東大日本史     文責/そめそめ

1.概要

2.傾向

3.勉強法

4.お勧め参考書・問題集

5.その他

・試験時間:地歴2科目で150分間(試験2日目の1コマ目)

・配点:60点

・問題構成:第1問=古代(〜院政期前後)、第2問=中世(源平合戦前後〜室町期)、第3問=近世(安土桃山期〜幕末)、第4問=近現代(幕末〜)

 すべて合計5行〜7行程度の論述問題で、2〜3行ずつの小問に分かれていることも多い。

・解答用紙の形式:A3版1枚で、表面に(イ)・(ロ)、裏面に(ハ)・(ニ)の記号の付された解答欄(方眼、1行30字)が印刷されています。これは日本史・世界史・地理共通の解答用紙で、受験生はその解答用紙で解答する科目名を(  )内に書き込んだ上、解答用紙上部の「日本史」の部分の三角形をハサミで切り取ります。当日、ハサミは必ず持参しましょう。日本史では(イ)〜(ニ)までの解答用紙をすべて使用します。

出題方針

 基本的にはどの設問にも問題を解く際に参考とすべき参考文(リード文)や歴史史料、絵や図が問題文の前に付与されており、それらを問題のヒントとして解く形式が多い。一方で他の大学で出題されるような、問題文のみが与えられていて自分の知識のみで解くような単純な設問はほとんどない。つまり東大の日本史では、知識のみで解けるような代物は少なく、リード文などを参考としなければなかなか解答の道筋を得られないような、最新の研究成果に裏打ちされたよく練られた問題が多い(それが『東大のディープな日本史』といった書物が出版される理由であろうし、各予備校の「模範」解答の方向性が多岐に渡る理由であろう。)。ただし、第4問の近現代の論述に関しては他の設問に比べて知識を必要とすることが多く、知識だけで解けてしまう問題も過去にも一定数出題されていることは頭に入れておいてほしい。
 ここまで書いたが、東大は教科書に忠実(なにせ執筆陣が東大教授なのだから)なので、論述問題に関しては教科書を逸脱した内容はほとんど出題されない。また問題を解くのに必要な知識も教科書レベル(センターで必要となる知識レベル)に過ぎない。もちろん単語は論述に使うので漢字も含めて記述できるようにしておくべき。
・出題分野

 まず念頭において置くと良い事は(予備校講師の話などからの推測の域を出ないが)、東大日本史の作問にあたって何人か(規模不明)の教授のチームがあり、その中から毎年各設問を作成する4人の教授が選ばれているという事だ。そしてその教授は自分の研究分野に関連した設問を作成する。つまり、日本史研究を行っている教授の研究分野に詳しい人ならば、ある程度出題分野を予想することができるのだ(一部の予備校講師などは実際にかなり的中率の高い予想を行っている)。ちなみにこれは裏話だが、定年退職する教授がいる場合、その教授は定年前に必ず問題を作成する、というルールがあるらしい(のだが、2013年入試では倭冦の研究をしていた教授が退職されるということで中世の外交が盛んに予想されたものの出題されなかった)。
 頻出とされる分野は、(大まかに言って)

 

第1問:古代の国家形成や政治体制・古代の対外関係・律令制度。
第2問:鎌倉期の武士の在り方・守護大名と戦国大名・一揆・中世文化・社会経済史。
第3問:幕藩体制・三大改革+田村意次・都市と流通・近世文化 。
第4問:近現代に関しては満遍なく出題されている印象があるが、現代史(戦後)に関してはほとんど出題されていない(出題例は2012年の一度のみであり、それも半分は戦前を問う問題だった)。基本的には知識があれば対処しやすく易しい問題が多い。ただし、憲法や議会制度・政党といったテーマに関する問題は教科書に直接の記載がない(様々な知識を動員したり、思考を必要としたりする)難問が多いので注意が必要。

 もちろん頻出分野以外も当たり前のように出題されるのでここに書いた分野だけを勉強するなんてことがあってはいけないが、一応参考までに載せておいた。なお、文化史に関しては出題率が低かろうと勉強していなければ出題された瞬間に終わるので(笑)、センターレベルの知識と文化の特徴・背景くらいは頭に入れておくべき。
 また、東大模試から出題分野を予想することもできる。東大模試では出題分野を東大に合わせるので頻出&重要テーマが出題されやすい。噂によると教授側は夏の模試(駿台と河合)をチェックしているらしいので夏の模試に出題された分野は出ない可能性が高いと言われている。予備校講師側もそれは把握しているようで夏の模試では本気で予測した問題は作らないようだ(授業で言っていた)。そのため東大実戦・東大オープンに関しては秋の模試、それと個人的には東進の東大本番レベル模試には一度目を通しておいた方が良いと思う(解説部分において予想に関しての情報を盛り込んでいる)。また、大手予備校では講師陣が本気で予想した分野の問題をセンター後の直前講習や直前プレテストで切り札のように出題してくるので、もし出題された問題の情報が手に入るのならば直前対策の参考になるだろう。

