に
「英単語・熟語」「文法」「作文」「長文&総合」「解釈・和訳」「リスニング」
という6つの項目に分けてそれぞれを満遍なく勉強できるようにしました。

東大の形式に当てはめれば、
「文法」=4A 「作文」=2 「長文&総合」=1,5 「解釈・和訳」=4B 「リスニング」=3
に該当します。

それぞれについて書きます。

「英単語・熟語」
 英単語に関しては、鉄壁をメインに使っていました。鉄壁の良い点は、
・各単語に重要度が付されていて単語の優先度がわかりやすい
・単語を覚える上で重要な「単純な和訳ではなく、ニュアンスで単語を覚える」ための工夫として説明やイラストが豊富である
・単語の量が東大を受ける上で必要十分である
・そして各章の最後にチェックテストがあるためにアウトプットの練習ができる
 ということですね。悪い点は内容が濃密なため計画的に消化しなければ中途半端になってしまうということです。

 そして使い方ですが、自分は
①1周目の時点で、「これは全く知らなかった」「少し自信がない」と思ったもの全てにチェックを付ける
②2周目以降はチェックを付けたもののみをやる、そして完全に理解したと思ったものからチェックを外す
③②の作業を繰り返し、たまにでいいのでチェックのついているもの以外もさらっと見直す
④模試前などはチェックの付いているものだけを重点的に見直す
 というやり方で覚えていました。この方法は単純ですが、他の色々な勉強の場面で使っていて、かなり効率良く学習が進められるのでおすすめです。

 鉄壁は何周したかわからない(少なくとも10周以上)くらいやりました。単語は大事です笑
高校ではDUOが配布されていて、それは学校のテストに合わせて覚えていました。あくまでも鉄壁がメインでした。
 熟語に関しては、鉄壁の英熟語の章と、システム英熟語を一通りやりましたがシス塾は完璧には覚えきってないですね。。。 東大では熟語も問われるので何らかの方法で集中的にやるべきだと思います。

「文法」
 基礎固め→発展・演習 という流れを汲んでやりました。

 基礎固めというのは文法の基礎を抑えてから、ネクステや英頻といった網羅系の問題集(網羅的に単答式の設問を解くことには批判も多いですが・・・)を全ての問題を論理的に(なぜ正答にたどりつくのか理解して)解けるようになるまでやりました。

 ただ文法で重要なのはやはり基本概念をどれだけおさえているかということだと思います。例えば時制ならば過去形と現在完了の違いを日本語訳で覚えるのではなく、ちゃんとその行為がどのような時間の範囲で行われたかを考える、といった姿勢が大切になります。

 文法の基礎が固まった後は問題演習を中心にこなしました。東大の4A対策として正誤問題や語句補充問題の問題集を解き、最終的には4A型の実践的な問題をひたすら解きました。4Aは文法はもちろんですが文全体の流れをつかみながら解くと解きやすくなるのでその練習が必要ですね。

「作文」
 英作文は様々な表現を使いこなせるようにする→自由英作文を書いて添削を受けて書き直す
という流れでやりました。

 表現を使いこなせるようになる上で重要なのはやはり「日本語訳だけでなくきちんとニュアンスをつかむ」ことです。例えば「見る」という単語一つとっても場面によって「see」「watch」「look at」といった単語を使い分けますよね。そうした区別をきちんと掴んだ上で、英語話者にとって自然な表現を覚えていく作業を繰り返しました。自分は「入試必携 英作文」という本で和文英訳をひたすらやり、一旦書いたものは模範解答と照らし合わせて自分で添削してだんだん良いものを書くようにしていきました。
 ある程度表現を使えるようになった後は自由英作文をとにかく書いて講師の添削を受けて直す、の繰り返しでした。自由英作文に関してはとにかく文法ミスをしないことが重要ですね。添削は絶対に受けた方がいいと思います。

「長文&総合」
 長文に関してはとにかく無駄な流し読みをせずにきちんと意味を捉える練習を積むくらいかな・・・。多少わからない単語が出てきても、すぐには調べずに意味を推測することも意識しました。
 1Aでは文全体の流れから重要な部分を掴む、例が用いられていればそれは何を主張したいが故の例か、主張したいことが2つあればその2つの比重を考えるなどそういう訓練を積みました。
 1Bは近年問題形式が変わりましたがあれは形式によらず、文全体を俯瞰的に把握して解く問題なので、速読を意識して段落ごとの大まかな主張を捉えながら解くようにしました。
 5は文章が長いので設問で問われている部分以外はかなりのスピードで読み、設問に対応できる程度に意味を掴むようにしました(だいたい20分くらい)

「解釈・和訳」
 これに関してはとにかく参考書や予備校の授業の復習に終始しました。
 使った参考書は「ビジュアル英文解釈」「英文解釈教室」です。解釈教室はかなりレベルが高く英語が得意な人にしか薦められませんが、浪人時はこればっかりやっていました。
 和訳は、自分の答えと解答を見比べ、解釈ミスは最優先として、細かい日本語の違いも訂正して自分の修正点を見つける作業を繰り返しました。4Bでは文全体の流れがわかっていないと日本語レベルで訳し間違えるということがよくあるので、4Bの過去問で文の流れから訳を作る作業に慣れることも大事だと思います。

「リスニング」
 リスニングに関しては毎日聴くことに意味があります(自分はやってなかった・・)。ただ単に英語に慣れるだけでなく、問題形式のものを聴くとより力が付くはず。毎回リスニングで28〜30点取っていた友人(数人)はキムタツや東大の過去問の音源を1.25倍または1.5倍にした上で意味をとる練習をしていました。
 個人的にはCNN ENGLISH EXPRESS やEJもオススメです。ナチュラルスピード以上の英文を聴くことができる上に時事問題も掴めるので。あとは予備校講師の受け売りですが「DIALOGUE 1800」も良いです。スピードがちょうど良く、素材も豊富で様々な知識を得ることができます。 

 東大英語は設問が多く過去問を解く際には解く順番を意識すべきだと思います。例えば英作文書いてる途中にリスニングの時間になったら面倒くさいのでリスニング直前は4Aをやる、とかそういうことですね〜
 それと英語に関してですが、英語は大学に入ってから差がかなり浮き彫りになるのでやり過ぎるに越したことはないです。受験で点を取るだけでなく、その後のことまで考えた英語学習を意識すると良いと思います。


〈過去問の利用について〉

◎国語
 現代文に関しては、現役時に通っていた塾で演習し、その復習を定期的にやっていた程度です。解答の道筋を思い出しながら60分程度で解答を作る練習を現役時の直前期にやりました。浪人時はほとんどやりませんでした。
 古典は、鉄緑会の「東大古典問題集」を使い、古文漢文ともに30分以内に解答を仕上げる練習をしました。解いた後は、古文は全訳を作り、分厚い解説と照らし合わせながら文章の完全理解に努めました。漢文も訳は作りませんでしたが解説を読み込み、古文漢文ともどういったポイントを書けば得点となるのかを確認しつつ、簡潔な解答作成を心がけました。
 古典の過去問をやり始めたのは現役時浪人時ともに秋以降ですね。直前期は過去問をもう1回解き直し、1周目を踏まえて満点近い解答が書けるかの練習をしていました。

◎数学
 数学は、「東大文系数学で1点でも取る方法」「鉄緑会 東大数学問題集」に沿って過去13年分の演習をしました。数学はセットで解くことで、勉強法のところに書いた自分の解き方を再現する訓練の場として使いました。鉄緑会の方が年度別になっているので、問題を解くときにはこちらを使い、解説を読むときには1点でも〜の方が簡潔な解答が載っているのでそちらを参照しました。
 数学の過去問は直前期にやることで、自分の実力を十分に試すことができた上、後で復習する際にも、本番に挑む直前の最後の最後で自分に足りないものは何か確認することができました。