 ここでは勉強法について色々と語りますが、これは自分の受験生活の中で予備校講師や様々な参考書、問題集、過去問研究から得られた情報を、自分が論理的に納得した上で得た方法論です。これは2013年度の東大日本史本試験で50点、2014年度に48点を取る事ができた自分の経験からある程度東大への姿勢として正しいものだと自負しています(もっとも超高得点という訳でもないですが)。自分が完璧にこの勉強法に沿ってやったわけではないので、ある意味自分から見ても一つの理想の形だと思います(笑)。

 

 東大日本史対策の基本方針としては、

  1. 教科書をベースに歴史の流れを掴みつつ、典型的な論述問題のストックを増やす
  2. 実際の過去問を研究し、演習を重ねて形式に慣れる

の作業を平行して行うことが基本になるだろう。それぞれについて詳しく説明していく。

 まず①について。東大日本史では「受験生には歴史の流れを関連づけて幅広い視野を持って勉強してきてほしい」という狙いがある(アドッミッションポリシー参照)。そうした狙いを背景として入試問題は作成されているので、対策に当たっては素直に教科書をベースとして歴史の流れを捉える勉強をすることを根幹の方針に据えるのが理にかなっているだろう。単なる歴史事項の内容を暗記するだけでは意味がない。教科書を見れば、歴史事項の背景や、その結果としてどのような影響がもたらされたかといった記述があるので、そういった記述をきちんと読み込んで頭に入れる作業を繰り返すのが効果的だと思われる。自分はそういった記述をチェックしながら何度か教科書を通読し、模試前や直前期はチェックした部分だけを何度も読み込んだ(参考までに)。ただしそうして教科書を読み込む作業はインプットに過ぎず、実際に論述を書くにあたってアウトプットの練習が必要になる。そのために、ある程度知識を入れた分野に関して、典型的な論述問題を利用して必要な知識を思い出して記述するという作業が必要になってくる。ここで一つ例題を。

 

 以下は有名な1983年に実際に東大入試の日本史で問われた問題である。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

(第一問)

 

次の文章は、数年前の東京大学入学試験における、日本史の設問の一部と、その際、受験生が書いた答案の一例である。当時、日本史を受験した多くのものが、これと同じような答案を提出したが、採点にあたっては、低い評点しか与えられなかった。なぜ低い評点しか与えられなかったかを考え(その理由は書く必要がない)、設問に対する新しい解答を150字〔句読点も1字に数える〕以内で記せ。

 

次の(ア)~(ウ)の文章は、10世紀から12世紀にかけての摂関の地位をめぐる逸話を集めたものである。これらの文章を読み、下記(エ)の略系図をもとにして、設問に答えよ。

 

(ア) 967年、冷泉天皇が即位すると、藤原実頼が関白となった。しかし実頼は、故藤原師輔の子の中納言伊尹ら一部の人々が昇進をねらって画策し、誰も自分には昇進人事について相談に来ないといって、自分が名前だけの関白にすぎないことを、その日記のなかで歎いている。

 

(イ) 984年、花山天皇が即位し、懷仁親王(のちの一条天皇)が東宮となったとき、関白は藤原頼忠であったが、まもなく故伊尹の子の中納言義懷が国政の実権を握るようになった。かねがね摂関の地位をねらっていた藤原兼家は、自分が将来置かれるであろう立場を考えたすえ、しばらくのあいだ、その野望を抑えることにしたという。

 

(ウ) 1107年、堀河天皇の没後、鳥羽天皇が即位したが、藤原公実は、自分の家柄や、自分が大臣一歩手前の大納言であること、それに摂関には自分のような立場の者がなるべき慣行があることなどを理由に、鳥羽天皇の摂政には自分をするよう、天皇の祖父の白河上皇に迫ったが、上皇はこれを聞きいれなかった。

 

(エ)略系図

 

系図

 (注)1,2,3…13は、本系図における皇位継承順、(1)(2)(3)…(11)は、同じく摂関就任順を示す。

 

〔設問〕

 

藤原実頼・頼忠が朝廷の人々から軽視された事情と、藤原公実の要求が白河上皇に聞き入れられなかった事情とを手がかりにしながら、(ア)(イ)のころの政治と(ウ)の頃の政治とでは、権力者はそれぞれ、どのような関係に頼って権力を維持していたかを考え、その相違を150字以内で述べよ。

 

〔答案例〕

 