◎日本史 
 自分が過去問演習をする際に特に気をつけていたことは、自分の答案を書いて模範解答を見たり添削を受けたりした後に、それをただ見て終わらせるのではなく改めて解答を書き直していたことです。その際には、自分が実際に試験場で書くことのできる言い回しを使って、答案の論理の流れがどのようになっているかを意識しながら、本番でもその答案を自力で書けるレベルでの満点答案を作るようにしました。模範解答ではたまに教科書レベルを越えた難しい単語があったり、自分では使いこなせないような熟語を用いていたりしますが、そういったものを自分で書ける言葉に置き換えることによって(たとえそれで元の解答よりも字数が増えてしまったとしても)その問題を自分のモノにしました。模試や本番の入試の前にはそうして作った自分専用の模範解答を見ながら、論理の流れや条件の使い方などを確認しました。
 このように過去問に取り組んでいたのは主に現役の夏休み以降で、浪人時にはそれを過去問研究を盤石なものにしました。東大日本史に関しては早めにやっても全く問題ないと思います。(むしろやった方が良い)ちなみに自分は25カ年ではなく現役時に塾で配られた過去問のみをやっていました。

◎地理
 地理の過去問は25カ年を使っていました。2000年以前の問題については全部はやらず、典型問題であったり「これは近年でも出るな」と思ったものをピックアップして解いていました。2000年以降の問題はすべてセットで解きました。
 解き方は勉強法のところで書いた通りです。地理については問題集などを秋の前半くらいまでに終わらせ、それ以降に模試の過去問とともに過去問を解いていました。

◎英語
 英語は、鉄緑会の「東大英語問題集」を使用しました。他の過去問と比べたときの圧倒的な解説量はやはり魅力です。使い方ですが、過去10年分以外は120分では解かず、設問ごとにピックアップして解いていました。1Aや4B,5などは問題集での演習が難しいので多めに解いて、自由英作文はすべて添削してもらいました。過去10年分については(やったのは主に現役時ですが)なるべく120分セットで解くようにし、問題を解く順番や時間配分など実践的な訓練に使いました。
 設問ごとに昔の問題を解くようにしたのは他の問題集が一通り終わった秋頃、直近の過去問は(現役時の)直前期にやりました。


〈参考書レビュー〉
(自分が実際に使った参考書のみ。特によく使った・効果的だと思ったものには下線を引いています)
 
◎国語
※本格的な現代文の参考書は一切やってないです。ただし漢字の対策が疎かになっている人は、漢検2級の勉強か市販の入試用漢字問題集をさらっとやっておくといいかもです。漢字の勉強に時間をかけるわけにはいかないけど点数を落とすわけにもいかないので。あと余裕がある人は評論文の単語を集中的に勉強できるものをやると文が読みやすくなります。例えば桐原の「読解を深める現代文単語」とか「術語集」「高校生のための評論キーワード100」とか、1冊持っておくと辞書的にも使えるし便利かも。

・ マドンナ古文単語230:古文単語の基本。見やすく覚えやすいので1度覚えた後は模試の当日に一気に復習して確認用に使っていました。
・ 桐原 読んで見て覚える古文単語315:スタンダードな古文単語。とりあえずこれくらいの分量の単語帳を1冊やっておけば単語で苦労することはないのでは。
・ 読み解き古文単語:多読用。文章は歯ごたえのあるものばかりで大変です。ここに収録されている文章が東大模試でそのまま出題されたときは驚きました。
・ ステップアップノート 古典文法トレーニング:古文の文法を実際の文章で定着しているか確認するのに使える。文章の難易度も低いので入門レベルです。
・ 古文必修問題集 演習編:前半が文法の確認と解説、後半が中級レベルの問題演習で、文法の勉強を一通りやったレベルで取り組むとかなり効果的です。読解への橋渡しとしてはかなり良い本です。
・ 中堅私大古文演習:中堅私大の入試問題をそのまま採用しているものの、中級レベルかと思いきや文章の難易度が高い場合もあり、割と難しい。読解の演習としてもあまりやらなくていいかも。
・ ライジング古文:東大を中心として記述問題を課す大学対策用。ある程度以上の実力がある人でもつまずきやすいポイント(敬語・和歌の修辞)ごとに章立てがしてあり、そのそれぞれに例題と旧帝大レベルの問題演習2問が付されていて、記述の書き方も学ぶことができる。

・ 漢文必携:学校で配られる漢文の基本知識をまとめたもの。句法や基本単語、漢詩のルールなどはこれで覚えました
・ ステップアップノート 漢文句形:句形を実際の漢文読解と合わせて確認できる問題集。文章の難易度は中級レベル。
・ 難関大対策 新漢文問題集:駿台全国模試の過去問が多く採用されている中級から上級への橋渡しとなるレベルの問題集。分量が適切なので取り組みやすく、安定感がある。
・ 最強の漢文:既に絶版になっている問題集ですが、わざわざAmazonで中古のものを買いました。記述問題の解き方が説明されていて、難関大の入試問題演習ができます。解説が詳しく、すべての問題に50字要約が付いているなど、細かい配慮もされています。(もう1度言います、絶版です笑)

◎数学
・ 青チャート:文系数学のテンプレともいえる網羅系問題集。解くときには勉強法のところに書いたようなことを意識するといいと思います。基本例題だけで十分だと思ったのでそれだけやりました。
・ 1対1対応の演習:東大を受ける上で使いこなせなければいけない手法や考え方が例題と合わせて網羅されている。これも勉強法のところで書いた意識を持って、安易な暗記に走らないようにやれば効果は大きいはずです。特に微積分・座標の分野はかなり東大向けの内容になっています。
・ 文系数学の良問プラチカ:ある程度の実力が付いたあと、初見の問題を考える練習で使える問題集。難易度も過去問を始める前段階のレベルとして適切で良問も多く、繰り返しやれば間違いなく実力が付くはず。座標のところは難しいと感じる人が多いかもしれません(笑)
・ 大学への数学 新スタンダード演習:1対1対応の演習のレベルアップ版。プラチカよりは解答の道筋が定まっている問題が多く網羅性が高い。問題数が多いので、自分のお好みの分野からやるのがいいかと。

◎日本史
・ 詳説日本史:歴史学習の基本はやはり教科書。使い方は勉強法のところで。ほとんどこればっかり使っていました。
・ 日本史論述研究:駿台文庫の緑色のアレ。東大実戦の過去問と東大過去問の研究ですが、自分は解答はほとんど参考にせず、主に歴史の流れの解説の部分を読み込んでいました。近現代に関しては知識問題が多いのであの解答も参考にはなるので近現代のところだけ真面目に(?)解きました。

◎地理
・ 地理資料:神。これも勉強法のところにどう使ったか書きました。
・ 地理 実力をつける100題:知識を付ける用に。東大対策なら正直いらないと思います。趣味です。あ、でも地誌の知識問題の演習素材としては使えるけど・・・詳しすぎる。
・ 40のエリアでわかる実戦入試地理:地理の多角的な見方を身につけるための問題集(?)。色々な切り口がテーマ化されていて面白い。ただもう絶版になってしまっている気がします。
・ 地理記述論述問題集:典型論述問題から実戦的な問題まで大量に演習できるが、解説がない(著者のライブ授業を受けていたので解説はそこで受けました)。もしやる場合は資料集などを横に用意して、問題の解説を自分から捻り出す必要があるので大変かもです。問題は良問ぞろいなんだけど・・・