(ア)(イ)は、摂関時代のことを述べた文章で、この時代には、摂関家の推薦により高い地位とよい収入とをえようとした受領層の支持を受けて、摂関家が、政治の権力をにぎった。(ウ)は、院政時代のことで、この時代には、権力者の上皇が、下級貴族や武士を院の近臣として組織し、その力を背景にして権力をにぎっていた。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 どうだろうか。この問題からは多くを学ぶことができる。まず、東大側が低い評点を与えたという答案例。これは見てわかる通り、知識の羅列でしかなく、リード文から得られる情報も全く参考にしていない。そういった姿勢で解答を作ったのであれば、たとえ本当は日本史の力があったとしても低い評点しか与えられないのは当然である。ではどのように解答を書いていけばいいのか。これはもちろん、東大側から与えられているリード文、そして条件文によって敷かれたレールに乗って必要な知識を適宜付け加えれば東大側の要求を満足させる答案に近づくはずである。ここで要求されているのは(簡単に書くと)

 

 摂関期の権力者:天皇との外戚関係を結ぶ→伝統的な天皇権威を背景として大きな権力を握った

 院政期:(律令などの)法や慣例にとらわれない立場である院(上皇)が専制的な権力を握った

 

ことである。これを解答に盛り込むべきことはリード文をヒントにすれば浮かぶことであるが、この事項自体は教科書に(しかもほぼそのまま)記載されているというのが重要な点である。そしてこの摂関期や院政期の権力者について、といったものは現在では論述の典型ポイントであり、整理して知っておかなければいけないことだろう。

 更に「伝統的な天皇権威」「法や慣例にとらわれない」といった言い回しは、教科書の記載のままであるが、これはそのまま論述に書いてしまえる決まりきった表現だというのがもう1つの重要なポイント。内容を多く、わかりやすく解答に盛り込むために、教科書などで論述にそのまま使える言い回しというものをストックして書けるようにしておくと大変有効である。そのためにも、この問題のような東大入試問題を解く際に「必要な知識を取り出すひきだしを持っておく」「場合によっては典型的な言い回しを書けるようにしておく」ために、普段からアウトプットの練習を重ねることが重要である。もちろんすべての問題に対応するのは難しいから、最低でも典型的な問題に関しては練習を重ねて欲しい。練習の場に関しては問題集(4.で後述)や過去問研究や普段の教科書学習など、常にアウトプットすることを意識しておくと良いと思う。

 最後にこの問題から得られる教訓として、「過去問集、模試等の解答を信頼しきるな」ということを伝えておきたい。この1983年の問題の「答案例(低い評点)」は、話によると当時市販されていた過去問集の「模範」解答であったらしい。現在の市販の過去問や問題集、予備校の解答などでここまで質の低いものはさすがにないものの、必ずしも高い評点を得られるとは限らないものは未だに多い(あくまでも個人の意見だが、実際に同じ問題の解答を照らしてみても解答によって明らかに他と答えの道筋が異なるものも見受けられる)。過去問の研究や類題の演習を行うに当たって最も東大の求める解答につながる姿勢は、「模範」解答を鵜呑みにするのではなく、それをあくまでも参考にとどめ、教科書などを利用しながら、その解答がリード文のどこを参考にしているかを意識しつつ、自分の納得する論理のもとで自分だけの解答を再構成することであるように思う。そして、「模範」解答を一言一句覚えるよりは、多少字数が増えようとも、自分が本番書ける言葉に直して書くことがより実践的な過去問や類題の使い方になるはずである。例えば「模範」解答に「貴種」という言葉が使われていたものの自分では使いこなせそうにない場合には「伝統的な権威を持つ家柄」のような言葉で言い換えてみたり、ということだ。自分の納得する論理で、自分の書ける範囲の言葉で書いた「自分だけの模範解答」を作る練習は本番で最大限点数を取るための方法として個人的にはかなり勧められるものなので、是非試してみてほしい。一度時間をかけて作ったものは後で定期的に見ておくと定着率も高まるはず。

  • 『詳説日本史B』(山川出版社)
  • 『新日本史B』(山川出版社)

 …教科書。さすがに必須でしょう。どちらも東大教授陣が執筆しているので東大対策に最適な本であることは間違いない。優劣は付けがたく、併用するのもアリ。また、常に最新のものを使うこと。特にその最新の教科書になって追加された内容に関しては最新の研究成果が反映されている上に入試のテーマとなりやすい(例えば2013年入試の第2問のテーマは、新しい教科書のみに記載されていた内容)。自分は詳説日本史のみを使用した。

 

 以下は論述問題集だが、勉強法に関しては前述したように解答や解説の鵜呑みは避けてほしい。特に問題集の類では個々の執筆者の姿勢が反映されやすい。なお東大対策の側面が強い本ほど上に紹介してある。

 

  • 『東大日本史問題演習』(東進ブックス)