◎英語
・ 東大英単語熟語鉄壁:英単語の勉強法を参照。
・ DUO3.0:単語と熟語を例文と合わせて覚えられる。例文は覚えやすく単熟語も入試で必要なレベルのものを無理なく覚えられる。デメリットは単語の重要度がわかりにくい他類義語が覚えにくい。
・ システム英熟語:熟語を覚えやすくするために動詞や前置詞のイメージから熟語をまとめて覚えることができ、熟語量も豊富なため基本熟語から私大対策まで可能。
・ 888 英文法・語法問題集:NEXTSTAGEのような網羅系文法問題集。ただし他のものよりも文法の説明が詳しく、マイナーな問題集ながらオススメ。
・ NEXTSTAGE:とてもメジャーな文法語法などの網羅系問題集。網羅に走って解説が若干薄い感は否めないが、一通りの基礎をやっておく上ではやはりこのタイプの問題集はやった方がいいのかも。
・ 基礎英文法問題精講:文法の問題集というよりは、文法の知識を一歩踏み込んだレベルまで学べて確認できるもの。前置詞などは豊富に演習できる。一部古い文法事項が含まれているのが難点。
・ 英文法・語法のトレーニング(演習編):NEXTSTAGEより一歩高いレベルで網羅的に演習できるもの。四択問題だけでなく正誤問題などもあるので実戦的な入試対策もできる。
・ 英文法レベル別問題集(6):早慶上智・国立大レベルの英文法問題を集めたもの。英文法の最後の演習に。
・ 最難関大への英文法:誤文訂正問題を通じて文法の復習ができる。東大4A対策に。
・ スーパー講義 正誤問題:実際の入試で使われた大量の正誤問題演習ができる。これも4A対策に使える。
・ 入試必携 英作文:和文英訳で重要な表現や注意点がまとめられていて、段階的に和文英訳の練習ができる良書。これを完璧に使いこなせればかなり英作文力が伸びるはず。
・ ドラゴンイングリッシュ 基本例文100:例文を通して英作文における自然な表現や単語の使い方が学べる。夏休みに1日10文×10日で終わらせました。こういう類のものは長期的にやるよりも一気にやってしまって必要があればリピートすると効率がいい。
・ ビジュアル英文解釈:英文解釈の基本を、英文→講義 の形式で順を追って段階的に学べる良書。すべてやれば解釈力的には東大受験レベルまで対応可能だが、東大受験生であれば早めに終わらせておきたいもの。解釈モノなので全訳推奨。
・ 英語構文詳解:整序問題とその解説を通して、構文把握力を身につけられる。個人的にはこの本をやり込んだあたりから英語力の向上を実感し始めました。問題のレベルは入試問題レベルだが、高2でも取り組んでしまっていいと思う。
・ 英文和訳演習:和訳問題の採点が自分でできるような工夫がされている。東大レベルでも中級編で十分。上級編は割と難しいです。
・ 英語要旨大意問題演習:要約問題の練習に。近年の東大の要約問題の傾向を反映しているかといえば微妙なので、英文を指定語数以内に要約する訓練や慣れの場として、主に模試の直前に進めていました。
・ キムタツ東大英語リスニング:東大形式のリスニングができる問題集はこれくらいしかないですからね。。。ディクテーションが多めです。一度やったものは完璧に内容把握できるようになるまで繰り返し聴くのを薦めます。
・ CNN ENGLISH EXPRESS:ニュース英語をナチュラルスピードで聴く練習ができる。時事的な知識も付く上に高速リスニングに慣れることでリスニング力があがります。意外と量多いです。
・ DIALOGUE 1800:ダイアローグ形式で様々なトピックを扱った英文のリスニング練習ができます。スピードは東大入試と同じくらい。
・ 英文解釈教室:英語をどのように読み解くのか、大量の例文と中程度の長さの英文を通して本物の解釈力が付きます。ただし受験参考書としては最高レベルの難易度。自分は現役時の時は手に負えませんでしたが、浪人時はとにかくこの本をやりまくってある程度の自信を掴みました。英語の実力がある人(目安として高三駿台全国偏差値70以上、河合記述偏差値70後半以上)でなければやらないでください。これやらなくても東大受験レベルにたどり着けます。

〈併願校とその合否〉
(2013)
・ 早稲田大学政治経済学部政治学科(センター)○ 
・ 早稲田大学法学部(センター)○
・ 早稲田大学商学部(センター)○
・ 慶応義塾大学商学部A 方式(英数地理)○
・ 立教大学法学部(センター・特待)○
(2014)
・ 早稲田大学政治経済学部・法学部・商学部(センター)×
・ 早稲田大学法学部(一般)○
・ 慶應義塾大学法学部法学科 ○
・ 明治大学法学部(センター)○
・ 一橋大学法学部(後期)※(出願のみ)

〈併願校対策〉
 慶応商学部の地理を趣味で数年分解いた以外にはほとんどやりませんでした。浪人時にも、早稲田と慶応の法学部を一般受験することを想定していなかったので、一度も過去問を解かずに受験しました。私大日本史や小論文の対策も全くしませんでした。

〈センター対策〉
 東大対策をしていれば、センターの対策は主に形式に慣れること、また東大で出題されない部分の勉強をする程度で事足りると思います。逆に、センター対策で点が取れないと感じたときには、そこが基礎を復習する最後のチャンスだと思って基礎の復習に時間を充てるべき。

◎国語
現代文は読解力があれば、過去問等で選択肢の吟味を行う練習を積めば良いと思います。古典に関しては文章の大まかな流れを一気に掴み、設問で問われた部分を詳しく見ていくように練習していけば高得点が取れるはず。

◎数学
数学が得意で毎回満点近く取れる人はあまりやる必要がないと思います。苦手な人は失点源になりがちなので、基礎をしっかり復習しつつ時間内で終わるような処理速度を上げるために過去問演習、時には問題集も時間を割いてやるべき

◎日本史
センターで必要な知識=東大を受けるにあたり最低限な知識 と考え、センターの勉強はきちんとすべき。特に文化史、近現代史に関しては知識が抜けている人が多いので集中的に。

◎地理
図や表を、そこで書かれているデータだけでなく、例えば人口と面積が書いてあれば人口密度を計算してみるなど、最大限に利用することに慣れる。また地図の問題は図に答えが書いてあるわけだからあきらめずに満点を取りにいく。単純な知識問題で間違えない。そういった努力をしていけば9割以上は安定してくると思います。

◎英語
発音・アクセントを集中的にやる以外は形式に慣れるだけ

◎地学
秋以降に勉強を始めても満点を狙えるレベルまで到達します。まずセンター用に知識を整理する本(「きめる!センター地学」やZ会の本など)を1冊読み込み、その後は問題集や過去問で足りない知識を整理していけばだんだん点数は安定してくるはず。正直言って地学は総勉強量でいえば数日程度です。地学基礎ならばもっと楽になる・・・のかな?

〈模試成績〉
記述系は偏差値、マークは点数のみ、判定はすべて東大文一のもの
(現役時)
中3駿台全国模試
 英:56.5数:44.9国:51.0総合:51.6(4911位/11037)
高1駿台全国模試
⑴英:58.0数:59.5国:56.9総合:59.7(3449位/19835)判定:D(高2まではDが最低)
⑵英:64.6数:45.9国:55.7総合:56.0(8435位/33239)判定:D
高2駿台全国模試
⑴英:64.3数:52.7国:65.5総合:61.8(4361/位34329)判定:D
⑵英:67.6数:51.6国:63.2総合:62.4(5205位/44120)判定:D
高2駿台東大レベル模試
 英:63.6数:77.3国:73.4総合:77.3(61位/7782)判定:A
高3駿台全国模試
⑴英:71.2数:53.0国:64.3日:70.4地:66.8総合:67.9(631位/10503)判定:B
⑵英:65.3数:57.0国:68.7日:60.9地:59.7総合:62.3(984位/6967)判定:C
高3駿台ベネッセ記述模試
 英:78.6数:74.6国:85.4日:65.2地:72.0総合:80.4(106位/85918)判定:B
2013年度駿台東大実戦模試
⑴英:85(63.9)数:24(49.8)国:54(53.1)日:20(55.5)地:34(71.6)総合:217(59.7)
文一志望者中391位/1600判定:B
⑵英:77(57.5)数:35(61.0)国:56(60.6)日:21(52.0)地:32(63.2)総合:221(61.0)
文一志望者中299位/1452判定:B
2013年度河合東大即応オープン
⑵英:48(45.4)数:23(44.2)国:73(65.2)日:35(59.0)地:34(60.6)総合:213(54.1)
文一志望者中615位/1339判定:D