…東進の東大対策本。東大の頻出テーマを中心として過去問の中から良問を選定し、その解説や類題紹介を通して実践的な解説を加えている。問題選定がとても良く、深く掘り下げるべきテーマが網羅されている。取り組む際は過去問研究のベースとなるはず。

  • 『日本史論述研究-実戦と分析-』(駿台文庫)

…東大過去問と東大実戦模試の過去問題材とし、論述のテーマについて詳しく解説をした上で問題の分析、解説を行っている。テーマの解説は読み応えがある一方で、問題については東大実戦模試などに見られるようにポイント採点の姿勢を取っており、これが正しいかは微妙である。近代の章については東大実戦の過去問が多く、入試で問われたことのないテーマについて演習できる上に知識の確認ができる。

  • 『”考える”日本史論述』(河合出版)

…河合出版の論述対策本。東大を多分に意識しているものの、他大の論述にも対応できるようになっている分東大対策には不要(というわけでは勿論ないのだが、取り組むのは効率が悪い)な部分もあるので、東大形式の問題(リード文のあるもの)を優先的にやることを勧める。

  • 『段階式:日本史論述のトレーニング』(Z会出版)

…文字数の段階に分けて論述のトレーニングができるようになっている論述対策本。どちらかというと東大よりも一橋など他大対策の側面が強い。というか東大の問題は文字数が少ないからといって簡単というわけでもないので。。本格的な東大対策を始める前に論述に慣れておくために使う、という使い方もある。

  • 『日本史論述問題演習』(山川出版社)

…リード文がない単純な論述問題が中心。説明できなければならないテーマばかりなので、入試の実践的な演習にはなり得ないが論述練習の初歩として典型問題の演習には適している。

以下は大手予備校専用のテキストについて。おそらく問題集や参考書を使わずにこちらを使っている人も多いだろうと思ったのでこの部分を設けた。

 

  • 駿台予備校:東大クラスの授業で使う4冊の暗記用のテキストはかなり内容が充実しているが、詳しすぎるので、テキストをまとめた『センターで学ぶ日本史』で勉強しながら分からないかところを調べるのに使うとよい。論述は授業とプラスαで添削指導があるので、その演習・復習で十分だと思われる。
  • 河合塾:『基礎シリーズ&完成シリーズ(論述編)』・・・論述の典型問題の網羅性は高いが、テキストの練習問題では東大対策としては不十分。補足プリントや講習の「東大日本史」(オリジナル問題)で演習を積むことができる。
  • 東進:『日本史ハンドブック』・・・東大特進生がよく持ってるやつ。東大に焦点を当てて論述テーマの解説を絞り込んでいるため持っていれば教科書と合わせて是非有効活用したいもの。付録の問題では典型問題がある程度演習できるので、自分なりに考えておくとなお良い。
  • Z会(通信教育):9月~2月の東大日本史「本科 入試突破ステージ」では、本番と同じ形式の問題を解く練習ができる(ただし配点は100点満点)。解答が添削されて返ってきたら、自分はどんな要素はちゃんと入れることができ、どんな要素は抜かしてしまったのか、またそれはなぜなのか考えて復習することをおすすめする。

・大問ごとの配点:15点×4

 

・合格者平均点:40点前後

 

・時間配分の例

 地歴は2科目あるので、もう1科目との兼ね合いからして問題になります。当たり前のことですが、順番に解く必要はなく、解きやすいと思ったものから解いていけばよいですね。自分は日本史地理選択で、地理は小問が多い一方で日本史は問題数が少なかったので、地理を確実に解き、日本史は余った時間で解くスピードをうまく調節していました。東大日本史は突き詰めてしまえばいくらでも時間をかけられる問題なので、時間がある場合はじっくり考え、時間に追われている場合は気持ち急いで解くようにしました。目安としては、「地理を解き終わって残った時間÷4」を1問に充てるようにしていました。

 

・解答の書き方

 

-実践的なこと

 地歴の問題用紙には下書き用の原稿用紙が十分に印刷されています。日本史の論述は限られた字数で論理的な展開のもと解答を書くことを求められるので、下書き用紙を活用するのも良い方法です。いきなり解答用紙に書いてしまっても良いですが。下書き用紙をどう使うかは普段の演習や模試の場で練習しておくと良いでしょう。ちなみに自分は下書き用紙に解答の簡単な道筋だけを記し、解答用紙に直接解答を書きながら文字数を調節していました。

 

-形式的なこと

 小問に分かれていたら、解答を始める行の1マス目に(1)(2)やABCなどを書いて始めましょう。最後のマスに文字と「。」を一緒に入れるのはやめましょう。最後に、これは論述系科目すべてに当てはまる話ですが、文字は丁寧に書きましょう。やはり見やすい解答は採点者の印象も良いです。