(浪人時)
河合全統記述模試
⑴英:82.2数:73.8国:70.9日:72.6地:88.6総合:80.6(3位/81118)判定:A
⑵英:78.8数:77.4国:85.9日:73.9地:77.7総合:80.8(49位/137392)判定:A
⑶英:79.7数:79.5国:77.7日:69.7地:74.9総合:79.0(120位/135439)判定:A
2014年度京大即応オープン
⑵英:63.1数:67.1国:59.4地:66.4総合:67.6(法学部28位/758)判定:A
2014年度一橋大オープン
 英:73.6数:56.6国:55.7地:69.0総合:71.4(法学部9位/632)判定:A
2014年度駿台東大実戦模試
⑴英:87(63.6)数:60(62.9)国:71(63.9)日:23(65.9)地:39(77.2)総合:280(70.1)
文一志望者中34位/1521判定:A
⑵英:95(67.6)数:64(73.9)国:47(55.5)日:30(65.9)地:23(75.9)総合:259(71.0)
文一志望者中33位/1394判定:A
2014年度河合東大即応オープン
⑴英:71(59.4)数:22(52.1)国:65(61.0)日:37(61.6)地:36(65.7)総合:231
文一志望者中196位/1392判定:A
⑵英:79(62.0)数:29(48.1)国:70(70.5)日:36(58.7)地:36(64.2)総合:250(62.9)
文一志望者中186位/1284判定:A

〈センター得点開示〉
(2013)
英語:196 国語:179 数1A:75 数2B:79 日本史:91 地理:94 地学:94 リスニング:46
合計:809/900
(2014)
英語:195 国語:140 数1A:86 数2B:87 日本史:100 地理:97 地学:76 リスニング:50
合計:781/900

〈東大得点開示〉
(2013・前期)
英語:75 国語:63 数学:13 日本史:50 地理:45
(2013・後期)
総合科目Ⅰ(英語):46 総合科目Ⅱ(数学):29 総合科目Ⅲ(論文):53 合計128(最低点132)
(2014・前期)
英語:74 国語:53 数学:52 日本史:48 地理:39

現役時は、教室に入ると重々しい雰囲気が流れていましたが、いざ試験が始まると緊張せずに解けました。試験前後の待ち時間が長いですね。浪人時は、既にどのような感じで行われるのかわかっていたし、教室も同じだったので楽に臨めました。お昼はキャンパスを散歩していました。
 トイレは試験後の待ち時間に挙手して行っておくと休み時間が楽です。3人に1人は受かるんだから、テキトーに二人目をつけて、こいつらより自分はできるはずだ、とか考えましょう笑

 普段の勉強に関しては、常に「志望校に合格できる力」と自分の力との差を意識してください。そうすれば自分が何をやればいいかわかるはずだし、目標を見据えて努力できるはずです。そして大きな目で自分の勉強計画を見て、リラックスや休憩が必要なときには遠慮なく休んだ方がいいと思います。そのときは勉強しなくていいのかなと不安になるかもしれませんが、気分転換して次の日からある程度継続して勉強できるのならば、却ってそっちの方が効果的になるかもしれない。
 実際に入試や模試を受けるときには、「自分が最も点数を取れるパフォーマンス」をその場ですることを心がけましょう。A判定しか取ってこなかった人だろうが、E判定しか取れなかった人だろうが、試験開始の瞬間ではどちらも0点スタートです。メンタルや健康の影響も大きい。制限時間内に最大限の集中力を使って、点数を絞り出す努力をしてください。普段通りの成績を出せるのか、失敗してしまうのか、それとも奇跡の大逆転合格を手繰り寄せるのか、すべてはその時間の自分次第です。